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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
(150レビュー)
2005年、芥川賞候補作。
舞台は精神病院。
たしかに芥川賞「っぽい」雰囲気ではある。
「17歳のカルテ」を思い出すなーなんて考えながら読んでいたが、やはり解説でも同作について触れられていた。
サッと読めるぶん、浅い。
死ぬつもりなどひとつもなかった健常者である主人公が生き返った場所は、ある意味でこの世から切り離された静寂と騒音の場所、精神病院だった。
彼女はその未体験の非日常の光景を目の当たりにして、それを受け入れることもままならないままただフラストレーションを溜め込んでいく。その中で様々な人と出会い、少しずつその場を受け入れていくとともに、ここに来るに至った自分の内側での出来事たちをも少しずつ受け入れていく。
重要なのは、彼女に、「外」の人物、つまり恋人がいるということ。傷は癒えるが、負う前に戻ることはできない。そこから自らの足で出ていくことは出来るが、そこに入りそこで過ごしたことも、確かな足跡となる。そこから出る時、彼女は「別れ」さえもを振り切って、自らの足を頼りにまた歩き出すこと以外に、もう一度進む道はないと知る。
この本を読んだのは映画を見るためで その映画は真木よう子が脱いでいるので有名なのだった って、「ヴェロニカは死ぬことにした」じゃん。 同じ精神病院ものだから頭の中でごっちゃになったな、自分。 まあ内田有紀でもいいです。 本の方は薄いんでサクサクと読了。 いまひとつ心に残るものがなかったのが残念。 主人公はODで搬入された女性。 閉鎖病棟の物語。 叫んだりする人を入れる... 続きを読む »
★定型の設定を超えて★精神病院というある意味でお決まりの舞台を描くのは難しいと思うが、人の全うさと救いようのなさがいろいろな人物に染みだして、一気に読み終えた。自分でコントロールできない弱さを書くのがやはりうまい。ずるいくらいにうまい。冒頭のゲロでのうがいに度肝を抜かれるが、それが最後にきちんと回収されるのもしびれた。
自分も精神科通院の過去があったこともあり、精神病練ネタか…と気分が重くなった。
文章から見られる主人公のメンヘラ特有な暴走っぷり、読んでて非常に疲れます。リアルだなあと思った。
そしていくら人気者になっても、仲良い人ができても安住しようとしないところが共感させられます。17歳のカルテでの、「安住してはダメ」というセリフと同じように。
まあ良い意味で二度と読みたくねぇ。ゲラゲラ
20110317 山下先生の家になかったら絶対読んでなかったかな。文体がおもしろかった。野村先生が松尾スズキのエッセイが好きってゆってはったな~ はよ読み終わらなと思ってさらっと読んじゃったけど、もっとじっくり考えながら読めばよかった。やっぱ自分の趣味だけじゃなくてヒトの影響もたまには受けるべきやなと思いました。はやく映画みたい。またなんか借りよ♬
映画を見て、これは原作も読まんと!!と思い借りる。
ずしんと笑って、じんわりと泣いた。
人はもがいて、苦しんで、それでも笑って生きていく。
おらも頑張らねば!!と力をもらった。
■映画のまんまですね。映画より簡単にさくっと読める感じ。イメージするなら映画ですね。松尾スズキは初めて読んだけど、テンポ、すごくいいね。壊れるのは、簡単なんだよね、ほんと。。。
(うっかり)薬を飲み過ぎて精神病院に強制入院した
28歳バツイチ女ライターが病院内でいろいろな患者に出会う。
だらだらした文体で嫌いだが,読みにくいというほどではない。
ストーリーも,特にどうということもなく,つまらない。
映画で見ようかと思ってたけど先日本に巡り会ったので読んだ。
テーマも描写もリアルで良いし、シナリオも良いと思う。
過度にこういう病院の中身を綺麗に書く必要は当然ないし、実際の現場に凄く近い雰囲気だったのだけど、主人公の持つ俗っぽさだったり、それを誇張するような表現だったりがちょっと、好きじゃない。
でも面白かったよ。
生きることは哀しくて笑えることだと思った。
精神科病院という非日常に放り込まれた主人公が、なんとかして日常に戻ろうとする。
けれども読んでいて感じたのは、入院生活という構造は非日常でも、その中にい...
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