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この作品からのみんなの引用
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おばさまの優しさというものは、決してほんわかしたものではなく、すいもあまいも噛み分けた後に、何かを悟って静かになった人特有の余裕からくるものだった。
お互いがただ親切でいられて、目の前のことを手を動かして夢中でこつこつやっている幸せな感じ。
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なにもなくさずに生きられる人はいない。
― 69ページ -
人は、なんでもできるの。忘れないで。今、あなたがここにいることだってとんでもない、ありえないはずのことなのよ。でも、人はなんでも可能にする。つながりのある他の人の力を借りたりして、実現させる。ただ、説明のしかたがあれこれあるだけで、同じことなのよ。あなた以外の人がそのときあなたに注ぐ力の名前こそが、軽々しい意味ではなくて愛というものなのよ。
― 165ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(182レビュー)気軽に手にとって読み始めたが、とてつもなく重いものを背負った主人公の魂の再生の話だった。つらいのに、どこか優しいストーリー。吉本さんらしさが滲み出ていました。
■ばななワールドだね。不思議な感じの。母が魔女で残虐な事件を起こし、不思議な生き方になってしまった由美ちゃん。本当に、自分で自分の人生を作れるひとでよかった。ちょっとしたミステリーつつ、最後の展開も意外だったけど、ふわっと、不思議空間のなかにもゆみちゃんといとこの昇一の関係性も心地よくて、栃木の空気のきれいさとかキャンドルとかきれいなお花で清めるとか、要素要素が素敵だった。美味しいコーヒーを常に、飲む大人になりたいね。
地に足をつけていない状態の由美子。
それは母親が起こしたある事件のせいだった。
彼女を救うためにやって来たのは、いとこの昇一。
ふたりで旅をすることになり・・・。
よしもとばななさんの物語は、ちょっとした部分で心を動かされる。
「こういう些細なことがしあわせな人生なんだ」って思えてくる。
おどろおどろしいようで、最後はほんわかした。
ひさしぶりに ばななさんの新作を読みました
あとがきにもありましたが つらいファンタジーでした
はななさんの描くものがたりは ますますつらいものがたりになっていっているなぁ
今回のものがたりは いままでなかった どんでんがあって 驚いた
でも それも ばななさんの世界の一部で ほっとした
ところどころ 人生のだいじなことが かかれて いた
いつも ばななさんが描く ものがたりの 主人公になりたいと おもう
あーこう来たか、という結末。
ばななワールドの心境地、とだけある作品。
よしもとばななさんの小説はすきで、だいたい読んでいますが、これはちょっとまた変わった感じ。
よくいえばファンタジック。
哀しい感じがむんむんしてるのにばななさん独特の言い回し、表現でやわらかい。
だけどあたしには期待はずれでした。
読みはじめから居心地の悪さを感じながら読み最後の展開にぞっときた。
今内容を思い返しても背筋がぞっとする。
優しいお話、なのかなぁ。
怖くて二度は絶対読めない。
最後の3ページくらいがとてもよかった。
昔のよしもとばななはわりとオカルトチックで少し恐くて、でもその世界観にどっぷり浸っていたんだけど、久しぶりに読んだばななさんの小説は何かを超越している感じだった。
死と生の狭間を行き来する感じが、もう現世にとどまらない感性ですね。。
酷い過去を背負った主人公が、温かった過去の記憶を共有するいとこと出会って救われる物語…と当たりをつけつつ読んでいたら全然甘かった。まさかの展開に圧倒されました。
とても言語化できないような、心に浮かんでは消えていくイメージ、嬉しかったり、苦しかったりする感覚を、言葉としてこんなに的確に表現できるのは、さすがだと思う。
全部読んだあとなら、表紙の装丁画の意味が分かります。
ファンタジーふうに纏められているけれど、
どこにでもあるんじゃないかと思える、家族のおはなし。
閉じられた世界の中は外からじゃ見えない。
自分と被せてしまうところが多々あってくるしかったので...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

