みんなのレビューページ
みんなの感想・レビュー・書評
(348レビュー)
無人島でのサバイバルの仕方(たとえば餌の捕獲や
さばき方、料理の仕方)などは
他の冒険物語に全部ゆずって、
桐野さんらしく、ただひたすら、
極限の状態に追い込まれた男たちと女の
心理状態を丁寧に追いつつ、
展開されていくのがよかった。
すごい設定。
テーマはなんだったのでしょうか?人間の本性とは??とか?
女の本性とは?の方がよいのかも。
著者の作品は「OUT」「柔らかな頬」など衝撃的で
人間のドロドロした部分えぐりだしまくりのものなので、読むのがしんどいという人もいるかも知れないです。
が、そのドロドロを期待しすぎたのか、本作品はちょっと軽かったような...
期待度高すぎで星三つ。
無人島に漂流してしまう女性一人と複数の男性たちというすごい設定の小説。桐野夏生さんの作品は何作か読んでいるけど、どの作品もなんとも人間のドロドロした目を背けたくなるような面が描かれていて読むのがつらい。決して明るい気持ちで読み進められるものではなく、この「東京島」もしかり。しかしそれでも目が離せなくて最後まで読んでしまいます。読んでいて疲れ、読み終わっても明るい気分にはなれず、桐野さんの小説はもういいやーと思うんだけど、すごい書き手であることは間違いないと思う。
先に見かけたのが映画の告知で、興味があったので先日図書館で借りてみました。
内容が過酷過ぎて、僕にはちょっと辛かったです。なのでちょっとうまく感想がかけませんがとにかく個人的な意見としては…疲れました。
でも映画も観てみたいです。
以前、直木賞を受賞した『柔らかな頰』を読んだが、あまり好い出来の小説と思えなかったので以後読む気が起こらなかった。たまたま本作を読んだが、あまり納得できない。よく言えば不思議な小説だが。この作者は小説は所詮嘘話と思っているのではないか?
鳥篭の中でその一生を終える鳥は、大空を羽ばたく自由を奪われる代わりに、至極最適な環境を与えられる。 快適な空調、不足する事の無い食糧、 病に対しての万全な対策。 命の危険を顧みる事のない安心感。 自由無き不自由。 いや、不自由無き不自由。 まさか? 不自由無き、自由に違いない。 人は。 人はこの鳥篭の中の鳥とどこが違うの... 続きを読む »
DVDで観て… がっかりして…
本だったらもうちょっと何か感じるものがあるかなと
思ったけど、特に何もなかったw
あの状況になれば
人間、本能のままなのかな。
無人島に漂着。男32人に対し、女1人。
言わば、逆ハーレムの状態です。内容が面白そうだなぁ、
と思って読んでいたのですが、読了感としてはイマイチ。
予想でき得る人間のえげつなさとかもどこか甘さが残っていて、
どちらかと言うと気が狂う人の描写ばっかりだったような気もする。
人物描写もあっさりしてるなぁと思いました。
私にとってはすぐ忘れちゃいそうな作品です。
序盤の無人島唯一の女性清子はすべての女性に通じる気がした。若いうちはミニスカート履いてればちやほやされていたのがそのうちそうもいかなくなる。強くなったりずるくなったり変わらざるを得ないのだと思う。無人島という過酷な状況のせいで男達が本性というか生きていくための執念のようなものをむき出しにしていく中盤は何人ものどろどろした感情を見せられてそれに巻き込まれてこちらが消耗していく気がした。終盤はなんだかちょっとぽかーんとしてしまった。
映画になったときから気になってたのをやっと読めた。初、桐野夏生さん。
無人島でのサバイバル、唯一の女性である清子をめぐる人間模様、文明から離れ、次々本性がむき出しになっていく島民たち。サバイバルものって結構好きなので楽しめました。桐野夏生の書く女性はえげつないという噂を聞いていたのでどんなのだろう思って読んでましたが、まぁ噂に違わず強くたくましくえげつなく、それでもしぶとく生きる清子にはすがすがしさすら感じました。オチも自分的には面白いと思った。
しかし白豚女とののしられるような清子と映画で清子役を演じた木村多江さんがあまりにもイメージが違いすぎてどんな風に演じたのかすごく気になりました。映画もいつか見てみたいな。
無人島、唯一の女性、サバイバル……。
だけどなんというか、清子の設定からして現実社会以上に生々しい。
逃げ場がないので、人間関係も濃密。
追いやられる人がいたり、リーダーシップを取る人がいたり、それにあやかろうとする人がいたり。
日本人より中国人のほうがたくましかったり。
人間って面倒だなと思った。
とにかく自分を最優先に考える清子は、ある意味すがすがしい。
ワタナベは脱出できてよかったな。
踊り子集団がきてからは、話は超展開へ。
オチもなんだかよくわからないような。
清子はまあ、ああいう性格だからだけど、助けを呼んであげればいいのに。
ヤンおじさんが、いい味出してた。
ちょこちょこ人が流れ着いてるので、いつかは発見されそうな気がする。
その時、あの子供たちの運命はいかに。
無人島に残された32人の中でたった一人の女。
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

