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みんなの感想・レビュー・書評
(396レビュー)「不可能」といわれていた無農薬のリンゴ栽培を成功させた木村秋則さんの苦闘を描いたドキュメント作品です。 このヒトは、スゴいヒトです。 「人物」っていうのはこういうヒトのことをいうんだ、と思いました。 それは、成し遂げたその偉業や、そこに至るまで数々の苦難に耐えた精神力をしてそう思ったのではなく、偉業を達成する過程で苦境に立たされる木村さんを支えるヒトが必ずいるということに、です。 どん... 続きを読む »
自然。
この世に存在するものすべては、調和の中にある。
自然に生かされている人間。
我がもの顔でその調和を崩していく人間。
自然とは、人間とは、調和とは・・・?
リンゴの自然栽培を通して、そんな疑問に答えてくれる1冊。
夢をあきらめかけている人も必見!!
素直に食べてみたい。
そう思った。
私たちが食べているものは農家の方々が必死に作ったもの。
最近は形が悪くても売るようにはなったけれど、まだまだ「商品」としての規格は変わらない。
それでもやっぱり体に染み渡るほどのおいしい食べ物が食べたい。
木村さんの想いは、偉ぶっているわけではない。ただ必死にりんごと会話してきた結果だという。
もちろん木村さんだけの苦労ではないだろうし、多くの人が支えている。
でもそんな支えも木村さんの一生懸命さや人柄が作り出したものなんだろう。
この本一冊で人生の指南書や人の支え合い、現代社会の弱点など様々な要素がつまっているといっても過言ではないほどでした。
絶対不可能と言われた無農薬リンゴ栽培を成し遂げた木村秋則さんの苦労・挫折・成功までの努力の数々が綴られています。
久々に、心の底から「すごい!」と思える人です。
この人の生き方は誰にも真似できるもんじゃない。
ページをめくる指が止まらず、一気読みしてしまいました。
りんごの木は農薬を使うことを前提に品種改良が進んだものだそうで、無農薬栽培は絶望的なほど難しいらしい。が、10年以上かけてそれに成功したのが木村氏である。辛くきびしい実験生活は、苦悩や孤独と貧困に満ちている。よくもまあ・・・と半分あきれる。これを経営的にいえば、損切り出来ないダメ農場なのだが、その一途な姿勢に心打たれるモノがある。継続の重要性を説く本は多いが、自己犠牲を織り込んでここまで継続出来た偉人はそうはいないだろうなあ。このおじいさんに「あきらめるな」と言われたら・・・想像もできない。恐れ入った。
ちょっとした執着から「リンゴの無農薬栽培」を目指し始め、いつしかそれに取り付かれていった男の苦闘と成功の物語。単なるサクセスストーリーというよりも、本当に奇蹟の物語という印象です。それも非科学的な奇蹟ではなく、主人公の男性の考え方も、またそれを説明する文章も、きちんと学問的な裏づけがなされているので読んでいて分かりやすく、主人公の苦闘の過程も追いやすいし最後の「奇蹟」にもきちんと納得ができます。ルポともドラマともつかない不思議な本ですが、一読の価値あり。
著者がインタビューした内容をドキュメンタリー仕立てで書き上げている。テンポよく読めた。本書はテレビ番組での放映がきっかけになって書籍化されたからか農業の歴史(品種改良、農薬、化学肥料等)から、農家の考え方や農法など、前提知識を説明した上でストーリーを展開してくれるので分かりやすい。なお、農薬の是非に対しても比較的中立的な立場から論じており、単に自然農法を絶賛するような内容になっていないのも良かったように思う。あくまで焦点にしているのは木村さんの人生とか哲学とかそんな感じ。木村さんの言葉にグッとくる。
ちなみに本書の木村さんは福岡正信の著作がきっかけで脱化学農法を始めたようだが、福岡氏にコンタクトする事はなかったんだろうか。木村さんが思い悩んでいた頃でも福岡氏はまだ存命中だったはずで、木村さんの行動力なら接点持っていそうなものだけど…
この本はある書籍ブロガーさんが紹介されている記事を読み、興味が湧いたので読んでみました。
青森の農家である木村秋則さんが世界で始めて無農薬リンゴの栽培に成功に至るまでの記録が書かれています。成功に至るまでの苦悩がひしひしと伝わってきて、リンゴの花が咲いた時に心が躍った。
「死ぬくらいなら、その前に一回はバカになってみたらいい」
固定概念にとらわれずに現実と誠実に向き合うのは難しいと思うがそのとおりだと思う。
久々に一日で読んでしまった本です。皆さん、読んでみてね!
