テポドン・諜報・テロ・拉致 謎の独裁者・金正日 (文春文庫 さ 22-4)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167560041

感想・レビュー・書評

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  • 佐々淳行氏の外事時代のエピソード集。
    タイトルの北以外にも、KGBなどのエピソードもあり。
    情報化の波によって時代は変わったとはいえ、最近の陸自の教範流出事案などをみても、こういう古典的なエスピオナージも未だ廃れているわけではない点で、本書は単なる昔話ではない。反スパイ法がないなかで苦戦を強いられてきたという防諜サイドからの問題提起が、現場の様子の描写を通じてよくわかる。この点は、今読むと特定秘密保護法の議論の文脈でも読めて秘密保護法制にも関心が湧く。
    なによりも、見えない世界で繰り広げられてきた諜報の戦いの一端が見られて面白かった。

  • 話半分、酔った親戚の話を聞くような。そういうの好き。本当かもしれないけど、、、

  • (2002.05.28読了)(2002.02.19購入)
    テポドン・諜報・テロ・拉致
    (「BOOK」データベースより)amazon
    日本人拉致、潜水艦侵入事件、テポドン発射などによりますます不気味な国家となった北朝鮮。その北朝鮮が企てる対日浸透・有害工作を阻止するため、日夜闘い続けている「外事警察」。世間に知られることのない「外事警察」の活動を長期間指揮した著者が余すところなく綴った緊迫のルポルタージュ。実録危機管理。

  • おもしろい。25年ほど前の話だが、現代もほぼ進化を感じない、外事警察内部ではないだろーか。

  • 北朝鮮の内部事情やソ連KGBのこととかが分かる。
    また、北朝鮮工作員のこととか…

  • ・寄せ集め佐々劇場。拉致なんかで北朝鮮に注目が集まったころに便乗出版って感じ。今読むと内容も古い。
    ・タイトルとは全然関係ないKGBとかの話の方が、北の工作員の話よりはるかに面白かった。シュタージとかね。

  • 事件本編の描写もさることながら、その隙間隙間にある話が面白いです。北朝鮮、KGB、その他って感じで3部に分かれていて、その他には韓国ネタも入っています。金大中の事件そのものがあったのは知っていたんですが、内容までは知らなかったので、これで要約理解で来ました。
    回りの人間模様が面白くて好きです。

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著者プロフィール

1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、国家地方警察本部(現警察庁)に入庁。「東大安田講堂事件」「連合赤軍あさま山荘事件」等に警備幕僚長として危機管理に携わる。86年より初代内閣安全保障室長をつとめ、89年昭和天皇大喪の礼警備を最後に退官。2000年、第四八回菊池寛賞を受賞。2001年、勲二等旭日重光章受章。著書に『東大落城』(文藝春秋読者賞受賞)等がある

「2016年 『重要事件で振り返る戦後日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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