- Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784259565824
作品紹介・あらすじ
「アブラムシはミイラ化すると益虫になる」
「ハチの巣は多いほどいい」……
完全無農薬で500品種の野菜を作る著者が、
長年の観察と経験で培った“虫を生かして菜園生活を楽しむノウハウ”が詰まった一冊!
110種以上の虫の習性と正しい付き合い方がわかる!
感想・レビュー・書評
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美味しい野菜は虫も集まる自然のきれいな営みの中でお百姓さんによって日々見守られながら育っていくー虫達の営みを大事になさっている一部始終を楽しんで読めました。菜園の手伝いを始めた頃には虫は苦手でしたが、今時は本書の虫の写真のわかりやすさに感謝します。蜂やアリなどの虫に加えカエルの話興味深く、多くの田圃からカエルの鳴き声を聴いた20年前ぐらいを振り返るのでした。作物を育てる知恵を編み出す発想力に溢れ、自身の考え方にも刺激となり有難い本でした。
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読むたびに、新発見が見出せる自然の虫のお話。
今まで殺そうとしていた虫が、回り回って益虫になる話は実に興味深い。
ゆっくり、じっくり読んで見たい作品だ! -
第1章 虫をだいじにする農園
第2章 いろんな虫図鑑
テントウムシ類/アブラムシ類/コナジラミ類/アザミウマ類/カイガラムシ類/ヒラタアブ/クサカゲロウ類/ガ類/チョウ類/ハチ類/ハエ類/ハムシ類/カメムシ類/その他の昆虫/昆虫以外 ほか
第3章 僕の虫とのつきあい方
テントウムシが教えてくれた/アブラムシのいない畑に未来はない/極悪三大イモムシは早期発見がカギ/ミツバチは「買う」より「飼う」/アシナガバチは勤勉なハンター ほか -
虫の種類が知りたいときにいいかも!
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益虫、害虫と簡単にくくれない虫もいる。
各虫との付き合い方が100以上紹介されているので非常に実用的。
畑で見かけた虫がどんな虫なのか、まずは調べてみよう、そんな気になる。 -
退職して花木を眺め、家庭菜園を楽しむようになって、虫たちに接し、害虫、益虫、複雑な食物連鎖の仕組みなど、今まで考えもしてなかったことに、ある意味、忸怩たる思いをしています。害虫の筆頭とも言えるアブラムシも食物連鎖の底辺を支えるということでは必要な虫なんでしょう。そのアブラムシを食べるテントウムシにも善玉と悪玉がいるとか。昆虫たちはかなりの偏食家のようですw。カマキリは1個の卵から(さなぎを経ないで)200~300匹の赤ちゃんカマキリ(成虫)が生まれてくるんですね。肉食でアブラムシ、ハエ、ハチ、セミなどを。小川幸夫 著「虫といっしょに家庭菜園」、2018.6発行。