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みんなの感想・レビュー・書評
(26レビュー)こんな話が読みたかった。ハードSFと言うと相対性理論や量子論的宇宙論がバンバン出てきて内容理解に四苦八苦するものを想像しがちだが、本作は物理学理論ではなく最新の工学技術を基盤にして、もしかしたら既にありえたかも知れない世界を描いている。性善説に基づく希望の物語であり、『宇宙には国境がない』の言葉通り、月では米中日が国家の壁を越えて協力し合う。月を目指す少女の動機が父娘間の葛藤(それも父親を責めるのは酷な)である言うのが些か玉に瑕ではあるが全体的には良く出来た作品と言えよう。今年最後は『下町ロケット』で〆!
人間の力って素晴らしい!ヒトも捨てたものじゃない!と思わせてくれる爽快感がある。
著者は同年代。今のダメダメな政治や世界もいつか変わるんじゃないかという希望を持てる…持ちたい、と思わせる作品だった
自分の中ではこれが小川一水の真骨頂だし最高傑作だと思う。
最後がちょっとハリウッド的な展開になるのがアレですが、ムーンライトマイルとか好きな人なら、たまらない面白さがある。
友人から薦められたSF小説。出てきます、科学ガジェットが、物理宇宙が! だけどこの作品でいちばんいいのはね、もう交じりっけなしに「あー、やっぱり人類って、宇宙いきたいよねーっ!」っていう情熱とワクワクとキラキラのトキメキが、散りばめられていることですよ!
月に民間の会社が商業施設を建てる、近未来が舞台のハードSF小説。
わかりやすいくハラハラさせられる演出で、山あり谷ありで飽きません。
ハードSFならではの科学的根拠なども、しつこくない程度で良かったです。
ちょっとプロジェクトXの雰囲気があります。
もしかしてあと数年したら本当に実現できるんじゃないかという可能性が感じられて、なんとなく宇宙が近くなったような気がした。前半に比べて後半が少しバタバタと進みすぎな感じが残念かも。個人的にはプロジェクトX的な開発話をじっくりと進めてほしかった。
月面に結婚式場を作るお話。
前巻の引き際で見せた妙のNASAへの挑戦的な感じでドキワクさせられたけれど、今巻では計画にいろんな支障が。
計画者、エンジニア、式場のスタッフ、NASA陣、妙パパ、中国メンバーがこの計画によって紆余曲折あれどエンディングまで突っ切るのを読みながら追っていくのが楽しかった。それぞれの仕事への姿勢、問題解決への努力、関係の改善、そして少し唐突な感じのした終盤の展開。やはり宇宙開発のロマンは止められない。
妙は幼女のままでいて欲しかった。
続きはあるのか?
順風満帆に見えていた計画も、段々と問題が続出。ついにはある事件を契機に、いっきに破綻寸前まで追いやられ、逆境の最中へ。それらの状況にも負けじと動く彼らの物語は熱いです!!月と宇宙に懸ける少女と青年、男たちのドラマは夢とロマンに満ち溢れていました。
第六大陸。今まで読んだ小説の中でも最上位の、素晴らしい作品でした。
天竜ギャラクシートランスが開発した新型エンジンを得て、月面結婚式場「第六大陸」建設計画はついに始動した。2029年、月の南極に達した無人探査機が永久凍土内に水の存在を確認、もはや計画を阻むものは存在しないかに思われた。だが、再起を賭したNASAが月面都市建設を発表、さらには国際法上の障壁により、「第六大陸」は窮地に追いやられる。計画の命運は?そして、妙が秘めた真の目的とは。
月面に施設を作る話の後編.民間企業には負けてはならん!,とするNASAが同じく月面基地の政策を開始.NASAとの開発スピード勝負をしている中,問題を撒き散らしながらようやく発注者の意図が明らかになる.スーパーウーマンに見えていた発注者が実はそうでもなかったという話ですね.
上下巻を通してですが,この本の面白いところとしてあるのは,非常に近い未来を舞台としているところです.今から10年弱程度の未来に,月に民間企業が施設を作る.そのための政治的,経済的な問題をあぶりだしたところに価値があるかと思います.以外にできるもん何かなぁ,という夢を見せてくれます.
2009.08.27(Thu)
下巻に入って面白くなった。妙も可愛くなったと思う。
でも、エピソードがどれも性急に展開していた印象が拭えなかった。
上下巻ではなく、三巻か四巻くらいの余裕があればなあ……説明に枚数食われるので、長さは必要だと思う。
せっかくもっと面白くなる話なのに勿体ない。
幸村誠氏の表紙に釣られて買いました
物語は、栄光と挫折の少々リアルで「星を継ぐもの」の雰囲気も残し
NHK BSでアニメ化したら面白いとは思います。
もう少し、脇の人間のドラマを描いたら
妙ちゃんのクールさのエピソードと走也さんの理想的優しさを描いても
良いのでは、と思います。
ただ、これ上下巻ではなく1、2なのね。
3がくるのか?
■内容(ハヤカワ・オンラインより) 二〇二九年、新型エンジン開発、永久凍土内の水を発見と、もはや「第六大陸」計画を阻むものは存在しないかに思われた。だが、再起を賭したNASAが月面都市建設を発表、さらに国際法上の障壁により、青峰らは窮地に追いやられる。計画の命運は? そして、依頼主・妙が秘めた真の目的とは?――全二巻竣工! ■感想 むーずーがーゆーいー!! 時砂の王でも書いたけど…小川... 続きを読む »
数々の困難を乗り越え、月面基地は完成に近づく。<a href="http://espider.blog78.fc2.com/blog-entry-210.html">もっと詳しく</a>
一巻は確かに、緻密に計算されたリアルな内容であったのだが、いまいち乗り切れない感があった。しかし、二巻に突入して、ある事件を元に一気にハードSFであることを見せ付けてくれる内容となった。それを切っ掛けに、今までこの手の小説としてなかった状況が展開し、さらにこの物語の深みを構築しているのである。最後の最後に明かされる意外な秘密も、なかなかおしゃれである。
さすがに宇宙はアメリカ様のものである。日本が独自に月面基地を作ろうとしたら横槍がいっぱいどころか中止に追い込もうとする。
さぁどうなるんでしょうか。ちゃんと基地は出来るのでしょうか。
巨大プロジェクトともなるとむしろ順調に進む事の方が少ない。外国からの干渉、重大事故、環境団体の圧力を乗り越えて男達はプロの意識を持ってその計画を完遂せんとする。熱い男達のプロの仕事の完結にきっと貴方の魂は熱くなるでしょう。
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

