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この作品からのみんなの引用
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東郷はこの戦争の全海戦を通じ、きわめて幸運な男とされていたが、かれの驚嘆すべきところは、不運に対して強靭な神経をもっているということであった。
― 355ページ -
大整理をして有能者をそれぞれの重職につける以外にいくさに勝つ道はありません(山本権兵衛)
― 52ページ -
騎兵の兵力が豊富であることをよいことにして斥候の単位ごとの兵力を大きくしていることは、むしろ味方の幸いである。かれらはしらずしらずのうちに兵力分散をしているわけで、これはむしろかれの弱点である。わがほうとしては斥候兵力を節約し、斥候たるものはもっぱら潜入捜索につとめる一方、騎兵団としてはできるだけ主力を強大にしておき、主力戦闘のときに勝利を獲得せねばならぬ
― 277ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(149レビュー)
2011年12月31日読み始め 2012年1月2日読了
正岡子規も亡くなり、いよいよ日露戦争の話になっていきます。ドラマでは省略してしまった黄海海戦も小説では詳しく。
マカロフのエピソードはドラマでも入れたらより秋山真之の知略が印象づけられたかもしれません。
この話を読んでいると猿と呼ばれていた後進国の東洋人であるにもかかわらず、一部の軍人はヨーロッパの社交界などで人気を博していたような描写がたびたびある。秋山好古も敵であるロシア軍人ととても仲良くなるし、広瀬武夫なんて「こんにちにいたるまで、広瀬ほどヨーロッパ婦人のあいだでいわゆるもてた男もいない」ということだから羨ましい。写真も見たけどそこまでハンサムじゃないと思うのは嫉妬だろうね。戦の方はだいぶ白熱してきました。4冊目は如何に?
とうとう昇さん(正岡子規)が亡くなってしまう。生涯健康にすぐれなかった方なんですね。よく国語の教科書で見た写真がよれよれな感じだったのに納得してしまう。
そして、物語は日露戦争へ。秋山兄弟が属する軍隊の話や外交の話などいろいろな角度から日露戦争を知ることができます。まぁ、いつの時代も引退した政治家が余計なことをするんだなぁと思いました。
子規の死、日露開戦前の外交、日露開戦、第二回旅順口閉塞、戦艦初瀬触雷沈没までの戦況。NHKドラマで延々と演られて退屈だった広瀬とアリアズナの恋愛は数ページで片付けられている。
正岡子規の死と日露戦争。
秋山兄弟の話しというより、日露戦争の背景の方が多い気がします。
まぁ、そうしないと2人の活躍が伝えにくいと思いますが。
でも、すごく勉強になります。
子規が死んでしまった。
前半のひとりの重要な人物で、わたしの好きじゃない戦争から離れている唯一の人だったので、さびしい。
日本が日露戦争につっこんでいくところが書かれている。
弱いのに、必死に戦っていく姿。なぜ弱いのに戦争をしなければならなかったのか、そしてなぜ巨大な敵に対して勝つことができたのか、客観的に描かれているように思う。
先日、中国人で今はNYでバリバリ働いている友達が遊びに来た。彼女の上昇志向はすさまじい。今の日本人にはなかなかないエネルギーだ。ふと、話している間に、この小説のことを思った。
国が上に上っている間、その国の人はすさまじい力を発揮する。天才を生み出す。偉人を生み出す。それが良いのか悪いのか、そういう問題ではない。そういう時代なんだろうな。
日露戦争への過程と旅順口作戦について知りたくて読書。
ロシアの南下がいかに当時の日本にとって脅威であったかを知ることができる。子規の死去と日露戦争へ向かっていく明治日本。有名な旅順口閉口作戦も登場する。広瀬中尉の壮絶な最期も印象的。
すぐ近くにその小説の舞台である旅順がある。実にソゾクゾクさせてくれる。
読書時間:約1時間15分
本書はお借りました。有り難うございます。
正岡子規の死、そして日露戦争。戦争に至るまでの両国の様子が詳しく書かれており、勉強になる。のみならず、人間的な魅力に溢れた主人公たちの姿は猛烈に格好良い。両面を描ききる司馬の筆の巧さが際立っている。
めちゃくちゃ面白かった。
ついに正岡子規が亡くなる。自らの運命を受け入れ、病身でありながら一人で、何かを成し遂げる気概には惚れるレベル。
時代の流れとしては、ロシアの南下政策が露骨になってきて、日本も戦争を視野に入れるようになる
玩具のような艦隊を、わずか10年で強固な艦隊を作った権兵衛と西郷従道の話から当時の奇跡的発展が如何に凄いことか知れた。
日露戦争が開始し、海と陸で強国の力をまざまざと見せつけられる日本ではあるが、知謀、戦術、戦費、人員の国力全てを注ぎ、各地で闘う姿はカッコイイ
最終章の旅順港外の戦いは非常にスピーディな展開でスリルがあった。沈めた爆弾のくだりで感じたのは、勝敗を決するのは戦略の巧拙だけでなくいずれ来るチャンスに向けた周到な準備、そして一方で悲観的な予測の元行動するということ。
随分前に1巻を読んでから忘れていた「坂の上の雲」。1巻はあまりハマれなかったけど、2巻でどっぷりハマり3巻まで一気読み。日清戦争、日露戦争で、予算も武力も弱小な日本はなぜ勝てたのか?そのあたりの分析的な文章が面白かった。
悲しい始まりが待っていたが、読ませる巻。
その出来事とは、子規の死である。
じわじわと迫り来るロシアの驚異と戦争の気配を感じながらであろう。
日露戦争がいつ勃発してもおかしくない状況の中で結ばれ...
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