みんなのレビューページ
みんなの感想・レビュー・書評
(80レビュー)
良かった。
正直、ユダヤ云々では知識不足でピンとこないとこもあったけど。シンプルなタイトルが、読み終わってからぐっと迫ってくる。翻訳でも、何か独特の雰囲気が伝わってきた。原書読めたら最高なのになぁ。
タイトルからは中身を想像できないと思う。
内容は・・舞台はドイツ。第二次世界大戦後、強制収容所、裁判、少年と熟女の愛(と言っていいのか)
等が要素の一部だ。タイトルが何故「朗読者」なのかは、是非本を読んで解して欲しい。
人の心の描写をするに「身が焼け焦げるほどのXX!!」とか「波一つたたぬ水面のような・・」とか。 そういった間接的ではあるけど、心理を直接比喩した文章は殆ど出てこない。
淡々と、行動のみが語られていく。
にも拘らず、人物の苦しみや葛藤がダイレクトに伝わってくる。
何ていうか・・一発びんたを食らってる感じか?
恨み言は言わない、ただ一発頬を殴る。
モチーフに強制収容所はあるけれど、物語の一要素としてだけで、残酷な描写などは一切無い。
「生き生きと悩んでる」
☆あらすじ
映画「愛を読むひと」原作。
主人公ミヒャエルは病を介抱してもらったのをきっかけに、21歳年上の女性ハンナと恋に落ちる。ミヒャエルは彼女にたくさんの本を朗読してやり、そして濃密に愛し合う関係になる。
しかし、ハンナはある日、ミヒャエルの前から忽然と姿を消した。
数年後、法学生になったミヒャエルはまったく予想もしていなかった場所で、ハンナと出会う。
その出会いにより、ハンナの過去を知り、秘密を知り、彼女が彼の元から去った理由を知ってしまう。
☆感想
映画化されてるのでおおよそのストーリーはご存じの方も多いと存じますが、こりゃ切ないね…orz
ネタバレになりそうなので、突っ込んでは書けないのですが、あまりに甘美で、あまりに切ない初恋の話です。
あとこれ、外国の本を読むのにすごく大事なことだと思うんだけど、翻訳の文体がとても読みやすいですー!
『胸を締めつけられる、残酷な愛の物語。 15歳の少年ミヒャエルが経験した初めての切ない恋。 けれども21歳年上のハンナは、突然失踪してしまう。 彼女が隠していたいまわしい秘密とは……。』(裏表紙コメント) 血の通った、過去もしがらみもある一個の人格を持った人間として相対し、互いの人生に関わり合う際に生じ得るあらゆる感情。 それが、本作品で完璧に描ききられていると感じた。 ... 続きを読む »
以前番組で紹介されていたものでちょっと読んでみたい作品だった。
冒頭部は確かに引き込まれる。
ナチス時代の戦犯が重いテーマとして絡んでいるので暗く切ないイメージがある。
再会したのは戦犯として裁判を受けているハンナ。それを傍聴席から見る法科の学生であるミヒャエル。
意外な展開ということでミステリーに近い小説とカテゴリー付けした。
断捨離本。出版直後くらいに買って積ん読だったのだけど、映画「愛を読む人」の原作だと気づいて読んだ。ががが、なんだこれ。うじうじするだけで結局何もできないダメオヤジの徹頭徹尾自己陶酔ストーリー。帯の賞賛の句をよく見れば、すべて作者と同じ年代。おじさまは、こういうロマンスがお好きなのね。もしあるとすればだけど、彼女のほうに焦点を当てた小説のほうが好きだと思う。
意外すぎる展開、涙なしには読めない結末――。
ベルンハルトシュリンクの非凡な才能と、経験があってこそ生まれた小説でしょう。
「ナチス」「年齢を超えた愛」「文盲」3つのテーマが絡み合い、連関しあい、感動の最終場面へ向かう一文字一文字を、時間を忘れて読み進んでしまう一冊です。
ベルンハルト・シュリンク著、松永美穂訳『朗読者』新潮社、200年4月刊 213頁、1800円 原題は、「Der Vorleser」。 訳者のあとがきによると、作者のベルンハルト・シュリンクは、1944年生まれ、現在はフンボルト大学の法律学の教授をしています。 小説は、作者の回想という形で書かれています。三部構成になっており、第二部の舞台での裁判所の描写は、著者の専門知識が生かされてい... 続きを読む »
学校帰りに気分が悪くなった15歳のミヒャエルを助けてくれたのは、通りがかりの年上の女性。元気になり、母に言われるままにお礼を言いに女性の家に出かけるミヒャエルだったが、いつしか21歳も年上の彼女ハンナに夢中になっていく。 ハンナとつき合うことで、自信をもち、たくましく成長していくミヒャエル。ハンナもまた、ミヒャエルを愛し、穏やかな時間が流れていく。ミヒャエルが本を朗読し、それをじっと聴くこと... 続きを読む »
カレッジで歴史を勉強していたとき、過去に人々が犯してきた間違いについて考える機会がたくさんありました。
この本「朗読者」の中で、急に失踪してしまう主人公の恋人が持つ秘密も歴史的な「間違い」と関連しています。
あらすじ -------------------- 学校の帰りに気分が悪くなった15歳のミヒャエルは、母親のような年の女性ハンナに介抱してもらい、それがきっかけで恋に落ちる。そして彼女の求めに応じて本を朗読して聞かせるようになる。ところがある日、一言の説明もなしに彼女は突然、失踪してしまう。彼女が隠していたいまわしい秘密とは何だったのか……。 -------------------- ... 続きを読む »
二十一の年齢差がある女性との関係。
しかし、蜜の時間は長くは続かず、
ある日、突然、女性は失踪する。
少年は青年になり、自分の道を歩むも、
思わぬ再会で、女性に関与していく。
不器用にさらされた、残酷な過去。
ただ見守ることしかできない立ち位置。
死守した矜持と、時間の経過、老い。
凛として、潔く、恐れ、手放した人生。
坊やは最後まで坊やだったのかも。
父親のことば。
「でもわたしは大人たちに対しても、他人がよいと思うことを自分自
身がよいと思うことより上位に置くべき理由はまったく認めないね」
結局、人はひとり。
原作のよいものの映画化はあまり見たくない方だけど
こちらは例外で、映画も見てみたいと思う。
初めて読んだのは学生時代、今読む方がもっと理解できた。
(2009年9月)
これを読んだのはまだ若いころで、外国の作品+内容が難しいということで、まったく意味がわからず、ただ文字を追っていただけだった。
ただ歴史を追った思い作品であるのは理解できた。
Amazon.co.jp スイスで出版された原書を、キャロル・ブラウン・ジェンウェイが格調高い英語に翻訳。セックス、愛、朗読、戦後ドイツの不名誉についての、短くも豊かな物語。15歳の少年ミヒャエル・バーグは、謎めいた年上の女性ハンナとの激しい恋の虜になる。だが彼女の身の上についてはほとんど知らないうちに、ある日ハンナはミヒャエルの前から姿を消してしまう。…二度と彼女に会うことはないと... 続きを読む »
なぜ年上の彼女は本を読んでくれと頼んだのか、そして突然消えたのか。
それにはナチスドイツ支配下での彼女の暗い過去に原因があった。
文章を読むという疑似体験をすることと現実を体験するということこれは...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

