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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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そういう下らないすれ違いは、人間の得意とするところじゃないか。
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弱きを助け、強きをくじく
― 69ページ -
深津は強がった
はあ、何のために
お前の不安を取り除くためだ
― 277ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(1769レビュー)
他の作品はあんなにさくさく読めたのに、これはなかなか進まなかった。
「死神」という職業についている存在があって、こういうルールの中でこんな風に仕事をしているのだよ、という話なんだけれども。
うーん、いまいち乗れなかった。
死神を主人公とした短編集だが、微妙なつながりが後半にあって、
最後の2編(旅路と老女)は面白かった。
重力ピエロとシンクロする場面もある。
それから、死神の世間外れなボケ度合いが絶妙。
死神の千葉と千葉の担当になった6人にまつわる6つのお話。
音楽が好きで仕事の時は雨ばかりふる、といったへんてこな死神だけど、どこか憎めない愛嬌があって好きなキャラクターだった。
どの話も終わりにかけてどんでん返しが待ってて面白かったと思う。
個人的には最後の話が好きだったなあ。途中から先の展開が読めちゃったのは少し残念だったけど。
短編だからさっくり読めた。
丁度映画になるときに読みました。 ミュージックが大好きなお洒落な死神「千葉」時間を越えて様々な人達の生か死かの判断を下す話なのですがタイトルにそぐわず最後はとても暖かい気持ちになれる作品です。 基本的に短編集なのですが短編同士が実は裏で繋がっておりそこらへんも楽しい。「恋愛と死神」がとてもステキな話で「死神の精度」から繋がる「死神対老女」でとてもふんわりとした気持ちになれます。
死神を主人公にした短編集。
死神ということでファンタジー的な話かな?と思ったら、ちゃんとミステリしてました。
短編集なのでサクっと軽めに読めて◎。
謎や伏線にはさほど驚きがあるわけではないので、ミステリとして見ると普通かなーという感じ。どちらかというと、死神ならではの人間離れした台詞や感想、性格を楽しむ1冊かなー。
死神から見た人間模様。現代の『吾輩は猫である』か。ただこの死神には千葉という名がある。現れるときはいつも雨。趣味はミュージック。嫌いなものは渋滞。同僚の死神との関係は良好。生真面目な物言いとシュールなボケぶりが密やかな笑いを誘う。『メメント・モリ』死を想え!「可」と言われるまで1日1篇ずつ読み続けたい短編集。
この著者の短篇集を読むのはこれで2冊目。 長編「モダンタイムス」を読んで以来、著者にハマった感じです。 さて、簡単に内容紹介を。 本書は短篇集とは言え、各短編の主人公は共通。 そして、その主人公とは、所謂"死神"。 より詳細に書くと、人間の死を司る役所(役所には人間は努めていません)の調査部に所属している存在が主人公です。 主人公は、同じ役所の情報部から... 続きを読む »
伊坂作品二冊目。
『阪急電車』みたいな進みかた。
あれみたいに、もうちょっと一冊を通して一体感あったら楽しかった。
最後に思い出してつなげた、みたいな感じが、
なんかちょっと残念。
「可」と「見送り」と、「雨」と「晴れ」と。
比較対象をこんなにも鮮やかに描くのに、
結局何の法則性もないの?
ファンタジーだからいいの?
村上春樹にはなれない、
東野圭吾ほど狙えない、
読みやすいんだけど中途半端。
ミュージックが好きで渋滞が嫌いな死神のおはなし。
短編集でさくさく読めて、
でも最後にはおお!って感動しました
晴天には感動して泣きそうだった!
「僕の昔見た映画でこう言ってたんです」
それは一昨日私に聞かせたのと同じ内容だな、と気づき、種を知っている手品を目撃するような気恥ずかしさに襲われる。
「『誤りと嘘に大した違いはない』って。それから」荻原がそこで間を置き、つづきを口にしようとしたがそれより先に、古川朝美のほうが言葉を発した。
「『微妙な嘘は、ほとんど誤りに近い』ですね」
「あ」と驚いた荻原は一瞬、息を止め、しばらくした後で、「古川さんも」とかろうじて言った。
「ええ、意外に好きなんです、あの映画」と彼女も勢い良くうなずいた。
そして、まるで二人で示し合わせたかのように、映画の題名を口にすると、その重なり具合にさらに感動したのか、同時に噴き出した。私はただそれを傍観している。「自分と相手が同じことを考えたり、同じことを口走ったりすると、何だか幸せじゃないですか」と言った荻原の言葉が、頭をよぎった。
短編集のようなつくりをしているけど、後に繋がったり、
膨大な時をもつ一人の死神の、ほんのひと時の話として、一つの物語になっています。
本自体短くて、テンポもいいので、気軽に読むことが出来ると思います。
人間臭いのに、人間の”愛”や”慈しみ”、”悲しみ”に共感することはなく、人間の愚かさに対して怒りももたない。
だけど、音楽と景色の美しさに感動する。
そんな不思議な死神の視点で人生を見れば、フッと肩の力が抜けて、これからの一歩が踏み出しやすくなるはず。
すごく面白かった。6つの物語にはそれぞれのカラーがあって、その中での死神のクールな受け答え・ふと出る人間のような優しさが好き。
所々つながる要素を含む書き方は読んでいてとても楽しいし、最後はすごい。読み手の心をしっかり掴む書き方だなと今回すごく感じた。
そして頭から離れない単語は『ミュージック』。死神らしくなくて可愛い。
私にとっての伊坂さんワールドへの扉はこれだった。
物語を進めていく一人の男に、「何だ、この妙にずれていて、されどどこかずれていない主人公は・・・」と小さく笑った時。
その時から私は伊坂さんが生み出すストーリーと世界観、キャラクターに夢中になっていたと断言できる。
死神の人柄と人間とのやりとりの妙が最大の魅力。それは★4くらい。
ストーリー展開や、時間や人間関係の絡ませ方は他の伊坂作品と比べると私は★3くらいに感じた。
総合評価3にしましたが、4に近い3です。
3.8くらい。
穏やかで、やさしくて、あたたかい素敵なお話でした。
死神を主人公にしながら(することで)人間の人情をよりくっきりと浮かび上がらせているあたりがさすがです。
余談ですが、映画では死神を金城武が演じていたようで、なかなかイメージぴったりだなと思います。
「ミュージック」を愛する死神の織り成すお話。
真面目なのだけれど少し天然ボケ(?)な死神の千葉さんが良い味を出してます。
一つ一つのお話は一応一話完結ですが、部分部分でお話が繋がっているところは、...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

