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みんなの感想・レビュー・書評
(174レビュー)源平の争いで世が荒れている平安末期。悪源太こと義平を将として慕い、戦い続けていた草十郎。主を失い絶望と孤独に生きていた彼を救ったのは清澄な気を生じる舞を舞う糸世だった。孤高な彼の笛音とひたむきな少女の捧げる舞が出逢うとき数多の天界の花々を降らし、世の天命を変えてゆく。だが類い稀な才気は惹かれあう二人を翻弄の渦に巻き込んでいく。◆大好きな時代背景を舞台とした荻原さんの作品が読めるなんて幸せこの上ない。朴念仁の草十郎とお茶目な鳥彦王の絡みがあまりに滑稽で吹き出してしまう。鳥彦王の最後の言葉はすごく切なかった。http://ututusamayouhisseki.blog.fc2.com/blog-entry-30.html
荻原作品に対する拭いきれない苦手意識を抱えつつもこの作品の舞台となっている時代設定に興味をもち手に取ってみました。 そんな「おっかなびっくり」の読み出しではあったものの、最初の数ページであっという間にこの物語の世界観にどっぷりと浸っていました。 これまでの荻原作品ではかなり強烈に感じ、KiKi の苦手意識を醸造してくれちゃっていたあの「少女マンガチックさ」がこの作品ではほとんど気になりませんで... 続きを読む »
荻原さんにしては珍しく、情けない男が主人公です。カラスに助けられながら、失われた想い人を取り戻そうとする情けない男のお話。
とにかく純で純で、もうどうしようもなくもどかしいお話なんです。
主人公は段々、純で居たくなくなるし、自分が純だと信じられなくなったりもするんだけども。
彼女を追うためには、遠く離れた彼女を感じるためには、純でいなければならないという何ともお気の毒な主人公。
純な気持ちで女性を追うことも、純な気持ちを捨てて女性を抱きしめることも。どちらも楽しく、苦しく、美しくて正しいことを純に描き切った素敵な小説だと思います。
正直最初はなかなか話の世界に入り込めなくて話が進まなかった。
けど、読み始めるとこれまた引き込まれる荻原ワールド。
勾玉シリーズとは別の設定でも、出てくるキャラで鳥彦王と言う鳥の王が出て来て、またそのキャラが最高にいいキャラだった。
全体的に少し寂しい感じが漂う話、でも終わり方はちょっぴり切ない中にも綺麗にまとまった話だった。
源氏の一党として戦った草十郎は一種の超能力者で、鳥の王さまカラスの鳥彦王と会話できその修行につきあい、異界との扉を開くことができる舞姫糸世と出会い笛の力で世の運命を変えるが…。
特別な力を持つ笛と舞の少年少女の恋が成就するのか悲恋に終わるのかあやふやなのでハラハラさせられる。
なかなかに魅力的なキャラクタたちが使い捨てられるように登場しては次々に消えていくのは草十郎が移動している者であり鳥であり風の眷属だからだ。
★4つでもいいのだけど、コレといったところがないので、とりあえず3つ。
(2005年12月20日読了)
和風ファンタジーを読みたいのなら!
勾玉シリーズから続けて読むと魅力倍増です。
中盤で少しダレてしまいましたが、だいたいはいっき読みできると思います! 舞という文化は美しいですね。
……笛吹きというとなんとなく色男を想像してしまうのは何故なんでしょう(笑)
大変おもしろかったです。
いや、この方の作品はほんっと好きなんで、もう批判のしようないんですが、今回の話は荻原ワールド好きにはにやにやの設定がいくつもちりばめられていて・・・
大満足でした。
時代設定からヒロインの性格からとにかくつぼでした。
勾玉シリーズの残滓…落ち武者&遊女なんで色々リアルにエグいけど青春初恋物語。少年頼朝やキモかっこいい後白河上皇が彩りを添える源平前夜な中世ファンタジー。最後のほう微厨二で微世界系…でもって面白かったぁ。
鳥彦が好きなので、彼が出てきただけでも楽しく読めたのですが、それだけではなく草十郎と糸世の壮大な物語も楽しめました。最後は切なかったけれど、こうなるべきだったんだろうなと思えるので納得のいく最後でした。
勾玉シリーズの流れをくんだ物語。
勾玉シリーズと思って読むとなんか違うとおもうかも?
厚い本なだけあってどんどん話しが流れていってしまって終着点がわからず迷子になりそうでした。。。しかし、飽きずに読む事が出来ました。空色勾玉から出てきた鳥彦の血族?やっぱり大好きだ‼別れの場面なんてキュンっとしてしまいました。
日本を舞台にしたファンタジーです。勾玉シリーズより更に現実の歴史を軸に不思議で綺麗な世界観で話が紡がれています。
草十郎の笛と糸世の舞の情景描写と恋心の描かれ方が清らかでとても美しかったです。
鳥彦王の存在がこの物語の最大のスパイスになっていて、最後の瞬間は切なさで胸がいっぱいになりました。
勾玉三部作の続きと言ってもいいような、ファンにはたまらない世界。
シリーズの中で一番恋愛度が高いような気がしてそこもお気に入り。草十郎も糸世もピュアでかわいいし、なんといっても鳥彦王が魅力的。
勾玉3部作が大好きで、この本が出たときも気になっていましたが、
ようやく、読めました。
中学生か、高校生くらいの時に読めたら、またちょっと違ったのかな、
と思います。
内容は、ああ、荻...
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