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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
(122レビュー)2012年1月2日読み始め 2012年1月5日読了 黄海海戦、遼陽会戦、沙河会戦など旅順での戦闘を描いてます。 とくに陸軍については司馬の筆致は厳しいですね。旅順での攻撃につかう砲弾のオーダーが全く少なくて話にならなかったとか、乃木の第三軍も後方にいて敵を知ろうともしないとかけちょんけちょんです。ドラマの方は「殉死」もとりあげて、わりと乃木をフォローしてるような気もします。司馬はこの明治の陸軍... 続きを読む »
乃木希典という人はよく解らない。死後神として祭られるほどの英雄だったはずだ。立派な神社もある。明治帝の信任も厚い。兵が乃木のために喜んで死んで行ったとも聞いたことがある。でも司馬遼太郎にかかると手厳しい。「翔ぶが如く」でも酷評されていたけど、旅順の話を読むとワナワナと怒りを覚えるほどの希代の大不覚人として描かれている。戦後処理で評価されたというのはあるにしても、英雄を求める軍国時代の背景と政治的演出で神としての評価がなったのであろうか?よく解らないのです。
4巻読了。旅順攻撃の乃木希典司令官と、伊地知幸介参謀長のペアは、最悪の司令部だったと、司馬は言っている。作戦設定能力皆無。と。また、バルチック艦隊のロジェストウェンスキー艦長のことも、ボロクソに、語っている。精神が、恐怖心に取り憑かれていたと。果たして、日本軍の銃の球の不足は、どうしようもない有様だったようだ。さて、5巻は、どうなるのか。
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
秋山兄弟より日露戦争メインです。そして、司馬遼太郎の日露戦争観が良くわかります。だって、繰り返し同じこと言うんだもんw明治期の戦争なので、サムライが色濃く残っている人がいたり、精神論が盛んに叫ばれた昭和期の戦争との比較もしているので、なかなか興味深いです。
最近うつらうつらしていると、陸軍とか海軍とかが頭を駆け巡る。最終巻まで倍あるけど大丈夫かしらん♪
黄海海戦、遼陽会戦、沙河会戦、旅順攻撃。日露戦争講談になってきた。集めた資料は全て内容に反映させないと気が済まんのだな、司馬遼太郎は。戦争、就中に旧日本陸軍がやった戦争は徹底的に愚劣であった、とする司馬史観が能く表れている。各会戦は日露間抜け合戦のようだ。間抜けな作戦で戦死していった者は浮かばれまい。
今回は、作戦と実際の戦争の進行についての話が中心だった。 正直、わたしにとってはつらい(戦争術にまったく興味が無いので)部分もあったけれど、適所適所に挿話が織り交ぜてあったので全体的には読みやすかった。男性はこういうの好きだよねぇ・・・。 歴史小説は、フィクションだととらえるべきだろう。現に、司馬遼太郎の思想が色濃く反映された形であり、この司馬遼太郎に影響された読者に歴史観が植えつけられる... 続きを読む »
乃木希典について知りたくて読書。
旅順総攻撃を含めた一連の戦いでの凄まじい被害が淡々と描かれている。戦争とは何かと考えさせられる。いよいよ旅順総攻撃のクライマックスが近づいてきている。
4巻を読むと自分の日露戦争に対する無知を改めて知ることとなる。
大将乃木希典、参謀長伊地知幸介を大量の戦死者を出し、戦線を長引かせた無能な指揮官としてリアルに描き出している。現在における乃木希典の評価の決め手となっていると思われる。著者の影響力のすさまじさを強く感じる。
過程で登場する歴史上の人物たちの人間味あふれるエピソードが面白い。特に高橋是清の話が印象的である。
5巻での旅順総攻撃終結が楽しみである。
読書時間:約1時間15分
本書はお借りました。有り難うございます。
おすすめ度:90点
遼陽会戦、沙河会戦と、読んでいてあまりにも痛々しい、凄惨な戦争の実態が描かれる。
旅順では「無益の殺生」が繰り返される。
旅順での乃木軍司令部の乃木希典と参謀伊地知大介に対して、その無能無策ぶり、無益に旅順の埋め草と化させてしまうだけのその頑固さに、無性に腹が立ち、はらわた煮えくり返る。
愚劣で頑迷な指導者のせいで何万人もの尊い命が無残にも消えていく虚しさに、息がつまり言葉を発することができなくなる。
めちゃくちゃアツい展開。
この時期面白いと思ったのは、国民>>>軍の構図になってること。
これが1930年過ぎから、完全に逆転するっていうのが歴史の面白いとこ。
にしても乃木と伊地知の無能っぷりが腹立つ。
こういうカスが陸軍の体質として染み込んで、後の大東亜にまで引きずるわけか。
この巻から物語は本格的に盛り上がってきた感がある。
一言で言えば、日露戦争の巻なのだが……。
豊富な精力のロシアに挑んだ日本だが、戦費も思うように調達できないという状況。
陸軍少尉好古率いる第二...
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