中世に行われた十字軍についての著作ですが、個人的に興味深かったのは第4回十字軍に関する考察です。 この十字軍、ヴェネツィア共和国が十字軍をそそのかしてコンスタンティノープル攻略を行ったことで知られていると思います。しかしこの本ではコンスタンティノープル攻略はヴェネツィアの意図ではなく、偶然が重なって起こったというもの。その中でも大きな要因がビザンツ皇太子の十字軍訪問となっています。その他いろいろな記述になるほど、と思いつつ興味深く読み進めることができました。