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みんなの感想・レビュー・書評
(23レビュー)
梶真作品にそのまま没入。
ベッドで数時間の作品だ。設定は別にして、どう落とすのかに興味津々。過去は変えることが出来ない。しかし、未来は変えることができる。
ラストがなかなかキレイに決まるので、途中の文句も忘れてしまう。どうしても逢いたいというパワーが、ラストを生むんだろうな。
SF色は薄いけれど、タイムトラベルロマンスってこんなものだろうね。過去の作品が下敷きだけれど、じょうずにまとまっている。
携帯電話やE-mailの普及で
距離や時間を瞬時に飛び越えること
他人の時間や空間に求められていないのに割り込むことが
可能になって、手紙を用いて思いを届けるもどかしさも
待ち遠しさも一気に遠い過去のものとなり
運命のすれ違いを描くドラマも作りにくいだろうが
こういう方法があるのね。
作品中に出てくる作家
R.マシスン『ある日どこかで』の記憶も新しく
J.フィニイ『愛の手紙』を読み終えた直後なので
手紙しかやり取りできない二人が
どのような結末を迎えるのか気になって一気に読み終える。
オチが読めるという声もあるけど滝水氏の最後のヒトコトと
持ち物は予想外で、なんだかあったかい気持ちになって
自然と笑顔がこぼれてしまった。
沙穂流さんの最後の手紙は私の60歳の誕生日
登山好きの無骨なデザイナー、滝水が雨宿りのために入った洞穴で、一人の女性に出会う。つかの間の出会いの中で芽生える仄かな恋情。彼女が置き忘れた手帖の住所を手がかりに、彼女のもとを訪ねていった滝水が知ったのは、衝撃の事実だった・・・という、話です。
ありがちじゃーん、と思うかもしれませんが、軽妙な筆致に乗せて描かれる風景や人物が素晴らしく、いつの間にか、物語の世界にのめりこんでしまいます。長くもなく、さりとて短くもない、後味さわやかで素直に感動できる、良い出来の中編SFです。SFといっても難しい数式は出てきません。いわゆる、(S)少し(F)不思議な物語です。
カジシンさんお得意の時間差ラブストーリー。
この本は行間スカスカの体裁、内容的にも先が読めてしまい
いまひとつ印象がよくなかったです。
キャラメルボックスの成井さんが対談で絶賛していたので期待しすぎたのがよくなかったかな・・・。
★2つ半くらい。
この小説を読んだのは、 『黄泉がえり』に続く切なく美しい愛の物語。 という帯のコピーに惹かれたわけではなく、ただ梶尾真治という作家が好きだからだ。(『黄泉がえり』を読んで無いクセに) 内容は、というとリリカルないつものカジシン調。 最初から最後まで『どこかで読んだ事のある』感じが抜けない。 主人公の行動も物語の展開も『次はこうなる』と思ったとおりに進む。 でも、でもなのだ。 『時を超... 続きを読む »
とても面白かった。 正直、作者の別作品は納得がいかない部分が多すぎる。 のは、自分が女だからかもしれないが SFに女は興味がない、SF好きは変わり者 といった偏見を常識として前提に書かれているのが どうにもひっかかってしまう。 しかしこの作品は、そういったひっかかりが比較的少なかった。 シンプルで読みやすい作品。 以降ネタバレ。 タイムトラベル物だと思いながら... 続きを読む »
05年4月。
熊本県白鳥山の洞窟で雨宿りをしていた滝水浩一の前に現れた美しい女性沙穂流。
ほんのつかの間の出会いであったが、
彼女が忘れた手帳を届けに行くとまだ彼女はこの世に存在していなかった。
互いに惹かれあい、何とか会おうとするが、そうは簡単にいかない。
過去と未来。
それはつまり、沙穂流が滝水の運命を知ってしまうということ。
歴史は変えられない。
だからこういう結末いいじゃないですか。
機械を使わないタイムマシン・シチュエーションというところでしょうか。白鳥山自体がガジェットとして扱われていますね。リリカル系カジシンの王道を行く作品ですので、安心して(笑)人に薦められます。
「時空を超えて出会った男女の愛をリリカルに描く長編ファンタジー」との事だが、確かにすごくリリカルな小説。
しかし内容はまあとして、字のスカスカさ加減があまりにも気になる。行間があんなに開いた小説、見たこと無いんですが…ライトノベル??同人誌???
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