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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
(142レビュー)
これはすごい。
引き込まれる。
たくさんの悲恋がつまってる。
たくさんの謎がからみあってる。
最後の方で、そういうことだったのかと。
真実なんて、知らない方がいいこともある。
むしろ知らない方がしあわせ。
京極作品は「うぶめ…」が初めてかと思っていたけど、これは映画化されたころに読んでいました。
詳しいストーリーは忘れましたが、2人のすれ違いが切なく、ラスト号泣したのを覚えています。(確か2回くらい読んだような。。。)
もう一度読みたい。
疱瘡を病み、顔崩れても凛として正しさを失わない女・岩と、生まれてこのかた一度も笑ったことのない侍・伊右衛門。 京極夏彦版「四谷怪談」! それぞれがそれぞれに生きにくさを抱えていて、それをどうにかしたいと思いつつも、どうにかするだけの上手い方法も、かといって全く見てみぬふりも出来ず。ただこの辛さをどうにかしたいのに、どうにもすることができずにいることの、この不器用さ。 ここのところを、鈍感... 続きを読む »
怪談「お岩さん」の話を、彼女を取り巻く人間達の心理や立場を深く、掘り下げて描かれた物語。
悲劇ではあるけれども、お岩はやはり美しかったのだろう・・・そして、お岩を娶った男は彼女を深く愛していたのだろう、そう思わせる内容である。
お岩さんで有名な四谷怪談が京極夏彦流にアレンジされた作品。救いようのない罪をおかした登場人物にさえあわれさを感じさせるほど、全体を通してやるせないものがある。この世では決して寄り添うことのなかった伊右衛門と岩の心が一緒になってくれたらと切に願わずにはいられないラストに涙した。
四谷怪談で知られているあの話を、京極夏彦氏からの断面で見て書き上げると、なんともニヒルな愛のストーリー♪
でもやはり悲しい。怪談ではなく、もの悲しくなる物語です。
そのくせ、心の何処かがスッキリしているという、妙な満足感が得られる・・・何故だろう。
途中で岩に毒を盛ったのが誰であるのかが、読者にはわかってくる。
そうか、それで・・・。という、これも悲しさを増していく要因のひとつ。
胸が、詰まる。
四谷怪談がベースだけれど、「怖いもの見たさの人」向けの小説ではない。エディプスコンプレックスや自他の境界やらバリバリ取り入れたガチ哲学が、物語として美しく展開されてて鳥肌立つ。
ただただ悲しみに駆け落ちていく物語自体に、中盤では不快感を覚えたけれど、そこに京極さん得意のトリックキラーが登場。 修験者(祓魔)にしてリアリスト、こういう人物のセリフは痛快にして爽快。事件をきっちり折っていく。 ちゃんとメリハリつけるテクはさすがだなぁ。
はっきり言って、ネタバラシだけ見ると、分厚い「京極堂シリーズ」よりずっと驚愕。
そのうえ、究極の愛と恐れの物語。
最後のかんざしの行方には、泣いちゃった。
映画化もされた作品。
昔からある、「お岩さん」の怪談を別の面から書き出した小説です。
想いあっているのにうまく伝わらないのが切ない。
かなり前に買ったものですがふと読み返したくなります。
こうゆう後味良くない感じがやっぱいいです
巷説シリーズを先に読んでいたので
又一さんの話だって知らなかった
すぐに自分の恋愛に置き換えるなんて馬鹿まるだしですが
伊右衛門さんのような人はわたしのどストライクです
もしも現実で出会ったら速攻で恋に落ちます
もっかい読もっと
綴り語られる言葉は淡々として陰鬱とは無縁であったが、そこにある「世界」はいっそ不快なほど生々しく、腹立たしいほど陰気だった。何よりもあちらこちらに芽吹いていた歪の芽が。
生まれてこの方、笑ったことがないと自ら公言する巌のような男と、岩より堅い、けれど混じりけのない烈火のごとき気性の女。
器用に生きられるはずもない。
それでも、もう少し時間があったなら…、詮無いことではあるけれど、今も思う。
一度芽吹いてしまったものはもはや刈り取るしかないが、単なる掛け違いであれば、今一度掛け直すこともできたはずなのだから。
ただ、喜怒哀楽ととんと縁のない男は、それでも笑って逝ったのだから、泣き面・渋面で見送るのは、やはり無粋なのだろう。
何は然れ、三つ瀬の河原で頬を張られてなければ良いな、伊右衛門殿。
女房の平手は、鬼のそれより効くぞ。
小雪主演で映画化された、四谷怪談をベースとした悲恋もの。
(ホラーに分類していますが)
これは読後感がすごかった。
感動と切なさで涙を流してしまいました。
京極夏彦著作の中で、一番心打たれた小説です。
京極夏彦好きはもとより、時代小説好きな方、おすすめです。
井戸でお皿の数を数えるお岩さん、が京極夏彦にかかるとなんとも生々しく、恐ろしくも哀しい人間模様になってしまう。すごい。 江戸時代、社会の底辺で暮らす長屋の人々、泰平の世に生きる下級武士たち、登場人物のむきだしの感情とじっとりとした夜の空気が肌で感じられるような気がしてきます。 長屋で暮らす伊右衛門(いえもん)は無口な浪人。 人付き合いもほとんどなく、遊びに行くこともなくただその... 続きを読む »
京極版、四谷怪談。
ぴちゃりって単語が、艶めかしくて、印象に残ります。
みっしり、と同じくらい。
すごく余韻の残る本です。
上手くいかなくて、もどかしくて、切ない気持になります。
最高の恋愛小説。
こんな悲しくいけれどすてきな四谷怪談なんて今までになかった。
読み終わったあとに涙が止まらない。
今までの四谷怪談のイメージが360度変わる。
京極夏彦だから描けた傑作。
四谷怪談京極バージョン。
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

