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この作品からのみんなの引用
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街じゅうの伝えたいことがこのポストに集められ、それぞれの目的地へ散っていく。けれど、ポストはなにも代弁しない。もちろん、演出も、だ。
できるなら、ぼくは、ポストのような存在でありたい。
― 159ページ -
自殺というのは、感情的な人間にはできないものだってことだ。
ほんとうに悲しいときには死ぬ気力もないし、死ぬ気力が出てきたときには生きる元気まで湧き上がってきやがる。
すんなり自殺できる奴ってのは、おそらく心の平衡を保つのが上手い奴なんだ。
無表情に、おだやかな心持ちのまま、ラインを踏み越えるのさ。
― 134ページ -
本質的には、世の中に嫌な奴なんて誰もいない。自分と異なる価値観や行動パターンや見解を持っている奴がいるだけだ。
あなたは、彼らを便宜上嫌な奴だと呼んでいるだけなのである。
しかし・・・・・・この世の中には、嫌な奴あまりにも多すぎる!
― 183ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(48レビュー)
何冊も読んだ重松清なのですが、このお話は新鮮な感じがしました。
セイウチのキャラに一番惹き付けられました。冬眠する女性と、そのそばにいる主人公、そして、女性のなかの赤ちゃんの不思議で、微妙な、暖かい物語でした。
よかったです。
冬眠をする義妹と
亡くなる直前まで浮気をしていたらしい妻。
そして僕…。
眠り続ける少女の話を以前テレビで見ていたし
興味深く読み始めたのだけれど
はっきりいってつまらなかった。
最後の方は完全に斜め読み。
(11.05.22) 主人公の圭司は、ある日妻の玲子を事故で亡くす。玲子には少し変わった妹・耀子がおり、その妹は冬になるとまるで冬眠するかのように眠ってしまい、他の季節は誰とでも寝てしまう。毎年冬が近づくと耀子は、圭司たちの家にやってきて「冬眠」していた。 玲子の葬儀が終わり、圭司はふとしたことから妻に恋人がいたことを知る。やりきれない思いを抱えた圭司は、妹である耀子と一晩を共にしてしまう。その... 続きを読む »
売れない翻訳家の圭は妻の死後にその不貞を知る。生硬でつまらないと評される翻訳しかできず、精神のバランスの取り方が器用なために、逆に感情を揺らすことが下手くそな彼が冬になると「冬眠」してしまう精神病を患っている義妹”耀子”との生活、実は妻の盗作だったただの郵便配達員の”セイウチ”との出会いを通して痛みと向き合い、変化していく物語。村上春樹風な文章がイマイチだけど面白い話だった。「四十回のまばたき」って、口語英語で「うたた寝」って意味なんだそうです。
デビューから2作目くらいなのかな?
ずっといろんな「リアルな姿」を描く重松清さんの作品を読んでいたので、不思議な気持ちでした。
妻を事故で亡くし、その妹は鬱からくる「冬眠」をする。
彼女は妊娠する。その父親の可能性もあり。
その中、翻訳家をしている彼は仕事をしながら、アメリカから来た実は妻の盗作だったただの郵便配達員の翻訳に成功、ベストセラー。
あらすじはこんな感じなんだけど、主人公はなかなか感情を表に出せない。
いつもいつも均衡を保っているように見える。
でも人って穴が必ずあるんだ。
と妻の死や、「家族」その自分と似た似非作家を通じ自分を見つめる。
難しいな。またいつか読んだらなんか感じるのかな。
これっていうそのエンディングはないからね。相変わらず。
私が読んだ重松の中で最低の評価、こういう作品は読みづらい。妻を亡くした売れない翻訳家が冬になると冬眠する妻の妹と暮らす、妹はだれの子かわからない子をみごもっていて、途中いい加減なアメリカ人が出てきたり、死んだ妻への未練もありの、、、、「40回のまばたき」はそのアメリカ人が言うには米語の口語で40回まばたきすれば嫌な事も忘れるという事らしい。読んでいて時間の流れがゆっくりと感じるのは退屈だからか?
■あらすじ■結婚7年目の売れない翻訳家圭司は事故で妻を亡くし、寒くなると『冬眠』する奇病を持つ義妹と冬を越すことになる。多数の男と関係してきた義妹は妊娠していて圭司を父親に指名する。
冬になると「冬眠」してしまう精神病を患っている義妹をもつ売れない翻訳家の圭は、妻の死後にその不貞を知る。
生硬でつまらないと評される翻訳しかできず、精神のバランスの取り方が器用なために、逆に感情を揺らすことが下手くそな彼が、一冊の物語と義妹との生活を通して痛みと向き合い、変化していく物語。
重松清が29歳の時の作品とあって、作風が若々しい。主人公は少年時代や故郷を振り返る中年ではなく、現在の中でもがいている一人の男だ。
洒落た言い回しや流れる雰囲気に、なんとなく、村上春樹や大崎善生を勝手に連想した。昔はこういうものを書いたんだなぁ、としみじみする。
重松清らしいけれど、近年の著作にはない味わいのある一冊。
重松氏の作品としては、少し不思議なお話でした。
冬眠する女性や変わったアメリカ人が登場します。
ただ、中はさすが重松氏。
「家族」や「命」について考えさせられます。
これからも重松氏の作品を読...
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