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みんなの感想・レビュー・書評
(15レビュー)
震災の影響いまだ収まらぬレンカ帝国。
復興院は、震災で原野と化した首都トレンカの都市再生計画で都民からその土地を引き上げようとする。再生途上の中、政府や陸軍、空軍、帝都庁など、自らの信じる道をひた走る。さらに殖民支配された国のクーデターが起こり、国内が混沌としている中、干渉しはじめる星外の国々。
その頃震災の調査をしていた科学者が地震の原因を突き止めた。
どいつもこいつも自分の信じる道を走りおって・・・・だからか?だから税金も電気代も上がるのか?目の前の困っている人に手を貸す時間は終わったのだなのか?
行方不明のレンカ高皇にかわり摂政の位に就いたスミルは、一官僚であるセイオを帝国復興院の総裁に任命した。遠大なる帝都再生計画を掲げるセイオであったが、その強引なまでの政策は、サイテン首相率いる政府のみならず、救うべき市民たちの反感をも招いてしまう。復興院解体の危機が迫るなか、ダイノン、サランガナンなどの星外列強が、混乱する帝国に干渉の手を伸ばそうとしていた…。未曽有の国家再生ドラマ
セイオ無双。
個人的にちょうどよいテンポで進んでいくのでストレスなく読めた。話の広がりも良かったし、読書のワクワク感が味わえた。
一気に読んでしまってちょっと勿体なくも思う。
■内容(ハヤカワ・オンラインより) レンカ帝国摂政スミルは、一官僚であるセイオを帝国復興院の総裁に任命した。だが、帝都再生計画を掲げるセイオの強引なまでの政策は、サイテン首相率いる政府のみならず、救うべき市民たちの反感をも招いてしまう。復興院解体の危機が迫り混乱する帝国に対し、星外列強諸国の干渉の手が伸びようとしていた…… ■感想 一番最初に思ったことは、あれ、これって冴木忍の星の大地な... 続きを読む »
久々のヒット作。SF……というカテゴリで良いのかな? ヤングアダルトというには、少し趣を異にしているかもしれない。凄まじい破壊力をもった地震により、レンカ帝国の帝都は崩壊した。地方にいたためただ一人生き残った皇族スミル、植民地総督府の若き参事セイオ・ランカベリーを中心に、人々の奮闘を描く。震災直後の混乱、救助、その後の復興に対する人々の思惑、政治、陰謀。そして再び予測される大規模な災害。その全てを本作は書ききっている。ラストも良かった。こういうラストは見事に私のツボである。一読の価値あり。
日本人には馴染みの地震だけど、この話は関東大震災後の日本史を知るとより感慨深くなります。政府内の対立、外国の脅威、軍部の増大。彼らの取った選択はかつての日本と同じ道を辿るのか?必死に国を守ろうとした人々のドラマはここにも健在です。
2巻目。3巻目が出てから2巻目を読もう、と思っていたので今ごろになって読んでるわけですが。どんな話になっちゃうのかな、と思っていたらかなりハードな方面に。惑星内、星外ともどもの外交問題や災害対策問題なんかを描きつつ人間の成長譚も描き、SFなネタも忘れない。小川一水ってすごい作家だったんだなあ、としみじみ。
<BR />[2004/10/31読了]
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