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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
(29レビュー)
・自分を納得させるのが一番重要。簡単に何でも納得するのはダメ。
・何をやるかより、何をやらないかが大切。極力研究するな。何が重要・より一般性があるかという判断力を養うには世界の研究の中心に我が身を置くこと
・仮説と実験が合わなかったときに発見がある。なぜ失敗したのか集中して分析する。
・availableな技術でぎりぎり解ける重要課題を探す
知の巨人・立花隆氏とノーベル賞を受けた利根川進氏の対談集。
この本を読んで、僕は「自分というものの存在」をはじめて理解できた。
僕の「つづく」という名前もこの本から受けた知識と衝撃と感動に由来する。
「生きていくこと」や「自分という存在」について考える人にお勧めの一冊。
僕の哲学の柱ともいうべき一冊です。
ノーベル生理学賞を日本人として初めて受賞した利根川進さんの研究と生き様に、知識の巨人・立花隆が迫った一冊.利根川発言の理解を助けるために、著者が所々にはさむ分子生物学に関するテキストも知的好奇心を満たす. でも圧巻は、やはり利根川さんが研究者としての構えや考え方を語るくだり.読むたびに目からウロコが落ちる. 著者の「精神現象というのは(中略)一種の幻のようなもの」という一言に、「そういう... 続きを読む »
読んでて色々と衝撃が多かった。
まず、利根川さんが言うには自分は真面目ではないということ。
真面目で優秀な研究家は成功しにくいそうだ。知識に頼ってしまいがちで、ひらめきを出せないから。
実験は意外な展開を発見することがほとんどだし、むしろ予想外の結果を出す方がいいしね。
研究って間違った仮説で研究を進めると、どんどん間違った方向に行くから怖い。
一番怖いのは自分の予測に合わない結果が出てきた時に、それが思いがけない結果でも、自分が間違ってたと認めずに自分の信じる仮説にねじまげてしまうこと。
利根川さんもこういう状況に陥ると失敗しやすいと論じていた。
これから研究する時、常に心がけたいものである。
そして研究は試行錯誤だとも書かれてた。
実習中も失敗が多いが、そこから色々学べるしね。最後の最後まで粘り強くやり続けることの大切さを痛感した。
研究者は人生をかけてどこかに眠る大発見という金脈を探し続ける。 今回読んだのは15年も前に書かれた本で、立花隆が利根川進にインタビュー形式で、大半が利根川氏の生い立ちからノーベル生理学医学賞までの道程を示し、最後に精神世界は科学によって紐解かれてしまうのかについて展開される。高校で生物をやっていない人でも、もちろん文系でも利根川進独特のあどけない話し方と図解で楽しくわかりやすい構成となってい... 続きを読む »
立花隆さんの本は
過去の著作でも
普遍的な内容を問うものが
多いので
時代に関係なく読めるのが
すばらしいと思う。
分子生物学とは云え
専門的な内容を問うよりも
ノーベル賞を取るような研究に行きつくまでの
ことが書かれているので
生物学の歴史や
免疫学との関わりのなかで
いまの分子生物学にたどり着く過程が
垣間見られて
とても面白かった。
でも一番面白かったのは
最後に差し掛かった時に
立花隆さんが利根川氏に
投げかけた質問だった。
それはまた「精神と物質」の
タイトルの意味を理解した瞬間だった。
最後は見事に物別れに終わってしまったのだけど
深く考えさせられる読後感だった。
元々、利根川さんの業績については何も知らなくて、読み終わった今は、とりあえず遺伝子に関することなんだなあという程度。立花さんによる分かりやすい解説をきちんと読めば分かるのだろうけど、もっぱら対談のところを気をつけて読んだので、あまり理解は深まらなかったのです。3か月前くらいに、大腸菌で遺伝現象を見る実験、というか観察をやったけど、これを読んでいればもうちょっと意味が分かったろうし楽しかっただろうな... 続きを読む »
分子生物学を学ぶ上で非常に役立つ情報が多かった。分子生物学の発展の歴史、研究者としての心構え、実験の原理なども一般向けに簡単に書かれていて良かった。何気なく僕が利用している技術が多くの人の知恵によりもたらされたものであるということには、ただ頭を下げるのみである。
抗体産生という神秘の世界を解明した人…。
詳細は↓
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2001年に、この本と出逢わなかったら、今の自分はない。それくらい大きな存在である。
書いてある内容そのものよりも、その背景にある信念が当時の自分にインパクトがあった。
iPS細胞ブームから買った本。
利根川進と立花隆の対談本。ノーベル賞を取った後、一般に分子生物の理解は深めたいけど全部取材を受けていたら研究ができないって事情から一度、とことんまで一般向けに話してそれで終わりにしようってことで立花さんに白羽の矢がたったみたい。NICEな人選だと思う。
対談と書いてあるけど会話を採録した情報量の薄い対談じゃなくて合間合間にかなり高度な専門知識の解説なんかがはさまっている。利根川さんがノーベル賞を取った研究内容をなんとなくじゃなくちゃんと理解しようっていう執念(?)が感じられる。
そのため、一般向け(しかも文庫)としてはかなり難解だけどすっごい面白い
本の中ではゲノムの解析はまだまだ時間がかかる(1993年発行)って書かれている。この世界はほんと日進月歩なんだなぁと思った。
難解だけど科学はどうして進んでいくかに興味がある人は読んでみるべし。
精神現象も含めて、あらゆる生命現象が根本的には物質的基盤の上に立っている、そして物質的生命現象というのは基本的にはDNAに記された設計図通り動いていくのだということになると、精神現象も決定論的現象だということになる。個々の人間の性格や知能、これらを基盤にした行動の大きなわくはその人が持って生まれた遺伝子群でかなり決まっている。それぞれが遭遇する環境が、その範囲内で影響を与えることはできる。本当に生... 続きを読む »
立花隆とノーベル生理学医学賞の利根川進との対談本。科学の実験では、失敗の連続にも拘わらず、それでも諦めずに続けるという精神力が必要との事。科学者という人種の持つエネルギーは図りしれないと感じる。2007/10/06
面白い一方で、科学万能主義的なはしゃぎ方にややひっかかるものを感じる。
人間の精神活動も物質の化学反応の結果として解明できたとして、それが「人間にとって」どういう意味を持つのか、という発想がない。
人間の心を特別なものと考えないのはいいとして、筆者たちは自分の意思=心は特別視しているのだね。でも、自分は特別なのは他の人間とて同じこと。
利根川氏のアメリカやスイスでの体験談は単純に面白く興味深いものだった。しかし,それ以外の部分は満足ではない。私見だけど,この御二人方とも,ちょっと「毒舌が過ぎる」気がいたします。生物学の専門知識のない人なら騙されちゃいそうな「怪しげな」ことまで言及しているのにはどうかと感じた
理系志望を決めた本。宇宙に憧れ、その後、脳への興味から医学部進学を目指したが、結果的に、工学部の生物物理の研究室で研究者になることを目指しました。大学時代にあった教授陣の影響で大学院進学は化学工学の道...
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