七王国の玉座 4 (ハヤカワ文庫 SF マ 8-104 氷と炎の歌 1)
- 早川書房 (2006年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150115777
感想・レビュー・書評
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ジョンのいる"壁"のその向こうに感じられる恐怖以外には、ファンタジーにありがちな現実社会にはないものーー例えばドラゴンや魔物、魔法といったものーーが出てこず、玉座を巡る裏切りや奸計といった人間の性に焦点が当てられているため、海外の作品ということもあって、歴史小説を読んでいるという錯覚に、つい、陥る。
主人公のエダード・スタークにも運命の女神は微笑まず、容赦のない過酷な展開。ご都合主義な物語の多い中で先行きが不透明どころか真っ暗闇にしか見えないこの物語。
善人が痛い目にあうなんて不条理だ。
きっとスターク家の皆に光明は射す。悪には裁きを。その結末に辿り着きたくてページを繰る手は早まって行く。
きっと最後には笑えると信じて最終巻へ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
訳:岡部宏之、原書名:A GAME OF THRONES(Martin,George R.R.)
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第一部の5分の4。ついに物語は戦乱の世へ。
どうするスターク。どうなる七王国。
そして第一部最終巻へ。 -
物語が大きく動き始めた。歴史は新たな世代へ。
もう目が離せない。
それぞれの戦いの始まりを感じた巻だった。 -
盛り上がってきた。
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王の3人の子供たちの秘密を知ったエダードは真相を語ろうとしたが謀反の罪で投獄されてしまう。エダードの子供たちのそれぞれの狼も今後どのような活躍をみせてくれるのか楽しみ。
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物語的には、ものすごく大きな「転」にさしかかっているのではないかと思います。
「七王国の玉座」という題名にふさわしい展開に。
サーセィすら、生きているんだなぁと感じさせるあっとうてきなおもしろさがあります。
スターク家の運命は、いったいどうなっていくのでしよう?
まさに、目が離せません。すごい。 -
ラストがすばらしい。
このあたりからぐっとおもしろくなる。 -
わあ。ついに、大きく話が動き出したよ。これまでのエピソードがひとつも無駄ではなく、ここでの登場人物たちの行動に説得力を与えている。さすが。
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事態は急変! エダード父さんが…。とうとう両陣営が戦いの火蓋を切ってしまいました
サンサのバカたれ…と誰もが思うかもしれない(私も思ったけど)けど、まだ11歳の夢見る少女、子供の幼稚さ・ずる賢さとかから考えると、こういう子けっこういるよな~とか思ったりします
4巻目まで読み進めましたが『ファンタジー』の分類よりも『戦国大河もの』とかのほうがいいんじゃなかろうかと。ファンタジーってもっとフワフワしたものじゃ?
ともかくどう収拾つくのか予想もつかないです。先は長そう…