- Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163273907
感想・レビュー・書評
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優しい短編集
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四季4部作が図書館に並んでいて、ずっと気になっていたけれど、秋なので秋の1冊から手をつけてみた。
短編12編。
オニババと三人の盗賊/サンマの煙/風速四十米/ヨコヅナ大ちゃん/少しだけ欠けた月/キンモクセイ/よーい、どん!/ウイニングボール/おばあちゃんのギンナン/秘密基地に午後七時/水飲み鳥、はばたく。/田中さんの休日
時代の流れや、寄る年波や、持って生まれた環境や、暮らしていくうえで離れていく家族や、働く辛さや、すれ違い、擦り減りゆく日々の暮らしやら、、、
どこかに自分がいるような話ばかり。これはまた季節ごとに全刊読まなきゃな。つぎは冬になったら、また冬の1冊を読んでみよう。 -
娘の塾の国語の問題で、「ヨコヅナ大ちゃん」が取り上げられていて、課題を読んだだけじゃわからなかった背景が、人肌の温度のように物語から伝わる。娘も一気に読み切った、温かな短編集。
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しとしとと、降り続く秋雨のように、涙がこぼれ続ける。
静かな時の移ろいを感じさせてくれる作品。
秋の夜長にぴったりな、体の中から温めてくれるような物語たち。 -
感動
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24/136
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いつもながら色々と考えさせられる。
懐かしいような甘酸っぱいような。
水飲み鳥、なぜかちょっと懐かしかった。 -
友人からおすすめされて読みました。
どれも切なくて、でも胸が温かくなりました。
心にこみあげてくる話ばかり。
「少しだけ欠けた月」と「田中さんの休日」には泣かされました。このシリーズいいな。他のも読みたいです。