推理小説 (河出文庫 は 13-1)

著者 :
  • 河出書房新社
3.21
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本棚登録 : 3293
感想 : 474
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309407760

感想・レビュー・書評

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  • おもろい。ドラマ化されている「アンフェア」の元になっている作品。死体のあった場所に寝転ぶ。凄く読みやすくて一気読みでした。小説と連続殺人が平行して走っているというシナリオが斬新でした。

  • 『アンフェア』の原作で、筆者・秦建日子氏のデビュー作。刑事・雪平夏見の物語だが、警察モノというよりは推理小説である。しかし伏線回収度は今ひとつで、スッキリ感に乏しい。警察モノとして続編読んでみようかな。

  • なんとひねくれた人たちばかりが 登場するのだろう。
    アンフェアーの篠原涼子とはちがった 雪平がいた。
    17歳の少年を撃ってしまったことで、
    バッシングにあった 雪平。
    離婚され、子供からも 認められない。
    美央は、人殺しの娘といわれて 学校でいじめられている。

    事件を解決する能力は確かに高いが
    家は 殆ど片付かず、ゴミだらけ。
    殆ど眠らず 酒ばかりのんでいる。
    眠る時は 全裸らしい。
    刑事のパートナー 安藤は つきあいがいい。

    推理小説を 実際に ひとを殺しながら 紡いでいく。
    出版社に、警察に その小説を 3000万円で買えと言う。
    愉快犯?なぜ、そのような 面倒なことをするのか?
    推理小説家 久留米隆一郎とその後輩の ミステリ研の人たち。
    最初は 脈絡なく 2人が殺されるが、
    じょじょに ミステリ研にまで 殺人が及ぶ。
    それで 犯人は 一体誰なのか?
    雪平は やっと突き止めるが。

    ひねくれた人たちとひねくれた推理小説。
    アンフェアー リアリティ オリジナリティ センス。
    なんとも言えない せつなさが 残ってしまった。

  • ブックオフでタイトル買いしてみた小説。
    犯人が起こす事件が推理小説として執筆される、というメタ構造?を持つ物語。なんでわざわざリスクを冒してしてまで自分の犯行を小説として書くのよってのは読んでのお楽しみ。
    推理小説ってこういうものだよね、という薀蓄も語られるんですが、それが伏線となって裏切られました。面白かったと思います。
    雪平夏見という、バツイチで、前の事件で犯人を銃殺したことがあり、検挙率ナンバーワンという、敏腕女性刑事が出てくるんですが、なかなか魅力的なキャラクターです。でも、これ映像化出来ないだろうなと思ったら、既に篠原涼子主演の「アンフェア」というタイトルでドラマ化されてたんですね。アマプラで1話だけ見られるので、見てみようかな。(あとはレンタル)

  • 雪平夏見シリーズ、やはり面白い。

  • この作品は、読み始めてから、あれ? ドラマの篠原涼子主演の「アンフェア」の原作だったみたいです。知らずに買ってました。ってドラマは見てないので、なんの支障もなしw 刑事物は好きで、女性刑事というと、「ストロベリーナイト」の姫川さんが好きだなー。こちらの雪平刑事さんも、かなりぶっとんだ設定でめちゃ色っぽい♪ こんな刑事さんに詰問されたいw お話は、怪しいとにらんだ人があたりでした。この犯人は、独りよがりの自己満足なナルシストです! 回り巻き込むなよって思っちゃったw

  • 面白かった!ドラマ版は未視聴だけれど雪平には篠原涼子さんがずっと浮かんでいた。雪平、安藤、瀬崎のキャラクターに引き込まれた。雪平のデートを目撃して家まで追ってしまう安藤のシーンには揺さぶられた。凄く淋しくて切ない。終わり方も格好良かったし、ぶれない雪平は魅力的。アンフェアの言葉の使い方も冴え渡った。

  • ドラマは見ていない。
    ただ、主役を篠原涼子さんが演じていたことだけは知っている。
    ドラマの中身は知らないが、この小説の中での雪平を篠原涼子さんがどう演じたのか?気になるところ。

    小説自体は、場面展開が激しい。という印象。
    なので、初めは、頭を切り替えるのに苦労した。
    でも、それに慣れると、テンポが早いのでスラスラ読める。
    自分が感じたのを一言で表すと、「狂気」。

    この続きの本も借りたので、引き続き読む。

  • 映像化している猟奇モノってなんだか主役の刑事は女性刑事の割合が高い気がするわ~。
    そしてまんまと引っかかる私。
    好きな部類の主人公、雪平夏見。
    ドラマ見てなかったけど、どうやら瀬崎が西島さんだったらしいとの事で非常に後悔。。。
    瀬崎も割と好きなタイプのキャラです。
    映像畑の人っぽい文章だなぁと。
    読ませるよりも、見せられた感じ。

  • 会社員、高校生、編集者…面識のない人々が相次いで惨殺された。事件をつなぐのは「アンフェアなのは、誰か」と書かれた本の栞のみ。そんな中、出版社に届けられた原稿には事件の詳細と殺人予告、そして「事件を防ぎたければ、この小説の続きを落札せよ」という要求が書かれていた…

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著者プロフィール

1968年生まれ。小説家・脚本家・演出家・映画監督。2004年『推理小説』で小説家デビュー。同作はドラマ&映画化。著書に『And so this is Xmas』『女子大小路の名探偵』他多数。

「2023年 『Change the World』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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