- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344015517
作品紹介・あらすじ
相手の力を利用すれば実力以上の仕事ができる!気鋭のクリエイティブディレクターが挫折と失敗から編み出した45の仕事術。
感想・レビュー・書評
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今を充実させることを知りたくて読書。
オンとオフの壁を壊すことでより真剣になれる。10代の自分を肯定する。後者は今後の自己分析でひとつのポイントになるかもと気づかせてもらった。
もっと自分が勝手に抱いている常識や思い込みを疑ってみろっと感想。
世間一般と真逆のように受け取れる内容かと一瞬思うが、著者の人柄、生き方などが感じられて面白い。
読書時間:約35分詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
合気道の基本は脱力、余分な力を入れない。
-1発想の自然体を取り戻す
アイデアは書き留めない→よさそう
そのほかはなんだか話の筋が相対する感じだ。
-2仕事と自分の気を合わせる
この章には合気道の真髄が入っているような気がする。脱力系である。
-3人間関係の常識を逆手に取る
示されたポイントが常識なのか逆手なのかわからず。そもそも、自分の常識=世間の非常識はよくあることだ。
-4自分自身を脱力させる
これは脱力ではなく、解脱という気がする。ドラマを作り、伝説を演じる・体はやがて名になる・回り道は近道(=王道ってこと?) -
おもしろい。サラリーマンの気持ちをわかってくれてるからこそ、響くものがある。
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「流される」ままに。 あんまり深く考えずにそんな感じで物事と向き合ってみるもの良いのかな? 佐藤可士和さんとは違う世界観で面白かったです。
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とても読みやすかったし、広告業ではたらく自分にとって興味深く読むことが出来た。
そうそう。
そういうのあるって共感できた部分もちらほら。
クリエィテイブとクライアントに挟まれ葛藤し、鮮度が落ちていく。。
まさにそれ悩んでます。
(総評)
作者自らフォローしているけど。。
実行するのはあまりに危険w
自分なりに解釈して役立たせるのがよいかと思います。
肩の力がすぅーと抜けて心地よい本でした。
広告業界ではない人の感想を聞きたいな。 -
気鋭のクリエイターの本ということで、思わず気合を入れて臨んでしまいそうですが、全然そんな必要はありません。あまり難しいことは考えずに、体に沁み込ませるようにゆったりとページをめくりましょう。
著者である箭内さんが、日々の仕事において大事だと思っていることを飾らない素直な言葉で綴っています。一貫して箭内さん独特の視点が貫かれており、ゆるーく読める割には、他の本では得られない内容に触れることが出来ます。自身の弱点さえも柔らかく受け止めて、良い方向へ持っていこうとする箭内さんの在り方に、何だか励まされます。日々の仕事の中で、色んなことに振り回されて、色んなことに妥協して、頭もかちこちになってしまった時に、すうっと自然体に戻してくれる本です。
「流される」から遠く行ける。確かに本書はこの言葉に尽きると思います。 -
リーラボでの日ヨッシーさんのお勧め本。
タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE」や資生堂「uno」を担当した、元博報堂社員のクリエイターということで、文章のそこここに独特で強烈なアピール力を感じます。
自分の個性をぐいぐい押してくる広告マンの本は、正直好きではありませんが、項目別に言っていることは、とてもシンプルで、わかりやすかったため、最後まで読み切りました。
まずは、タイトルにもある合気道は、「人の力を借りて自分の仕事力を向上させること」とする彼の信条から来ています。
そういった柔軟な考え方は、見習うところ大です。
わかりやすいし納得できるものではありますが、これまでの著者の考え方やポリシーをまとめたものなので、読んだ人が全てを信じて会得すべき世の中の真理とは、また違う気がします。
この本に書かれていることは、あくまで著者の思い信じて突き進む道であり、万人向けの教科書ではないため、それをわかっていないと、やみくもに彼の二番煎じになってしまいかねないような気がしました。
一つの項目は4,5ページにまとめられています。
短いものだと、3ページに満たないものもあり、端的にまとめられているため、パラパラと読みやすくなっています。
本全体が著者の個性的な雰囲気に包まれていますが、その反面で「人前で落ち着きがなくなる」とか「人の目を見られない」と悩む人の立場に立ったアドバイスをくれるなど、社会との折り合いに悩む、弱い立場の人の目線にも立ってくれています。
自由で柔軟に物事をとらえることが大事、と教えてくれる一冊です。 -
素朴で自然体の中に天才肌ってこういう人なんだろうなぁと思ってします。
アイデアは書き留めない、会議をしない、(固定概念などをうまないために)ラフをかかないこともある、とはじめはびっくり、話をよむと理にかなっているように感じ、しかしながら、一般的なひとにはできるはずもない。と思ってしまう。
個人的にひとつ実行できるとしたら「常に会う人に緊張する」
緊張することを肯定して、逆になるべく緊張するようにする。
というもの。
自分も緊張することを否定的に感じていたので
なるほど、考え方かと感心しました。
全体的にも、ラフな中に、筆者の誠実さを感じられ、
気楽によむことができました。 -
気鋭のクリエイティブディレクター・箭内道彦氏が導く仕事術。MACPOWERでの連載コラム「クリエイティブ合気道」の本とは違った実用書です。“自分の弱点を生かす逆転の発想術”というコンセプトで、目次の項目を眺めると「アイデアは書き留めない」とか「プライドや個性を進んで捨てる」とか「イエスマンになる」などなど、一見“あれっ?”って思うような、つまり普通の実用書にありそうな超ポジティブで崇高なメッセージとは逆のアプローチが多いことに気づくのですが、読み進めているうちに、クリエイター(まるで全能の神みたい…)と呼ばれるがゆえのプレッシャーとか呪縛から開放されるような気持ちになります。
私自身も、自分のことを個性がないとか、つまらないとか、口下手だとかいろいろ悩むこともありますが、そんなこと考えるから逆に不自由になってしまうんだ、ということを教えてもらったような気がします。
テレビとかで見る箭内さんって見た目も仕事ぶりもなんて個性的なんだろう、という佇まいですが、この本のタイトルとのギャップを感じて読んでみたら、その逆転の発想術こそ箭内さんの今を形成しているのであり、“個性がない”と思っている人こそ読んでみて、実践できる内容じゃないかと思います。 -
肩の力が抜けた、本。
箭内さんのキャラクターは、情熱大陸、トップランナーからの印象が強い。
肩の力を抜く、ことに強い芯を持った方という印象。