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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
(44レビュー)話の筋は忘れてしまったけれど、この本に収録されている「ポラロイド」にあるセリフに励まされることが今も多々ある。原動力というか、大事にしている。
何気ない日常の中にある青春を感じることができる4編の短編小説。
通勤の電車の中で読んでたんだけど、特に何も考えなくても情景が自然に頭に浮かんできました。
物語の中に自分もいて、影からこっそり見ているような気分で読める本でした。
現代における〈距離〉の感覚を主題化した傑作だと思う。 現代においては、交通、通信の発達によりいくらでも距離を〈ショートカット〉できる。その気になれば、今日今から大阪にも仙台にも行けるし、大阪から友達を呼び出せることもできるという、そういう感覚をシャープな文体で切り取っている。 連作短編集なのだけど、標題作の第一話は合コンで変わり者の男が自分はワープした経験があるのだと語るのに耳を... 続きを読む »
ゆったりした日常を取り出した感じ。
女の子たちの心の揺れかたに共感できる。
遠距離って言っても会おうと思えばすぐ会えちゃうんだよね。
ワープの話はそれを体現している。
恋人や好きな人のために、物理的にも精神的にも距離を飛び越えたい、と思った経験は誰にでもあるだろう。
この作品はいろぃろな『ショートカット』をする人々が描かれていて、とても親近感を持って読める。
ただ全部あっさりし過ぎてる感があって、心や記憶に残るような感じではなかったのが残念だった。
「きょうのできごと」で、この作者の書く大阪弁の
自然な響きに居心地のよさを感じてしまってまた借りてきました。
すごい強烈に残ってる内容じゃないんだけど、
読んでる最中は妙に落ち着く。
遠くにいる好きな人を思う気持ち。
逢いたいけど、逢うことの出来ない人をワープしてしまうくらい思う気持ち。
私にだってありました。
N君のことを強烈に想ってた自分を思い出した。
これって、やっぱり髪型じゃなくて近道的な意味でのショートカットよね、たぶん。
遠距離恋愛とか、距離感みたいなものについての短編集でした。
なんだか、ちょっと切なかったり、でもちょっと前向きに希望が持てたり。
終わり方が好きだなぁ。
まだつづきがありそうというか、この人の作品は全体的にストーリー自体にはっきりしたおちみたいなものがある性質でもないので、なんだかさっぱり終わります。
まだ描写し続けようと思えば続く感じがするのがいい。主人公たちが物語が終わった先でも生きて生活してそうな感じがする。
忘れてしまいそうな
胸の奥の小さな隙間に落としてしまっていた
大事な大事な事を
くすぐるように思い出させる
そんな短篇集
キーパーソンは なかちゃん
「なあ、おれ、ワープできんねんで。すごいやろ」
「なかちゃん」という男性でつながる連作短編集。表題作は大阪のある町で開催された合コンで、主人公の女性のとなりにいた「なかちゃん」が酔っ払いながら「ワープしたことがある」という話をする。主人公も、遠く離れた地にいるある人のことを思い出す。
関西弁で綴られる『距離』や『時間』なんかがほんのりテーマになっている気がする、なんとなく恋愛にまつわる、作品の短編集。
柴崎さんの、なんとも捉えどころのない文章が好き。なんだかふわふわしている感じ。でも、どこか繊細で、リアル。
ある共通の人物が、複数の話に出てくる。
リアルなんだけど、不思議な話たち。
個人的にはこのなかの『やさしさ』って話が好き。
『ー真夜中にいるから思ったことがほんとうになったのだと思った。片野くんが言ったみたいに。わたしが、強く思ったから。』
この辺が好き。
浪人時代に柴崎友香を知ることができたのは本当に良かった。
どこにでもいそうな人たちが、どこかにありそうな場所で淡々と暮らしている様子は他のどんなことよりも私を勇気づけた。
これは短編集なのだけど、どの話にも出てくるあるひとりの人物「なかちゃん」彼がいい味出してる。なんか憎めないんだよなぁ。
なかちゃんの言うとおり、会いたいと思えば会えるって信じたい。
遠距離恋愛の4つの短編。それぞれの話は独立しているけれど、遠くにいる誰かのことを考えているという、共通の細い糸で繋がっている。
■会話文が魅力的
大阪弁のたんたんとした会話が魅力的。
「だっ...
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