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この作品からのみんなの引用
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私は残酷な想像を愉しむ。あの子の打ちのめされた表情と、彼の気まずい表情を思い浮かべる。おのれの醜さ、酷薄さに傷つきながらも、その想像を愉しまずにはいられないのだ。
そして、二人の生活は徐々に変わっていく。日ごと大きくなる過去の影の存在に、二人は怯えるようになる。
学者の卵だというあの娘。きっと、自分だけは女の醜さなどとは無縁だと--生涯の仕事を持ち、学問の世界に守られている自分は、嫉妬や疑惑などというそれまで別世界の侮蔑の対象でしかなかった感情を持つことなどないと思っているはずだ。
― 156ページ -
「もうじき夜明けだ。なんとなく空が明るくなってきた」
「人がいちばん死にたくなる時間ね」
― 242ページ -
お気に入りのCDや、いただきもののお菓子や、文庫本や、写真や、旅のお土産。人が親しくなるということは、何かを与えたがり、実際こまごましたものを与えあうものなのだ。
― 153ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(203レビュー)記憶の断片からこぼれおちるように次々と紡ぎだされる脈絡のないようなストーリー展開、一見呼吸のように滑らかに進んでゆくのにぐいぐいときょうだいのミステリーにひきこまれてしまう。巧いなぁ。
一組の男女が、彼らの別れの晩に、酒を酌み交わしながら、過去に起こったあるできごとについて話をする、という小説。
章ごとに男女の視点が入れ替わり、夜が明けて、この物語が終わる頃に、
このできごとのひとつの可能性としての真相が浮かび上がってくる。
恩田さんらしいブラックストーリーというか、
ミステリアスというか、
謎を中心に、たんたんとして文章で物語が進む展開。
ただ思った以上の引き込まれ感はなかったかな。
現代が舞台だからでしょうか。
恩田作品は、異世界や過去や未来や歴史ものが舞台のほうがしっくり来る気がします。
ひとつの結論がでたあとの
主人公の女性側の気持ちの着地点が見事だった。
そうなるのね…という。
新しい視線でした。
さすが恩田さん。女性の心理がうまく描けてます。男女の駆け引きもうまい!
男性の心理はちょっと分からないけど、これもうまく描けているのかな?
読後感は真実が分からないまま終わってしまったからか、なんだかもやもや。。
恩田さんの作品なのに、ちょっと物足りない気がしました。
【一組の男女が迎えた最後の夜。明らかにされなければならない、ある男の死。それはすべて、あの旅から始まった――】
2人で過ごす最後の夜。情景がきれいに浮かんできて、まるで舞台劇を見ているようだった。(実際舞台化したら面白いかも。個人的にヒロインは黒木メイサを当てて読んでいた。)
謎解きがメインではなく、謎が解けることによる2人の心情の変化が詳細に描かれている。結果は、ああこんなもんか、ってあっけない終わりだけど。でも現実もそんなもんかも。夜に高まる感情と朝の訪れで冷静になる自分。
タイトルに覚えがあり、読んだはずだけれども、内容に覚えがない。あらすじを見ると、かすかにあれかな? と思い出すのだけれど。タイトルが素敵でも、抽象的すぎると中身を忘れてしまう。
ひとつの部屋にいる男女、これだけの舞台設定で話が深く広く展開されます。それで読ませる力はすごいと思うけど、小説の技術が目立つ感じで、個人的にはストライクゾーンから外れるかな。
上質な少女マンガを読んだような充実感。ページを繰る手がとまらない。いかにも恩田陸らしい展開。設定がはっきりしないまま、読者も探りながら、物語が進んでいく。文学的な深みはないけれど、おもしろいからいいか。
つくづく恩田さんの読ませる技術に圧倒してしまう。
それはとても気持ちの良いものだが、
同時に騙された!と思うのも事実だ。
本書もはじめの一文からは想像もできない展開にまさに騙された。
この結末は切ないのか、それともすっきりなのか。
男と女は極めて難しいのは確か。
恋人同士の話かなぁ?と思ったら、少し違って。
ちょっと自分と似ている部分のある登場人物に興味が湧いて。
え!?という展開になって。
で、結局どうなるの??と、どんどん吸い込まれ、あっという間に読了。
少しあっけないような気もするけれど、私的には面白かった!
「夜のピクニック」の良さが分からず、恩田陸さんの他の本を読む気になれなかったけど、この作品を機に他も読んでみようと思います。
恩田さんを勧められて読んだ本☆読みやすいし、どんどん先を読みたくなって一気読み(*´8`*)けど、う-ん…どうなんだろう??あまり入りこめなかった、共感できる部分はあったけど。
途中までわくわくしながら読み進めたけど
最後少し煮え切らない感覚にとらわれました。
余り重要じゃないけど。。
“食料品とは、イコール生き物なのだ。生き物はこんなに重いのだ。”
って言葉。確かに考えてみたら。ファーストフードって軽い。
初:恩田陸
友達の勧めで初めて恩田氏の作品を読んだ。
とても読みやすく2時間半くらいで読み終えてしまった。
イメージをさせるのが非常にうまいと思ったのでまた他の作品にも触れてみようと思う。
恩田陸あまり読んだことなくて、読みたい!と思ったので。
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