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みんなの感想・レビュー・書評
(22レビュー)
開高健のエッセイで触れられて以来、ずーっと読みたいと思っていたので、読めて嬉しかったです。この本を読んでて一番食べたくなったのは鮎でした。
客になって料理を出されたら、よろこんで早速いただくっがよろしい。遠慮しているうちに、もてなした人の心も、料理も冷めて、不味くなったものを食わねばならぬ。しかも、遠慮した奴にかぎって、食べだせば大概大食いである。(p.330)
食材との向き合い方、料理の拵え方などなど
魯山人の持つこだわりに触れられる本です。
なぜ料理をするのか?
なんのためにするのか?
どうして器や盛り付けにこだわるのか?
魯山人は辛口に教えてくれます。
魯山人っていうヒトは、嫌になっちゃう程凄い人だ。食の達人にして天才陶芸家であり、読めばわかるけれど、名文家でもある。しかも格調高くかつ達意の美文である。 ブックファーストの銀座店は、うろついていると読みたくなる本が必ず見つかる店なのだが、そこで表紙の絵が目に留まった。 西瓜や色とりどりのぶどうが籠に入れられていて、脇を悠々とコオロギが歩いている。惚れ惚れ見入ってまった。大きく『魯山人... 続きを読む »
【鴨川仁先生のオススメ : 日本人の誇る食文化を知って欲しい】
近年、世界を旅すれば日本食は誰もが愛するものとなっていることに実感せざるを得ない。
この書籍はその日本食の持つ能力を感じさせてくれる一冊。
頑固なまでに食材、調理にこだわり、愛情ともてなしの心を込めると食に芸術性が生まれることが分かる。
留学や海外旅行に行く前には特に読んで欲しい書籍。
【配架場所】図書館1F開架 596/KIT
数の子から始まり、あわび、鮎、河豚、猪…と様々な食材や料理について魯山人が語る。 その語り口調が美味しんぼの海原雄山を思わすのは当然。 北大路魯山人こそ海原雄山のモデルであります。 書をよくし、画を描き、印を彫り、古美術をこよなく愛し、料理に明るく、後半生、やきものの仕事に打ち込んだ多芸多才の芸術家である魯山人が、終生変わらず追い求めたのは美食でした。 本書はまさに美食家魯山人... 続きを読む »
「鮎は水が清くて流れの急な比較的川幅の広い川で育ったのでないと・・・良くない」基本こういうこだわりには親しみを感じないが、興味本位にあれこれ食ってみたいとは思う。
五感にかかわる事柄に執着して研鑽していくと、不幸になるのではないか。磨くほどに不感症になり、本物にしか心躍らなくなるでしょ。本物はめったにないのが世の常なので、悶々とする時間の方が長くなる。五感にこだわるのはほどほどがいいでしょう、という結構大切な指針が得られた。
あと料理とバイオの実験は全部のステップに理屈があり、理解せずに適当にやってると必ず結果に反映されるし、全く一緒だなと気づく。
内容(「BOOK」データベースより)
書をよくし、画を描き、印を彫り、美味を探り、古美術を愛し、後半生やきものに寧日なかった多芸多才の芸術家―魯山人が、終生変らず追い求めたのは美食であった。折りに触れ、筆を執り、語り遺した唯一の味道の本。
オオサンショウウオって、殺すと人間の悲鳴のような声を出すんですね。
オオサンショウウオの肉が山椒の香りだとは知りませんでした。
ガマガエルの肉が最高の美食というのも面白いですね。
さすが海原雄山のモデルです。
茶碗蒸しは卵を数入れりゃいいってもんじゃない。固くなるじゃないか、という心の叫びが聞こえます。
感想も言えないような読書もある。だから抜粋。俺はひどい貧乏人の家に何べんも何べんもやられてね。お父さんやお母さんが何人いるかわかりません。兄弟なし。叔父叔母も血縁も何もなしにこの年まで来ちゃった。愛情。そんなものあるのかなくらいのもので大きくなったのです。空腹に耐え骨身を削って精進した長き不遇時代。遅咲きの天才美食陶芸家。腹がへってもひもじゅうない。と言うようなものには食わせなくてもよい。腹がいっぱいでもまだ食いたい。と言うようなやつにも食わせなくてもよい。
書・篆刻・絵画・陶芸など多彩な分野で優れた才能を発揮し、料理も芸術の域まで高めたと言われる北大路魯山人の食べ物エッセイ。多少鼻につく物言いや、首をひねるような表現はあるが、基本的には的を射た話が多い。また、某有名食べ物漫画の元ネタが多いため、ネタ本として読んでも楽しめる。
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

