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みんなの感想・レビュー・書評
(178レビュー)東大の教授である著者のヒトが5日にわたって中高生を相手におこなった歴史の講義をまとめた本で、明治維新以後、国家の近代化を図る日本が、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、日中戦争を経て、太平洋戦争で敗戦するまでの経緯を、各局面での当事者の心情も踏まえながら細かく教えてくれています。 タイトルやオビにある、フツーのニッポン人が「それでも、戦争を選んだ」理由については、「陸軍に煽られた」としか語られて... 続きを読む »
(「BOOK」データベースより)
普通のよき日本人が、世界最高の頭脳たちが、「もう戦争しかない」と思ったのはなぜか?高校生に語る―日本近現代史の最前線。
講義形式で書かれていたのが読みにくかったが、内容としては良かった。
日本の近代史において、先人たちがとってきた行動とそれを取り巻く内外の環境の因果関係、さらにその結果なにが起こったかを理解できた。
日中戦争の時期においてアメリカは、中国の巨大な市場が日本によって同船されることを恐れた。
せっかく敵であった日本が倒れたというのに、中国は共産化してアメリカの市場になることはなかった。
シュタインは、日本がとるべき道に関して、いくつかのヒントをくれた。
主権の及ぶ国土の範囲を主権線といい、
次に、その国土の存亡に関係する海外の状態を利益線と呼ぶことを教えた。
相手が使った論理をそのまま使って反論するというのが、外交上一番効く。
水野廣得は、日本は経済が大事。
国家の重要物資の8割を海外に依存している国なのだから、生命は通商関係の維持にある。
現代の戦争は必ず持久戦、経済戦となるから、日本は戦争する資格がない。
中高生でも読めるくらいの内容だけど,とても良い本。歴史を後から見て断罪するだけではいけない。普通の日本人が当時どのように思い,行動していたのか,そういう想像力をもって考えることの大切さを教えてくれる。時期が来たら,子供にも読ませたいと思う。
太平洋戦争に関する章は良く理解できるのは、それだけ知識があるためか。それ以外の章でも取り上げられる個々の内容は理解できるのだが、それらをひとつのテーマ(題名)にまとめて理解しようとすると今ひとつピンとこない。
太平洋戦争の理解を考えるとまだまだ関連文献の読み込みが足りないのかもしれない。
問いlを抱いて歴史を俯瞰することの意味を知った。自分にとって都合のよい事例に囚われてしまいがちである。評価や判断を下す際の類推、想起するための歴史的な事例が真実に近い形での解釈の蓄積とファイリングされていることが大切。なるほど歴史は科学なのだ。戦争へと動いた事実を正確に捉え、これからを見据え評価・判断していくことが必要なのだろう。
雑誌「考える人」で紹介されていたので購入。近代史(戦争)に関する本ってあまり読まないんだけれど十分に楽しめた。当時の軍部が農地解放とか、民意を汲んだ政策を打ち出して民意を得られていたことが新鮮だった。戦争が始まればそれどころじゃなくなるって、ちょっと考えれば分かるのに・・・。高校生に行った授業内容をまとめたもので読みやすかった。
東大教授が私立栄光学園の生徒(中学一年から高校二年生)に5日間で行った講義内容。もっと、学校では近代史に力を入れるべきだなと思う。それにしても、栄光学園の生徒のレベルの高さには脱帽。
今更ながらですが、ようやく読み終えました。
とても出来のいい良書です。少なくとも学校で習う程度の近代史では知り得なかった内容盛りだくさんで、戦争に突き進んだ日本を通しで学ぶ事ができます。
戦争の良し悪しなどを語ったものではなく、「どうしてそうなったのか」を考えるための本。歴史とは本来そこにあるのだという事を知らせてくれる。
当時のあらゆるデータを分析し、当時の世界各国の思惑を客観視することで『なぜ戦争に進んだのか?』をつきつめた本である。
あらゆる歴史的事象の裏側に着目するという切り口で書かれていて、非常に面白かった。
日本史の勉強も考察もほとんどしてこなかった私にとって、日清戦争~第二次大戦の各国の状況・思惑を掘り下げて学ぶよい機会となった。ある事象に関わるいろいろな人物についてそれぞれ時間軸を遡り、また戻ることで人物の言動に納得感を与えてくれる。軍部への国民の期待が高まっていく様は、覚えておかなくてはいけない。また、歴史を学ぶ楽しさも教えてくれる。歴史上のある事象が、思わぬところで後の事象に影響を与えている、ということを意識させられた。
よくまとまっている。
高校生レベルとあって、日本史を勉強している人間としては流れを確認する程度の内容。
もう少し巨視的な観点、つまり思想的側面からの考察が欲しかった。
高校生に向けた講義録。
加藤先生のお話もとてもわかりやすかったが、学生たちも受け答えが凄い。デキル学校の学生は違うな~。
大人も読んで考えて、失敗を学んだ方が良いね。
性懲りも無く、度々暴走して、大きく失敗を繰り返してるけどさ。
私たち中高年の世代が、いまの政治や外交にうまく立ち往けないのは、歴史教育で明治以降の近代史をしっかり学び考えることがなかったからではないか、と思います。思想的なものは様々かもしれませんが、もう少し最近の先代の政治、外交の苦労を学んで活かすべきだと、本書を読んでつくづくかんじます。
横浜の栄光学園の生徒有志に対して5日間に渡って行われた特別授業の書籍。日清戦争、日露戦争、第一次大戦、満州事変と日中戦争、第二次大戦の5章構成。当時の社会状況や国際社会において日本がおかれていた状況を、中学生でもわかるように説明。(栄光の生徒達の質問やコメントのレベルの高さには瞠目)。何故、日本が戦争につきすすんんだのか、突き進まざるを得なかったのか、ということ詳述。(売り飛ばさず、自炊して持ち歩きたい本。)
日清戦争から始まる50年以上の連続した戦争状態に、なぜ明治維新後の日本は突入してしまったのか。そこに至るまでの国内事情を紹介しながら、高校生に対して問いかけ、一緒に考えていく。
とにかく、ここに...
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