「すごい!」の一言。
農薬を使わないことへの周囲からの批判、リンゴりんごが収穫できないことで家族に貧しい暮らしを強いること、収穫できるようになるまでの苦労は想像するだけでゾっとします。
この本ではあまり専門的なことには触れられていませんが、誰よりも努力して、誰よりも勉強して、誰よりも考えて、それでも叶わない夢。どんなに苦しくてもあきらめす、一心不乱に取り組む姿に感動を覚えます(なぜだか少し切なさも・・)。
振りかえって、自分はここまで本気で努力しているだろうか? 真剣に考え続けているだろうか?
非常に引き込まれるサクセスストーリーで、りんごを無農薬で栽培する困難さと、主人公である木村さんのパイオニアとしての常軌を逸した狂気性が、わかりやすく描かれており、一気に読めてしまった。
途中で涙が落ちそうになったが、それは感激ではなく、困窮にあえぐ家族の苦境を慮った時 (最後リンゴの花が咲いた時もヤバかったけど)。ハイリスクという面では、これまで見聞きしたチャレンジの中でも最大の部類に入ると思うし、有無を言わさず8年間にわたって家族を犠牲にしてきたことには、素直に成功を喜ぶ思いになれず複雑な心境になった。
作者の姿勢は、アンチ農薬論や成功者賛美に偏ることなく、根底に複雑な自然や生態系への畏敬の念があるように感じた。賞賛に値すると思う。
『人が生きていくために、経験や知識は欠かせない。何かをなすためには、経験や知識を積み重ねる必要がある。だから経験や知識のない人を、世の中ではバカと言う。けれど人が真に新しい何かに挑むとき、最大の壁になるのはしばしばその経験や知識なのだ』
10年近くの歳月を、不可能と言われた無農薬栽培に費やし、その期間、収入は限りなくゼロ。貯金はすべて使い果たし、家族5人での極貧生活。周りからは、白い目で見られ、避けられるようにすらなる。
本人も、成功の確信はないでも、後には引けない。唯一の支えは、自らの信念のみ。この状態を10年近く耐え抜いた。
読み始めると、感情移入し、一気に最後まで読んでしまう感動のストーリー。死ぬまでに、一度、このリンゴを食べてみたいという気になります(笑)
リンゴを無農薬で作ることがこんなにもむずかしいなんて。
木村さんの諦めない強さ、リンゴへの熱い思いが感じられた。
誰もやったことがないからできないって決め付けるのではなくて
自分でやってやろうじゃないかって言う気持ちがどれだけ大切か。
それをきちんと実行してる木村さんはすごい。
NHKプロフェッショナル仕事の流儀制作班監修。
「絶対不可能」を覆した農家木村秋則の記録。
「リンゴの木は、リンゴの木だけで生きてい
るわけではない。周りの自然の中で、生かさ
れている生き物なわけだ。人間もそうなんだ
よ。人間はそのことを忘れてしまって、自分
独りで生きていると思っている」
本書は、絶対不可能といわれたリンゴの無農
薬栽培を可能とした、木村秋則の記録である。
その道のりは壮絶と言えるが、感動的であっ
た。
話題のリンゴを食べてみたいと思うが、現在
は市場に流通していないとのことで残念であ
る。
3年ごしでやっと読む機会が。
これを読んでいる間、人間社会に今あるすべてのものを便利に作り上げた先人達に想いを馳せた。
だれも出来なかったことを完成させるには、ある意味狂ったくらいの強迫観念がなけ...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

