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みんなの感想・レビュー・書評
(118レビュー)
所有しているのは旧版の、川原由美子さんがイラストを描いているもの。
"The only neat thing to do."を、「たったひとつの冴えたやり方」 と訳したセンスには脱帽。
宇宙の辺境を舞台とし、時間軸をずらして描かれた三つの「地球人(ヒューマン)」の物語。
表題作「たったひとつの冴えたやりかた」を読んだ瞬間、「これはドルオーテじゃないか!」と感嘆してしまった。小学生のころ繰り返し読んだ斎藤洋「ドルオーテ はつかねずみは異星人」の設定にそっくり。いや、多分斎藤さんがここから着想を得たのかもしれない。新しい出会いの中に昔の知り合いにそっくりな人を見つけたような気分でした。
「グッドナイト・スイートハーツ」は自分の中で一度読んだだけではしっくりいかなくて、続けて再読。まだまだひよっこの私には難しいお話だったなぁ。
「衝突」はヒューマンと異星人という関わりからか、最近観劇した「深呼吸する惑星」を思い出してしまった。ストーリー全然違うのにね。ドラマチックで疾走感があって、読んでいて心地よかった!
辺境の宇宙空間を舞台とした三つの短編。
キリキリと追い詰められる緊迫のさなかで、条件に縛られたなかで、すべての力を尽くして選択するそれぞれの解の、そのそれぞれ違った輝かしさというかそのなんと言うか。うまいし、単純におもしろい。
三つの短編のなかでも、たったひとつの冴えたやりかたのシンプルさ、明快さ、快活さ、その聡明さはたまらないものがありました。
「選択」のほかに、作中で見え隠れするのは「男女観」。この中でいくつか提示したあり方からは、人間のジェンダーの枠組みに対する作者の主張が伝わってくる。世間からは男性と疑われなかった女性が書いたものと思うと、さらに深い。
スペースオペラものの三篇の短編集です.タイトルにもなっている第一章といい,表紙といい,挿絵といい,何やら少女漫画的なオーラが漂っていました.だいたい私の生まれた年くらいの作品です.
第三章で出てくる種族の波動的なものが目新しく感じました.起承転結に則っていますが,全体的に盛り上がりに欠けた印象です.物語の背景はどれも同じなので,冒頭の論文の紹介という形ではなく,最後に三篇が繋がったりすると面白かった気がします.
「たったひとつの冴えたやりかた」 この作品に限らず、タイトルが文中に表れたときって少し身震いする。 それは、物語が何か極めて重要な局面にたっているからだろう。もしくは、その何かを読み説こうと脳汁を搾り出しているからかもしれない。 ただ、この作品が多少異様に感じられるのは、その何かが物語を飛び越えて、筆者の生きざま或いは信念とよぶべき結論にまで飛び火するからであり、そんな思いを抱かせた訳者後書きは... 続きを読む »
きれいなブラッド・ミュージック 絶賛されているティプトリーの名作。ブラッド・・・がイマイチだったので、2年半ぶりに彼女の作品を読んでみた。 (毎度の少女チックな表紙は、やはり恥ずかしい) 設定はブラッド・・・に似ているが、舞台が宇宙であることや、適度に短編であることから、わかりやすくスマートだ。 あまりSF色が濃くないのは「夏への扉」に近いかな。 表題作は、遺伝... 続きを読む »
極端に星が少ない奇妙な宇宙空間「リフト」を舞台とした連作短編集。「たったひとつの冴えたやりかた」というタイトルが象徴するように、この短編集は極限の状況下でなされる決断をテーマとしている。特に表題作で主人公コーティー・キャスがした決断には敬意を抱かざるおえない。涙は出なかったけれども読み終えて暫くは頭を切り替えることができなかった。
あとがきで書かれた作者の衝撃的な出来事は必読。この作品で作者が何を語りたかったのか、数日は考え込むことになるかと思う。
ちなみに星が4つなのは2つ目の「グッドナイト・スイートハート」が最初の決断に比べてちょっと弱いなと感じたため。
表紙が変わってる~♪ いまのもむかしのもどちらも素敵。表紙につられて読んだ本。だけど宇宙的なおおらかさに涙涙の愛あふれるストーリー。SF小説で読んだことあるのは、この1冊だけ☆〃
名作の誉れ高い表題作含むSF3編。 ■「 たった1つの冴えたやり方」 これは、なんていうか、抜群に面白いです。 子供の頃読んでたらヤバかったなあ。鳥肌立ちました。 溢れんばかりの好奇心と圧倒的行動力を小さな船に詰め込んで、 家出同然、たった1人で未開の宇宙に飛び出す16歳の女の子の話。 少女らしい明るさと、聡明さと、キラッキラした眼差しで、 人類にとって極めて重要な問題に... 続きを読む »
三編それぞれ未知の生物とのファーストコンタクトを扱った話。
こういう話は嫌いではないけど、表題作の終わり方がいまいちしっくりこない。それしかないのは分かるのだけれど。でも、やっぱり他に何とかならなかったのかな、と消化不良。
歴史に残るヒューマンについての文献をエイリアンの若者が図書館職員を通じて読んでいくというスタイルをとりつつ,宇宙時代のヒューマンの出来事を振り返る物語。文献は3つ,最初の1つが書籍紹介で書かれている1...
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