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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
(160レビュー)切羽とは掘り進む最先端のことを言うのですが、このタイトルを付けた真意はどこあるのでしょうか。両方から掘り進み、繋がったら切羽でなくなるということでしょうか。読後しばらく考えてしまいました。柔らかな文体と、方言が生かされていて良かったです。
ヒロキおすすめ。
ある島の話。絶対に不倫なんてするはずもないと思って、過ごしてた養護教員のセイ。芸術家の夫。
そこに本土からくる石和。
2人とも、お互いなら惹かれてるのに近づかないし、気づかないフリ。
うーん。話的には、シックリこなかったー。まぁ、たしかに島ってゆう小さなコミュニティとかは改めて考えたけども。
でも、月和はなにをしたかったんだろー?石和と寝て、セイに行動を起こさせたかったの?それとも全ての妻に対するあてつけ?うーん。
でも、ほんと、タイトルが示す通り、恋愛は2人でするものだって思ってたけど、1人でする恋愛ってあるんだなって思った。
つながってしまうと、消えてしまう、先っきょ。掘って掘って掘って。
「トンネルを掘っていくいちばん先を、切羽と言うとよ。トンネルがつながってしまえば、切羽はなくなってしまうとばってん」
島に夫と二人で住む私。私の勤務先である小学校に本土から石和という男が赴任してくる。
石和のことが気になり、石和もなんとなくこちらを気になっている感じなのに結局何も起きない。このじれったさが後に残る。
教師仲間の月江の存在感もすごい。
私、石和と寝たわなんてわざわざ言いに行けないって普通。
なんか不思議な後味だけど、本土から離れた島の、とても閉ざされたコミュニティの中で生きる様子が伝わってきた。みんながみんな知り合いっていうのも息苦しくてやだな。
少し読んだだけで「ああ、私はこの本が好きかもしれない。」と直感する一冊があります。 それでその勘はたいてい外れない。 なんか、センター試験に出るか出ないか、ギリギリのラインで起用されない小説、って印象。 明朗で、淡泊で、みずみずしい。 けど角度によって透度が違うから、受験者によって作品に感じる奥行きが変わりそうで、起用を却下されるような。 一人で過ごしているときの主人公の感性は... 続きを読む »
第139回、直木賞受賞作品
井上荒野さん、いままで気にはなっていたけど読んだことありませんでした。
あたしの好きな雰囲気の文体。
やわらかくって切なく、そして絶望的に淋しい。
切羽へ、というタイトルもよい。
「切羽」とはそれ以上先へは進めない場所のこと。
夫を深く愛しているのに惹かれてしまう。
結婚もしたことないし、まだ21歳だからセイの気持ちはわからないけど、結婚したらわかるのかな。
個人的に月江がすき、というより通じる何かがあった。
もう少しおとなになってから読みたいです。
井上荒野さんの作風がすごく好きです。
他の作品も読んでみたい*
だけど恋愛小説が嫌いな人は読めないだろうな
読んだ後は何だか不思議な余韻が残る。
女性の細やかな心情が描かれていてさらさらと読めてしまった。
冒頭から読み進めていくうちにこれは不倫の話なのかな〜?と思ったけど違った。
女性の(きっと大人の)…気になる異性への仕草や行動その時の心情が赤裸々に書かれていて、
なんだか自分もこういうとこがあるかもしれない。と自分自身を見透かされているようでドキッとした。
この本は既婚者になった時に読んだほうが、話の世界に深く入りこめると思う。
私にはまだ早かったみたいですが、熟練した大人の世界を垣間見れ読んでよかったと素直に思います。
あっという間に読める本。
どうなるの?どうなるの?と思いながら、結局どうもならない。(笑)
期待し過ぎたか?
終始穏やかな感じです。
殴り合いのシーンなどがあるわりには、穏やか。
結局何だったの?という感じ。
【ストーリー】
夫以外の男に惹かれることはないと思っていた。彼が島にやってくるまでは……。
静かな島で、夫と穏やかで幸福な日々を送るセイの前に、ある日、一人の男が現れる。夫を深く愛していながら、どうしようもなく惹かれてゆくセイ。やがて二人は、これ以上は進めない場所へと向かってゆく。「切羽」とはそれ以上先へは進めない場所のこと。宿命の出会いに揺れる女と男を、緻密な筆に描ききった美しい切なさに満ちた恋愛小説。
軽薄、しかも、
上滑りなのである。
軽薄なのは結構なことなのです。
のっかっていければいいんです。
ある種のロックのように。
ですが、舌に全くのっからない小説です。
「切羽へ」というタイトルを見て、
何処か哀切なものがあるのだろう、
と思っていましたが、
その予想に反して、短いことばで
淡々と語りが始まっていく。
だが、全然印象に残らない。
なんでなんだかわからないけど
ひっかからない。
主人公たちの行動をどう描くか?
それは大事なことなのですが、
主役の人物はころころと変わっていくのですが、
その魅力さえないです。
静かな島の生活の中
1人の男の登場で心が揺り動かされる感じがよく出ていたと思います。
でも…なんだろ…このスッキリしない感じは。
うーむもういいかなこの作家さんのは。
とても静かな文章だ。
悪くない。悪くないはずなのに、読んだ後に何も残らない感じがする。
ずっと静かだ。静かに降り積もっていく時間。これは恋愛小説なのかもしれないけれど、もっと大きな人生の流れが、ここにはある。
島に住む芸術家の夫と小学校の養護教諭の妻セイ。
島の学校に石和という若い男の教諭が着任して・・・。
もっと具体的な恋愛話かと思ったら、抽象的な接し方しかなく、
それでも石和とセイの危うい空気がこちらにも伝わってきた。
セイと芸術家の夫との関係性がとても好きで読んでいて心地よかった。
こういう話は読んでいて重苦しくも出来るのに、なんだか綺麗な
文章でとても読みやすく好ましかった。
第139回直木賞受賞作。長編。
島でゆっくりと暮らす夫婦。コップの水が少し揺れるような出来事。
惹かれあってもそれ以上何もなく、けど出会いの前後は何か違うような。
「切羽へ」とはそれ以上先には進めない場所、とある。読後納得。
個人的にはあまり好きではない題材。これは芥川賞か?とも思った。
切羽へ、向かったけど海へ身を投げることのできなかった物語
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

