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この作品からのみんなの引用
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万太郎は過ぎ去った一年を振り返り、ひたすら執筆に時間を費やした結果、文章力が格段に飛躍した感を得た。頭のなかで考えたことを文章に変換するまでの時間が、ずいぶん短縮された気がした。だが、いくら文章が上達しようと、中身が伴わないと意味がない。
― 60ページ -
工場で夜、誰もいない場所を歩いていると、自分の身体がどこまでも伸びていくような、影が地面に溶けていくような変な気分になることがある(Fantastic FactoryⅠ)
― 163ページ -
客観的-そうキーワードは客観的なのだ。壁に向かう本人は、もうどうにもならないと思っているが、実は突破口はすぐそこにある。その手を、その足を、ほんの30センチ動かせば、一気に次の突破口が開ける、なのに気づかない。無理な体勢から壁を見上げ、狭い視野に写ったもののなかにばかり、解決策を見出そうとする。
みんなの感想・レビュー・書評
(99レビュー)
初め電車の中で読んでいた。
かなり最初の段階で噴出しかけて、これは無理だと思っておとなしく家で読むことにした。
この頭の中で、今までの小説が構成されているのだな…となんだか納得した。
万城目さんのエッセイです。
万城目さんのエッセイだなんて、考えただけで面白そう!とハードル上がる感じですが、期待通りでした!!
爆笑って訳ではなく、「ふふっ」っと笑ってしまうエピソード満載です。まぁ何度か噴出しましたが(笑)
とにかくどれも面白くて、読んでる間ニヤニヤしっぱなしです(;^_^A
そして意外にも(失礼?)行動力がすごくて、バックパックでヨーロッパに行ったり、ドバイにも行ったそうで。
何よりすごいのはモンゴルでしたが・・・・
好奇心旺盛というよりは「ちょっと行ってみたかったから行った」みたいな感じで書かれていて、またびっくりです。
エッセイも、おもしろいけどやっぱりこの人のデタラメさが最大に発揮されるのは、小説ですね。
けっこう、エッセイもデタラメですが、やっぱり、小粒な感じになってしまいます。
笑った。エッセイのところどころで噴出した。万城目学の感性はおもしろい。面白い小説を書く人だなとは思っていたけど、こんな庶民的かつ笑いの視点が鋭い人だとは思わなかった。しかも、だいぶくだらない。おそらく、学生時代や小説家を目指す無職浪人時代とか悲劇的なことも多々あったろうが、そういった部分はだいぶ端折って笑いをクローズアップさせる。色々なものを視点一つで笑いに変えられる人間の強みが、そこここで輝いていて楽しかった。時にとんでもない行動力を発揮するところもいい。モンゴルの遊牧民生活のところなんか、いいなー珍しい経験してと普通思うのだが、まったく羨ましくなかった。
マキメ・ワールドの原点を見た感じ。面白い。渡辺篤史の建もの探訪、自分も密かに好きな番組であり毎週録画して楽しんでいるのだが、万城目さんのような楽しみ方をしてみたい。
この人、ほんと面白いわぁ。
エッセイだと小説よりも作者のことがよりさらけ出されている感じがありますが、より一層ファンになりました。
篤史に対する思い入れの強さが、特に最高。
少年時代に大阪で阿呆の薫陶を受け、大学時代に自分探しの旅で全財産を失い、はては作家を目指して単身東京へ。
ホルモーでついに無職を脱するも『御器噛』に苛まれ、噛みまくるラジオに執筆を阻まれ、謎の名曲を夢想する日常は相変わらず。
そのすべてを飄々と綴ったエッセイ集です。
色んな雑誌・メディアからのエッセイなので 統一感がな話題も様々な方向へ飛んでいくのですが、章立てにしてあり、章ごとの内容は統一感もあってすっきり読めました。
「西川のりおじゃないか」ぶふっ
「おおお、フェルメールの明かりが」ぶはは
面白すぎるではないか
私は著者と年が近く、しかも私も京都の大学生だったのでとても親近感がわく。万博記念公園もよく遊びにいったもんだ。
関西人でなくても十分面白いと思うけど、関西人ならもっと楽しめるのではないか、というネタ満載である。「探偵ナイトスクープ」とか「ごっつ」とか(ごっつは全国区か)
西川のりおとか名前出てきただけでうけるみたいなとこあるもんなあ・・・
実は最近工場にちと興味があり「Fantastic Factory」はなかなか惹かれる文章だった。万城目さんと安全課の人とのやりとりも心に残る。
「鹿男あをによし」、「鴨川ホルモー」、「プリンセス・トヨトミ」と出す小説のどれもが馬鹿馬鹿しい設定であるのに、どうにもやめられないかっぱえびせんのような作品。
「一体この著者の頭の中はどうなっているのか?」と初エッセー集を読んでみた。やっぱりちょっとおかしな人だった。
偏執的にゴキブリが苦手である私。著者が部屋でゴキブリと戦う日常を描いた「御器齧り戦記」には鳥肌を立てながら読むことになった。これほど共鳴できたので、私は万城目氏が大好きだ。
他にも、80年代、90年代歌謡曲の話しとか、バックパッカーのエピソードなどハマるツボがたくさんある。もう一冊出ているエッセイ集も早く読まねば。
万城目さん、おもしろすぐる…どうして、こんなに笑えるの。
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

