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みんなの感想・レビュー・書評
(7レビュー)
キャッチーなタイトルだが、綿密な取材に基づいて、貸金業法改正までの各アクターの思惑を丁寧に描き出している良著。法改正の舞台裏を垣間見ることができる。
ノンフィクションとしても秀逸。筆者はあとがきでこの本を「中立的に」書いたと言っているが、その中立性とは『相応の主張を公平に扱って筆者自身の考えを出さないということではなく,先入観を排してそれぞれの理論を自分なりに検証した上で,最終的には自身の見識や価値観に基づき判断する』こと。成功しているかどうかは、読んだ各個人が判断すべきだが、個人的にはこの手の本が多くの人に受け入れられたのは筆者の廉直さあってのことだと思う。
改正から数年が経ち、連日消費者金融の苦戦が伝えらる中、あらためて読み直すべき一冊。
宮部みゆきの「火車」は多重債務者についての物語で、そういうこともあるのか、、と初めて知った。
ボスが知人からいただいたというこの本がまさに火車の世界だったので読ませていただいた。
ノンフィクションだから淡々としていたけど面白かったです。
グレーゾン金利が違法であるという最高裁の判決から、グレーゾン金利撤廃の貸金業法成立までのドキュメント。
官僚、
政治家、
業界団体、
外資、
そして、多重債務者。
各々の行動と実態にここまでまとめて迫っているドキュメントは無いでしょう。
これを読んですごい法律が出来ちゃったんだということを改めて認識。
新聞やテレビの報道で知るのは、ある程度「結果」のみであるというのが普通ですが、本書によって、貸金業規制法の抜本的大改正の舞台裏・プロセスをかいま見ることができ、興奮しながら読むことができました。
金融庁と消費者金融業界の攻防、外資の圧力、国会議員の権力、弁護士会など、サラ金問題に携わる全ての関係機関によるせめぎ合いが、緊迫感あふれる描写をもって書かれており、実際の現場の状況を知ることができたので、とても為になりました。
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