帰らざる時の物語 (秋田文庫 3-6)

著者 :
  • 秋田書店
3.73
  • (5)
  • (2)
  • (7)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 51
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (435ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253173872

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 短編が24つも入った本。
    種の生き残りや、命が続いていくことをテーマとした時の輪の物語を描く姿勢は変わらないんだなと思った。
    ハーロックも登場していたけど、ちょっと印象が違うような。

  • 「四次元世界」に続く、少年時代に読んだ大人の松本 零士です。
    「四次元世界」は、昔の小学館文庫から出ていましたが、こっちは、昔の秋田漫画文庫からでていたと思います。マンガの文庫本ブームみたいなのがあって、大人が読むのにも耐えられるのは、けっこう文庫出てていたのかな?
    たしか、萩尾 望都の「百億の昼と千億の夜」も、秋田漫画文庫で、1番最初に読んだのです。

    前も書いたけれど、本当に、松本 零士は変わらない。かわらないから、もしかして凄いのかも。

    すでに、今と同じテーマ、時間の輪の物語をかききっています。

  • えろい。なんか生命力があって好き

  • 1975〜1976にかけて連載された24の短編集。松本零士の作品宇宙に迷い込むのにこの本ほど適したものはないのでは。1編を紹介させていただく。「暗黒地帯の羽音」。読者は生きるために原始的な人間を近代兵器で狩る種族に身をおいて話は進む。もはや彼らの領域に踏み込むしかないのだ。しかし、相手が自分の餌であるという一方的な見方がどうして通じるだろうか。彼らにとってはわれわれも餌なのである。その当たり前の摂理を突きつけられた次の瞬間に読者は更なる事実を見せつけられる。う〜ん。やられた。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1938年、福岡県生まれ。マンガ家。1953年に「蜜蜂の冒険」でマンガ家デビュー。以来、少女マンガ、動物マンガを経て、少年マンガ、戦場マンガ、SFマンガなど多彩なジャンルの作品を発表する。いまも現役の日本を代表するマンガ家の一人。著者『男おいどん』『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』『宇宙海賊キャプテンハーロック』など多数。

「2018年 『零士のメカゾーン 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松本零士の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×