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みんなの感想・レビュー・書評
(699レビュー)
花と淳悟、二人の関係は読めば読むほど凄く痛々しかった。
私の男、、、、。
傷んで、貧乏くさくて、でもどこか優雅で落ちぶれた貴族の様な風貌。
雨のような匂いがする養父はまぎれもなく、私の男だった。
湿気を帯びて、むせかえる様な甘い匂いを放つ文章はとても気持ちがいいものではなかったけれど、でも読む手が止まらず一気に読んでしまった。
見てはいけないものから目が離せない、そんな感覚、、、。
血は水より濃い。
欠損してる何かを埋めあう様に求めあう二人は、獣でしかなかった。
世の中にはな、してはならないことがある。
越えてはならない線を越えてしまった親子、、、
人間の弱さと強さ、美しさと汚さ、、、
合わせもつ両面を見事に書ききった作品だと思う。
息も、できないくらいの、濃密な、歪んだ、愛情。
ちょうど、お正月、旭川で過ごした。
当時、熱烈に好きで、おかしくなっていた、彼の、おばあちゃん宅で。
だからか、景色が、びゅっと、迫って、息もできなかった。
東京で、住んでいる、荒川区の、拘置所、当時の彼の家へ、向かう電車から、よく見えた。
これを読むと、恋愛の糸で、がんじがらめだった、わたしが、近くなる。
容赦ない、場所の描写が、好み。
全然共感はできないけどおもしろく読んだ。
南西沖地震さえなければ
多少のさみしさはあったとしても
花はまっとうな人生を歩んでいけただろうに…。
淳悟は理解できん。
とりあえず働けよ。
完全に二人で一人なんだなぁ。
寄り添っているうちにだんだん根っこも枝も絡み合っていって、この枝がどちらの一部なのかはもうわからなくなってしまった連理の木のように、淳悟と花の間には境目というものはないのだきっと。
それがいいとか悪いとか、そうゆう理性では太刀打ちすることができない、人間というより植物や動物の生き様を見ているようだった。
人間界の「常識」なんて、ここには書かれていないでしょう?
人間の二人にはとても生き辛い世界だけれど。
この作家さんの文章って上手いかなぁ。
作中の北海道の景色や状況描写のディテールもリアルじゃないし、イメージとして伝える力が弱い気がします。直木賞作品は以前にも「容疑者Xの献身」でがっかりしたことがあるけど、この作品もイマイチ。
主人公と主人公の父である二人、どちらにも共感できないし、魅力的にも感じなかったな。
中盤以降、主人公の女性の高校時代・中学時代・小学校時代が一人称で語られるんだけど、全部成長して社会人OL風にしか聞こえない。
そのへんもディティールの弱さなのかな・・・・
これは、すごい。 こんなに夢中になった物語は 何年ぶりだろう。 某彼におすすめされた桜庭さん、 どれから読もうかと思ってとりあえず直木賞受賞作のこれを。 第1章、テンポが良くてあっさりと引き込まれた、素晴らしかった! 桜庭さんの文章はそれほど特徴 あるわけでもないのに、ふとした表現や言い回しがすごく印象的で上手い。 「わたしのわたしそのものである部分」っていいな。 ... 続きを読む »
直木賞受賞作。
家族の絆とは何か、
家族の愛とは何か、
考えさせられた。
幼い頃に両親を相次いで亡くした《腐野淳悟》、家族の血を養女の《花》に求める…
「血の人形…」
って言われた花が切ない。
淳悟の必死さが痛々しい。
最初読んだ時の衝撃は凄かった。ただ、途中から読むのは惰性になっていく。だからと言って面白くなかったかと言えばそれも違う。筆力というか、圧倒的な力は感じる。ただ最後まで最初の驚きがあったかと言えばそうともいえず。何とも言い難い小説。
時間がさかのぼっていくにしたがって、「いやあこの娘、ああは育たないだろう」とか、「いやあこの女、あんなに醜くなるのか」思った。その違和感が惰性に繋がったのかな。
血の濃さということを訴えられている気がしたけれど、説明不足な感じがして、読後消化不良な感じが・・・・・・
もう少し、義父の過去というか、両親とのあり方に説明がほしかった
そしたら、花を求めることとかが納得できる気がスル
罪を重ねてきた二人なので、裁かれるENDを個人的には期待した
流氷がでてくるので、途中は氷点を思い出した
読んでいて気持ちが悪くなる本は初めてでした。誰の気持ちも理解することができたかった。ゆがんだ家庭で育つと本当の家族愛に気づかないものなのかもしれない。でも本人たちは幸せそうだった。。そこにもいらいらしてしまった。自分の子供はこんな風にさせてはいけないと思った。
普段だったら絶対に好んで読まない。むしろ直木賞受賞していなかったら絶対に読まなかった。
私の男、それは自分の父である。
おとうさんのからだは夜のにおい、そしてあめのにおいがする。
蜜のようにとろりとして濃い、そして冷酷なものがたり
性描写がリアルだが不思議と気持ち悪さはそこまでなかった。なんだか父親とセックスってだけで気持ち悪いけど、これはセックスってことばがあまりにも不釣合いで、なんとも美しくそれがあたりまえかのような行為として描かれている。
どろどろな恋愛話かとおもったけど実はサスペンスというかミステリー要素もある。
2008年から始まりだんだんさかのぼる時代設定もおもしろかった。
さすが直木賞受賞作だけあるとおもう。
愛の対象、“血の人形”はちいさな神様。 愛は激しい自己嫌悪
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

