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みんなの感想・レビュー・書評
(114レビュー)
ひさびさ角田さん。
短編ってあまり期待値高くないのが常ですが、
さすが角田さんというべきか、読み応えはあります。
新聞の三面記事から、インスピレーションを受けて描かれた物語。
常時読み流してしまいがちな、
あまりにも生活の襞に埋もれてしまっていて、
何の意味も持たずに目の前をただただ過ぎていく瑣末な事件が、
大きな意味を持って眼前に迫ります。
それは大仰な想像なんかではなく、
おそらく非常に真実に近しいであろう虚構の世界で。
必ずしも加害者=悪人ではないという、当たり前のことを、
改めて考えさせられる小説。
一つ前に読んだ「夜行観覧車」よりこちらの方が好きでした。
『この小説は実際の事件を発想の発端にしているが、フィクションであり事実とは異なる。』
新聞に載った三面記事では数行で終わってしまう事件。
だが、その奥にはいろんな人のいろんな出来事があってからのこと。
うわぁー、こわいけど、すごく好きなタイプの本で、あっというまに読み終わる。
最後の「光の川」
介護疲れで母殺害容疑。
涙が出る。
おもっ!
くらっ!
角田さんの女性には毎回色んな意味で不安とか抱えさせられるけど、
今回の本はそういう感じではなく。
ただただ救いようのない小話ばかりだった。
前向きさが一ミリもない本って・・・!
でも、こういう本の描き方、嫌いではない。
数行しかない三面記事をモチーフにした短編小説。
パッと読んですぐ忘れ去られてしまうような事件でも、被害者と加害者がいて、その人たち事情や人生があるってことに気づかされて、ハッとしました。当たり前のことなんですけどね。
日常の中の狂気、異常性という意味ではよく描かれていると思う。まさに隣り合わせ。三面記事にほんの数十文字で書かれた事件にも人の人生があるんだ、ということを認識させられる。
星三つは、私の好みも反映させての評価。一つでいいから、気持ちが明るくなる話が欲しかったなー。
~誰もが滑り落ちるかもしれない記事の向こうの世界
現実がうみおとした六つの日常のまぼろし~
・愛の巣
・ゆうべの花火
・彼方の城
・永遠の花園
・赤い筆箱
・光の川
新聞の三面記事になるような話を当人の口から語られる。あんな小さな記事にもこんな背景があるのだと、実感させられる話ばかり。
愛の巣、ゆうべの花火、彼方の城、永遠の花園、赤い筆箱、光の川、集録。
一番好きなのは不倫話を書いた ゆうべの花火。
実際の新聞の三面記事から、想像を膨らませて書かれた短編集。
三面記事って本当に色んな事件が短い文章で綴られていて、想像を掻き立てればこんな小説が書けるのか、と多少不謹慎ではあるが感嘆した。
「ゆうべの花火」が一番面白かったなー。告白されて、付き合っているうちに気持ちが大きいのが自分になってる、なんてよくあることだとは思うけど、男であろうと女であろうとここまで堕ちたくはないな。
こ、こわい。
題材となる新聞記事が、ちょっと普通じゃない内容で笑えない。
フィクションだけど、本物に近い感じだったので、面白くて早く読めました。
はらはらして一気に読んだ。
初めは小さかった恋心がどんどん深みにはまっていく、恋愛から犯罪になっていく感じがぞくぞくしておもしろかった!
世間で騒がれる事件も「実際はどうだったんだろう?」って思ってしまう人間の欲求をよく小説化してて、おもしろい試みだと思った。ちょっと悪趣味かもしれないけれど・・・。
続編があったら絶対に読みたい!
すごい、角田さんすごすぎる。
実際の事件を元に、フィクションで書かれた物語。
でもここまでぐぐっと読者を引き寄せて
読ませる角田さんの文章力というか想像力がすごい。
どれも事件が起こるまでの加害者(加害者家族)の
心理が描かれている。
フィクションなのに、実際にこの事件の背景には
こういうことがあったんじゃないかって思いながら
感情移入して読んでしまった。
短編になっているけど、
面白くてやめられず一冊一気読み。
人間の物悲しさを感じさせられた。
怖い、とにかく怖い。文字のひとつひとつに毒が塗りこめられているかのようにひたひたとじわじわと怖い。日常に潜む狂気がとてもささいなきっかけで表ざたとなる怖さ。自分の身にもいつふりかかってもおかしくないのだと思い知らされるようで本当に怖かった。ホラーやミステリーじゃない、リアルの恐怖。
普通に小説として読むには結構面白くていいと思うんですけども、ネタになったのが実際に新聞にも載った事件だというところに、若干の後味の悪さといいますか…その事件の関係者だったらどうなんだろうな、と思いました。事件に至る心理描写はなかなか興味深く面白かったと思います。
事件記事を題材にした短編。
題材が題材なので仕方ないかもしれませんが・・・
もう少しおもしろい、小説っぽいどろどろ感を期待していたのですが、読後感が悪く、すごく陰鬱な印象の1冊でした。
前々から気になっていた小説。
三面記事から想像をふくらました短編。
なんて不謹慎なと思いながらわくわくしてしまう自分がいた。
面白いけれど誰でもやれば面白く書けそうだなと思って
まずははじ...
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