みんなのレビューページ
この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
(54レビュー)上海を舞台にした、性とドラッグをめぐる若者群像劇とでもくくられるだろうか。主人公の女の子、ココが魅力的。危なっかしくて、精神的にも幼いところがあるけれど、なんだか自分と似た部分もあって引き込まれる。きっと、彼女は、自分探しの途上にあるんだろう。
自己愛が強く作家になると信じきっているココが主人公。
その自己愛が鼻につくところもあるかもしれないが、同じ女性として、刹那的な生き方、運命へのあらがい、幸福と不満の間で揺れ動く心境など、とても共感できました。
ところどころで、作家自身が影響を受けたであろう作家の文章の引用が入るのも面白く、上海という作家が作り出した一面を持つ都市の、年中酔っていて乱痴気騒ぎをしているかのような都市の(行った事はありませんが・・・)雰囲気に浸れて愉しい。
上海に転職しようかどうか悩んでいた際に読んだ本。 当時の中国では、この本は発禁となっており、 それが話題となって書店に並んでいた。 読んでみて、この程度で発禁とはちょっと厳しいなぁと思ったが、 中国の中でも最先端を歩む上海の姿を垣間見ることができた。 物語は不能な彼を持ち、ドイツ人との不倫を続ける女性が 本能のまま青春を謳歌しながら、恋愛を続ける物語。 主人公は自分の容姿... 続きを読む »
内容は
不能の彼氏と、妻子持ちのドイツ人との不倫に
揺れ動く25才のべっぴんさんの話。
これまた、愛とはどういうことでしょうというような
考えたくないような問題
歴史ある港町上海を舞台に、非常に肉感的な魅力の持ち主ココの暮らしぶりを克明に書きつづっていく。カフェで最初に出会った恋人は繊細な中国人芸術家。両親の反対を無視して彼と同棲を始めたココは、ドラッグと快楽の狂乱に取り込まれていく。だが中毒に染まっていく気弱な恋人をどうすることもできず、今度はある陽気な西洋人男性に心惹かれるようになる。 形式的な美辞麗句で塗り固められたこれまでの中国のイメージを打破し... 続きを読む »
主人公ココ始め、登場人物たちの言動は過激で問題大アリなんだろうけれど、ただのエロ小説(?)とは一線を超えているしっかりした文体が私は大好きです。
34言語に翻訳され、 45カ国で出版されているそう。2007年に映画化されたということは全然知らなかった。
筆者の自伝的小説。エピソードの数々が有機的に結びついてない印象。だから小説としての完成度は高くないと思う。上海という街、風俗の表象を理解する(した気になる)には適している、かも。
上海で生活するココ。ココには愛する天天とぃぅ彼氏がいるが、彼は子供の頃、父親が死に、母親はスペインで男を作ったっきり、祖国に帰ってこなくなった為、孤独に育った。そのせぃか精神的な病にかかって女性と肉体的な関係を持つことができない身体になってしまっている。男と女が愛し合う関係において一つになりたいと思うのは当然の事であり、特に女性は愛情深いせいか男以上に愛からくる性欲は強いだろう。 しかし天天の身... 続きを読む »
主人公はナルでエロティックだけど彼女は実は純粋な女性で一人の男をただ愛したいだけ。現代社会に活きる女性にとって、人を愛するとはどういうことか?という疑問を深く考えさせられる本でした。
ココは気楽に生きている。困れば親元に帰るし、自立してない女性の私小説なんですよね。結局、ココの回り全てが破滅へと向かっていく。
魅力があるのは語り口調の詩的な表現でしょいか。
大胆な性描写で注目され、中国で大ベストセラーになるも、当局に発禁処分を受けた話題作。
・・・ということですが、まあ、ここは日本なので。そしてわたしは日本人なので。そこまでどろどろした性描写ではないと思いましたが・・・。
主人公は25歳の女性、ココ。最愛の恋人・天天は過去のトラウマから性的不能者。妻子あるドイツ人男性と関係を持つことで性欲は満たされるものの・・・。
ん~・・・多少、自意識過剰気味のうら若きひとりの女の物語です。それなりに面白いけれど、ストーリーの途中で、突然、ストンと大切なポイントが明かされてしまっていて、それが勿体無い感じだった。
中国に留学しているときに読んだ作品。全体的にかたっくるしくなく、本家中国で発禁処分になるのもわかる気がする。中国人の作家も改革解放や天安門事件を期にだいぶ自由になってきていると思う。
中国で発禁処分となった問題作。
なかなか激しい内容ですが、今一伝わってくるものが。。
女性作家の感覚的な部分が前面に出ているので、やはり
男性とは感覚的に異なるのかもしれない。
アンニュイな、雰囲気。自意識の強い若さゆえの残酷な女主人公。デュラスやサガンを思い出した。
上海に台頭する新しい若者の世相を描きながら、主人公と恋人の根源的な孤独を描き、読ませる。この世界に熱狂した...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

