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この作品からのみんなの引用
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僕はずっと思っていました。男も女もほんとうは、それほど違わないはずだって。男の中に女がいて、女の中に男がいる。それがあたりまえなんじゃないかな。
― 313ページ -
なぜ、身近な友人や肉親ではなく、たった一本の光ファイバーをつうじてつながるだけの遠い他人に、ずっと誰にも言えなかった秘密を打ち明けるのだろうか。
一番孤独を感じているときに、誰かがラインの向こうで真剣に話を聞いてくれる。心を寄り添わせて、一緒につまらない問題を考えてくれる。
それは素晴らしいよろこびで、リアルな世界ではなかなか得られない心のつながりだった。
― 63ページ -
千晶はネットの世界の不思議を思った。現実に目のまえにいるリアルな人間よりも、光ファイバーのむこう側にいる顔もしらない誰かのほうが、ずっと親しく感じられる。「遠く」は近くて、「近く」は遠い。なんだかシェークスピアの名台詞のようだが、ネットの世界ではそれが逆説ではなく真実だった。
みんなの感想・レビュー・書評
(116レビュー)恋愛小説というからには、男と女の好いた惚れたの物語が描かれているわけで、それはいつの時代も変わらない普遍的なものだと思われる。 この小説が「全く新しい恋愛小説」として世に出たのが2007年。2012年現在も(この小説を読み終えたのは2011年ですが・・・)2007年も男と女の好いた惚れたにたいした変わりはなく、たとえそれが1900年だろうが1300年だろうが、根本的な部分では変わりないだろう。 ... 続きを読む »
現実社会ではうまく異性とコミュニケーションできないけど、ネット上ではそれが可能になるという、いかにも現代的な話。おまけにネット上では偶然にもお互いに性を偽っており、中性的な若者が増えている今の社会を象徴しているような作品です。
石田氏らしいスマートな語り口は、ドラマになりそうな感じですね。
ネット上で、性別を入れ替えてメールしちゃう話なんだけど、「顔を隠して匿名になり、性別も自由にする」ことで、素直になり自分をさらけだせるという話かな。
最後までさくさくと読める!
最後はハッピーエンドでとてもほっとしました。
ネットで性別を偽って(偽ってという言い方が正しいのかわからないが)交流している人は、もはや今の時代多くいるのではないかと思う。
でもそこが問題ではなく、もっと本質的に人と繋がりを持てる事の意味ってすごいものだと思う。
私には、”キリコ”と”アキヒト”のような、性別など関係ない、心から交流できる人がいる。という事に誇りに思つことが出来た一冊だ。
石田衣良の文章にはちっとも嫌味を感じない。
今の時代を優しくそして鋭い目線で、透明な空気感すら醸しだして描くなぁ。
SNSで知り合ったSEのオトコとアパレル商社のオンナ。オトコはオンナとして登録して、オンナはオトコとして登録して意気投合。 はてさて、『魂の片割れ』とまで息のあった二人はどうなるの? という話です。 それを石田衣良が、また上手く描いております。 周囲に配置する脇役も絶妙で、読ませ方も非常に上手い。 すいすい読み進んでしまいます。 でも最近石田衣良で気付いたコト。 それは、妙に... 続きを読む »
石田衣良さんのファンだったら楽しめる! インターネットでメール、チャット、SNSを使っている人だったらもっと楽しめる。 インターネットがバーチャルだ…なんてインターネットを使ったことの無い人達の意見に違和感を感じているパソコンユーザだったら、もっともっと楽しめると思いますよ。 常々、インターネットやパソコン通信って人間が相手としているリアルなコミュニケーションだと思っている私にはマス... 続きを読む »
お互いを偽ってメールのやり取り。
ネット上なら素直になれる、みたいな気持ちなんとなくわかるような気がするな~と思いながら読み進めた。
こうゆうの絶対どっかにあるんやろうなと思う。
ただ、終わり方が微妙な気がする!
もう少し最後にあってもよさそうやのに~
あ、あとこれから社会人になる自分としては
働く大人ってこんな感じなんやーとか
女性が上のほうにいくとこうなるんかなーとか
思った。
忙しいんやね~大人って
女性は仕事が上手くいっていても、それだけでは物足りない、心が満たされないというのはすごく納得。
ただ、携帯小説などにありそうな設定だったからこそ、もっと石田衣良さんならではの展開が見たかった。
なので、星2つです。
キャラクターは個性が際立っていたので、ドラマ化に向いてそう。
snsでであった。ネット上でおたがい女は男。男は女。という設定でやりとりをしている男女の話。
ファッション業界でばりばり働く女とIT業界で温く退屈な日々をおくる男の話。
そんな二人がオフラインで会うんだけど。お互い性別んを偽っているので。お互いに代役を職場の同僚、元彼氏に頼み会う。
そこですべてをばらしてしまう痛い女が現れ。お互いに性別を偽っていたことがばれる。
登場人物も少ないので、とても読み進めやすい。
草食男子、肉食女子の時代にあった作品でもあるとおもう。
メールのほうが言いたいことが伝えやすい時代ってことも悪くないと思うなぁ。
男女、っていう性差は何だろう。
ネット社会じゃ性別なんていくらでも誤魔化せる。もちろんそれを悪用してしまってはいけない。けれど、意見を述べるのに性差が必要なのか。男だろうが女だろうが、どちらも個性や意見を持った、ひとりの人間であることに変わりはない。
ネット上で本当の自分の性別じゃない方としてメールのやりとりを続ける2人。ネット上ではとてもうまくいっているいい関係だがあとからオフラインで会うことになり・・・。
お互いが騙しあってしまっていることを知らず、
惹かれていく感じ、すきでした。
どっちもどっちなのに、男性の方が悪い感じになっているのは、
ちょっとかわいそうでしたが。。
でも、そこがおもしろい...
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