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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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「粘って、粘って。倉知選手、またファウル。しつこいですねえ。ピッチャーも疲れてきたんじゃないですかね」倉知巳緒は目を閉じたまま、架空の実況中継をするようだった。
おまえは表情を崩さず、彼女の耳元に口を近づけると「バットを短く構えて、ボールをよく見て」とつぶやいた。
― 198ページ -
「人生はどうだい。野球は楽しいかい。」
「野球は楽しい。」
― 204ページ -
去年と今年で変化があるのかといえば、ほとんどないと答えるほかないのも事実だった。幼稚園の頃から高校生までのほうがよほど日々の生活に刺激があった。プロ野球選手の毎日は、去年が今年であったも変わらぬような、代わり映えのないものに思える。たとえば、今日という日を切り取り、昨年の同じ日と重ね合わせてみれば、ほとんどぴたりと一致するのではないか。そう感じるほどだった。
― 188ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(724レビュー)伊坂さんの本はほとんど読んでるけれど、これは伊坂さんじゃないような感じで読みながら何度も著者を確認してしまった(笑)ファンタジーでサスペンスでホラーで、まるで漫画を読んでいるみたいだった。野球のことはわからないけど全く問題は無かった。
伊坂ワールドでしょう。文体とか、登場人物の軽妙なやり取りは伊坂氏ならでは。
マクベスの描写を取り入れているけど、別にマクベスに倣っているわけではない。
王の周辺はいつまでも王を王たるものとして接するし、本人もマクベスのように善悪で苛まれたりしない。まあ、終盤で、自分が野球界の秩序を乱していることに疑念を抱き始めるが、最終的には「救済」という王の役割にまい進するし。
エンターテイメント性あるれるファンタジーですよ。
しかし、マクベスに対する理解・造詣とか、伊坂氏は読む者を試すようだよね。良くも悪くも・・・・・。
マクベスじゃないか!伊坂さんやりたい放題やな、と思ったけどあとがきを読む限りそうでもなかったみたいね。野球の才能を持ってうまれてきちゃった人のお話。あんまり心理描写がなかったので父親、母親、彼女がキャラ被るってゆう事態が発生しているよ。
マクベスの印象も強いですが、伊坂さん独特の非常に深い文章だと思います。レビュー上でこの作品の評判が悪いのが理解出来ません。表面上の面白味だけで判断するなら娯楽作品としてはイマイチかも知れませんが、言葉の使い方や視点、文章構成はやはり他の伊坂さんの作品と同じく面白く、楽しめる文章なんですよ。
解ってもらえないのが残念。。。
話はなんとなく難しかったです。「魔女」がいたり、超能力とかは他の伊坂さんの本でもあったんですが、他の本と何か違って。
輪廻転生の話と思って良いのでしょうか、でも別の何かもあるような。王求の生き方が上手く言えないんですが怖かったです
伊坂幸太郎っぽい部分もあるのだが、
自分が伊坂小説に求めるものはほとんどなかった。
ハラハラ感、キャラクターのユーモラスさ、伏線の貼り方&まとめ方、
最後の大どんでん返しといったものは、ほとんどなかった様に思う。
帯にファンタジー小説と書いてあるように、ミステリーではないので、
しょうがないかなとも思うし、伊坂さんはこういう小説も書きたかったんだなと思った。
そう考えれば、伊坂幸太郎の幅の広さを見ることができる小説とも言える。
うーーん。何だったんだ?
最後に謎解きのようなものがあったなら,印象も違ったと思うんだけど。
amazonより(「BOOK」データベースより)
弱小地方球団・仙醍キングスの熱烈なファンである両親のもとに生まれた山田王求。“王が求め、王に求められる”ようにと名づけられた一人の少年は、仙醍キングスに入団してチームを優勝に導く運命を背負い、野球選手になるべく育てられる。期待以上に王求の才能が飛び抜けていると知った両親は、さらに異常ともいえる情熱を彼にそそぐ。すべては「王」になるために―。人気作家の新たなるファンタジーワールド。
語り方とかシェイクスピアからの引用とか伊坂さんっぽいような、ちょっと感じが違うような・・・
ある意味、ファンタジー要素もホラー要素もあり。
王になるために生まれてきた、野球の絶対的才能を持った山田王求。晩年最下位弱小球団の熱狂的ファンの両親が、我が子の才能を見出し、当たり前に行う言動が怖すぎます。語り手の正体も後半までわからず、3人の黒ずくめの女たちなど謎も多いです。
シュールで異色な印象を受ける分、読みづらさもあるけど、独特すぎる世界観が面白かったです。
時々伊坂さんこうゆう作品書くなーって内容。
あえていうなら、SOSの猿とかみたいな…非現実のファンタジックな世界観が好きならいいかと。野球の王になるべくして生まれたオトコ。なんだかとっても切ない…読後感も私は苦しかったな…
タイトルの通り、王様の話、なのかな?
この話はどう評価すればいいのかわかんない、みたいによく書かれてるんですけど
私もよくわからないです。
つまらない話ではないけれど、でも何か物足りないかんじ?
タイトルの通りにとるなら王様の話でした。
と言っても、そのまま王様の話ではなくて
天才(つまりそういう意味で王)野球選手の話。
シェイクスピアがモチーフみたいで
現代でいうところ王様の悲劇を描きたかったの、かな?とも思うんですが
それが書きたかっただけってわけでもないだろうし…。
主人公の内面がまったく描かれていないので
群像劇ぽかったです。
私はこの本は実験的にいろんなものが込められていると思うので嫌いじゃないけれど
嫌いな人は嫌いだろうなぁと思います。
今までと違った感じ?な伊坂幸太郎作品。
人間の生きる世界ってそういうもんかもな、と思って納得できるし、天災における人生のとらえ方って意味では面白かったけど、伊坂作品特有の疾走感みたいなものを感じられなかったし、だからと言って泥臭さもなくてシュールさだけが残って淡々と終わった感じだった。と思う。
テーマとして面白かっただけに、☆が減ってしまいました。。。
伊坂にしてはつまらない。熱狂的な野球チームファンの親に育てられた天才的少年がプロ野球選手になる話。
親が息子の為に殺人を起こしたり、あまりにも天才バッターのため、敬遠だらけでろくに打席に立てなか...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

