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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
(45レビュー)人類が月面にその第一歩を印したのが69年の夏。不鮮明な画像の中を飛び跳ねる様に動いていたアポロ11号乗組員のことは今も鮮明に覚えている。その時、次は火星だと誰もが信じていた。しかし72年を最後に月面に立った者は居ず、有人火星探査の夢もほぼ潰えた。これは技術的問題ではなく巨額の投資に見合う目的を見出せないからである。本作は、ある種の月面建築物を日本の民間企業が請負い、幾多の困難を一歩一歩克服していく様子がリアルに描かれる。工期10年との絡みもあるのであろうが天才中学生がヒロインという点にやや違和感を覚える。
月に民間の会社が商業施設を建てる、近未来が舞台のハードSF小説。
わかりやすいくハラハラさせられる演出で、山あり谷ありで飽きません。
ハードSFならではの科学的根拠なども、しつこくない程度で良かったです。
ちょっとプロジェクトXの雰囲気があります。
この作者の作品を読むのはこの作品で2作目です。 月に人類が足を踏み入れたのは確かに自分が生まれる以前のことになります。 が21世紀はどんな未来?と言うフレーズで必ず描かれていた宇宙空間における人間の生活はまだ達成されてないですね。そう言われてみれば。 星新一さんのショートショートに自分の好きな短編があるのですがそれを思い出しました。 その短編は宇宙に出かけていった地球人が地... 続きを読む »
未来が見えない…携帯やインターネット、ロボット開発など科学技術の革新は日々進んでいるのに、我々はその先にある未来のあり方を捉えている訳ではない。(鈴木力さんのあとがきを参考にさせてもらっています)そんな私達にひとつの道を示す小説です。
民間企業が、月面開発して第六大陸という施設を作る途方もない目標に向かう話です。主人公たちが、経済、政治、宗教、国家などあらゆる困難を乗り越えていく過程に強く惹かれます。
さすが小川一水さんだけあって、綿密な取材による裏付も上手く織り込んでいるので、科学技術小説としても一級品です。かと言って
カチンコチンのハードSFではないところも好感が持てます。
とにかく、人間は目的があってこそパワーを発揮する生き物だと痛感。何の目標も示せない今の政治家や官僚に文句を言うばかりではなく、自分で目標を作って努力しようと!という気持ちにさせられる作品でした。
星雲賞ということで。
発想はそこそこ取材は上々な感じですかね。
書いてある知識に問題なく、文体も軽めだからさくさく読めるんだけど、なんだか微妙。
「~という発想が浮かぶところがすごい」みたいな作中人物に作中人物の発想をほめられると、自画自賛感が高まってしょうがない。
清少納言じゃないんだから。
2巻はちょっと待ってよもう。
55年間の停滞を脱し、月面を目指し、そこに建造物を建てる企て。
しかも、国家プロジェクトではなく、私企業としての試み。
そんな道具立てで描かれる群像劇。
個性豊かな登場人物達が魅力的。
特に、企業のトップに立つおっさんたちがかっこいい!
ヒロインがやや魅力に欠けていたのが残念。
「第六大陸(1)(2)」小川一水 宇宙もの近未来SF。ハヤカワ(JA)文庫。メタリック。 非常に綿密な裏付けと情報量にややとっつきにくさはあるものの、斬新かつ身近な物語として読めるSF。適度に壮大で適度にリアリティがある内容が好印象。 いやあ、とにかくこの人は理系だろうなぁ。とても硬質なストーリーです。良い意味で。 人類は自らが進化するより早く、自分達の生きている環境を変化... 続きを読む »
建設会社が月面開発と、それだけ聞くとかなり突飛な内容。
でも読んでみるとしっかり考えられた設定でなるほどなーという感じ。
ちょっとヒロインのキャラクターが安易すぎる設定な気はするけど、面白かった。
月面試料採集のシーンでちょっとハヤブサ思い出した・・。
全2巻。
月に行けます――
月に基地を「建てる」小説です。文字通り、建設予定地の下見から、資材の運搬から、コンクリートの製造やら電力の確保やらも含めて全部、 建設業者とロケット業者とテーマパーク会社がやります。極めてシビア。でもすごくわくわくする。それにやっぱり日本人が活躍するのが嬉しいじゃないか。たぶん現実はこんなに甘くない。でも目指す方向はこうでありたい。宇宙に生まれ、曲がりなりにも知性を備えた生命として。
月に結婚式場を造るというとんでもない計画をぶち上げた天才少女と、その途方もないプロジェクトに飽くなきチャレンジ精神で挑む者たちの10年に渡る物語。いまの我々とそう変わらない世界観での地に足の着いたSFで、登場人物たちが日本語名である作品って、あまり内容な気がします。
ストーリー展開やキャラクターは勿論のこと、何より擬音などの感覚表現が自分の好みにスマッシュヒットでした。
3月26日読了。
久しぶりに読んだSF。展開は地味だけど、月面開発への立案者、技術者達の一つ一つの動きを読んで追うのが楽しい。下巻もまったり読もう。
あとNASAがライバルの立ち位置だけど、EVAのシーンはカッコいいなぁ。
西暦2025年。サハラ、南極、ヒマラヤ―極限環境下での建設事業で、類例のない実績を誇る御鳥羽総合建設は、新たな計画を受注した。依頼主は巨大レジャー企業会長・桃園寺閃之助、工期は10年、予算1500億、そして建設地は月。機動建設部の青峰は、桃園寺の孫娘・妙を伴い、月面の中国基地へ現場調査に赴く。だが彼が目にしたのは、想像を絶する苛酷な環境だった―民間企業による月面開発計画「第六大陸」全2巻着工。
極限状態での工事を得意とする企業に,とんでもない依頼が.月に施設を作ってくれと.どうやって日本の一般の企業が月に施設を作るのか.予算がたった1500億という制約もあるため,コスト削減のためのアイディアを出しながら計画が進んでいく.月への移動方法といい,施設の建設方法といいなかなかいいアイディアを出していて面白いです.
発注者の天才 美少女?といい,全私財を賭けて宇宙船を作る会社を 作った社長など味のあるキャラクターもそろっており,次が読みたくなるようなお話に仕上がってます.
2009.08.17(Mon)読了
会社の同期に勧められた1冊。
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