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みんなの感想・レビュー・書評
(496レビュー)
再読。綿矢りさの描く主人公は本当にリアルだ。その辺にいそうな、世間を冷めた目で見ながら、だけど諦めきれない姿が容易に想像できて、その世代近辺の人はさらに共感もしやすいんだろう。いきなり登校拒否して、部屋の荷物全部捨てて、空き時間にバイトして。自分もパソコンのようにインストールできたら、と、思い描く。別に女子高生じゃなくたって、再インストールしたい時があるもんだ。
人間関係も、ラベルでは語れない、微妙な距離を描いている。普通じゃないけど、ありふれている家庭像、教師、その他大勢の他人。終盤、ふたりの母親が秘密を知って、その後にとる行動とが好き。
朝の番組で綿矢さんを見かけてつい読んでしまいました。
比喩が新鮮だったんだろうなあと思ったりして。
あとは、著者の写真(ポラロイド)があざといなあと。
でも、なかなか楽しく読めました。
鬱屈した思春期といおうか。
4、5時間で読めるほど感情移入しやすい物語だと私は思いました。
主人公の沈黙が嫌いで、いい加減な話で時間を持たせようとしてしまう癖を持っているところや、変人になりたがり、変わり者を自称するなど、私に少し似ている気がして、とても感情移入しやすかったです。
女子高生がアダルトチャットで一儲け!たしか話題になった時こういうオビかタイトルがついてたと思うんですけど
読んだ当初、とにかく「アダルトチャットで一儲け」してみたくてたまらなくなりました!
諸々の事情で実行は出来なかったんですけど、
今思えば若い貴重な時間をアダルトチャットに使わなくてよかったとは思います・・・笑
読後に不思議な清涼感の漂う作品で物語がすっと頭に入ってきます。
割と主人公に気持ちを入れこんで読んだ覚えがあります
登校拒否中の女子高生が小学生と一緒にアダルトチャットで一儲け。
綿矢さんが話題の人だった時に「蹴りたい背中」は読んだけど、この作品は未読だったので今頃ですが読了。なかなか面白かった。
17歳の作者が少し背伸びをして書いている感じが伝わってきて読みやすい作品だと思う。後半がちょっとあっさりしてるかとも感じたけど、全ての小説に大どんでん返しが必要なわけでもないし、これはこれで短編小説としてアリか。
氏の最近の作品は全くチェックしてないので、読んでみようかなあ。
肩書きはすごい。
なんだか話題が集中してたなーという記憶。
本人の写真も「今時の子」という感じで、つるりとしてかわいらしい。
物語も、ありそうで、なさそうで、ありそうなお話。
文章はとても読みやすくて、分かりやすくて、楽しく読んでしまった。
きっと反発も受けるのかもしれないけど、17歳でこれだけ書
けるんだから、将来有望のような気がする。
もっともっとたくさん新しい世界を覗いて
もっともっと色々な視点で見ていって欲しい。
それを彼女が小説という形にするのなら、読んでみたいなーと思う。
主人公のへろへろしているようで、結構芯があるんじゃないか?っていう感じは結構好きでした。
この時代ならではの空気感がある。
パソコンが普及している現代だから書けた作品だろう。
チャットが小説の殆どを占め、内容が風俗的なものというのに、生理的に受け付けないものを感じた。
うん、面白かった。
著者が17才の高校生なので考え方とか自分に共通するものもあったし、
テンポの良い文章の書き方なので読みやすかったです。
登校拒否中の女子高生が小学生と一緒に風俗チャットで金もうけ、という
現実世界には一見なさそうで、そして実際にはすごくありそうな内容。
同年代の人にはおすすめかな。
目の前のスクリーンで朝子が動き、考え、青木少年が動き、苦笑する。もう少し近くで、と手を伸ばすとざらついた白いスクリーンに指先がぶちあたって、一気に醒める、始終そんな感じでした。 強く、まっすぐに、「道に戻る」前向きさの当然の肯定が、私にはどうしても受け入れがたかったのだと思います。 決定的な根底で“共感”できない、それはもしかしたらこのひとの文章の所為でもストーリーの所為でも技巧の所為でも思考... 続きを読む »
何者でもない自分に、何者かになれるであろう期待と何者にもなれないであろう諦めを感じる世代をうまく描いたフィクション。
設定面白いし、文章にも引き込まれる。けど、薄い。良くも悪くも世代感があるから、リアルタイムで読むべき作品だったんだろう。今、どんな作品を生んでいるのか気になる作者、ではある。
思春期の心性が表れてる良い作品。高校生の鬱々とした、あと一歩行ったら危なくなりそうな、そんな状態を感じられる。
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