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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
(47レビュー)もし自分の父親がこのような人物だと思うと身の毛もよだちますが、これは作者の父親がモデルなんだそうです。すさまじい「業」というものを感じます。 この小説は大学時代に始めて読んで以来、現在に至るまでに何回も読んだんですけれど、そのたびに大きく打ちのめされます。内容は他のところでさんざ書かれているしビートたけしが主演で映画にもなっているので、有名です。それでも、少しだけあらすじを書いていくと、こ... 続きを読む »
キャラが完全に固定されてて良い。ただ、この映画、金俊平をビートたけしが演じてるってのは、間違ってる。濡れ場を求めて映画化したとしか思えん。しかし、色んな人生があるもんだ。自分こそ借りてきた猫みたいなもんだ。カミさんに読ませてやりたい作品。
第11回山本周五郎賞。初の梁san作品。在日朝鮮人社会を強烈に描いています。キーワードは、金俊平、実在の父親モデル、数奇な運命。重いテーマですが、追っかけて行きたいと思います。
一九三〇年頃、大阪の蒲鉾工場で働く金俊平は、その巨漢と凶暴さで極道からも恐れられていた。女郎の八重を身請けした金俊平は彼女に逃げられ、自棄になり、職場もかわる。さらに飲み屋を営む子連れの英姫を凌辱し、強引に結婚し…。実在の父親をモデルにしたひとりの業深き男の激烈な死闘と数奇な運命を描く衝激のベストセラー。山本周五郎賞受賞作。(amazonより抜粋)
迷惑なキチガイ朝鮮人オヤジの話
昭和の貧民街の様子や、金と酒と貧しさと暴力だけが支配する世界には戸惑うばかり。
おそらく現代のほとんどの人は自分とかけ離れ過ぎていて逆にリアリティがなくて読めるんだろうけど、自分が当事者だったら多分読めない。
あとかまぼこは食べたくなくなった
ほんまかいな、と思うぐらい冷酷で非情、気に入らないとすぐ暴力をふるい、その暴れ方はハンパない。やくざでさえ震え上がるぐらいだ。女にも酒にもだらしなく、そのうえケチときている。いいとこなしのどうしようもない在日韓国人のおやじの話。 胸くそ悪くなるぐらいヤなおやじなので、読んでて気分悪くなってくるんだけど、話のテンポが速く、読みやすい文章なのでついつい読み進んでしまった。 1930年大阪西成区。ジ... 続きを読む »
34/100 98年 第11回 山本周五郎受賞作 『火車』宮部みゆきにつづいての山本周五郎受賞作の紹介。 こちら04年にビートたけし主演で映画化されてます。 わたしの文庫本の表紙は、ビートたけしの顔写真。 昨夜は寝苦しくってなかなか寝付けず、3時ごろ起きだし朝7までこの本読んでました。 コメント書くのも眠い、トホホ・・ 内容は在日の家族のお話、金城一紀... 続きを読む »
全編とにかく、性と暴力に充ち溢れている。そして理不尽。
持前の巨漢と凶暴さで、「我が道」を行く、主人公の金俊平。
もし、金俊平のような人物が自分達の目前におり、その欲望のままに発揮される暴力を目の当たりにした時、いったい僕たちは何ができるだろう。おそらく、いや、きっと何もできず、ただその「嵐」が過ぎ去るのを待つことしかできないだろうなと思いながら読んでいた、嫌悪感を抱きながら。
なんとなく割り切れない気持ちを抱きつつも、それでも、金俊平の圧倒的な力には畏怖すら感じてしまうのであった。
金俊平の、身勝手、理不尽、狭量なパーソナリティから発せられる圧倒的なバイオレンスに身を委ねてみるのも一興かと思う。
戦争時代、東京に一人の朝鮮人がいた。 その男はやがて、暴力で金も女も地位も勝ちとり、誰もがその男の前では赤子のようになってしまうなんでもありの最恐といはれ、何年もの間多くの人を苦しめる。 そんな一人の男の生涯を描いた作品です。
「人間死ぬまで生きるだけだ」
主人公の父親は、暴力とカネだけを信じて、周りの人を全員不幸のどん底へと突き落としながら生きていきます。その超人的な暴力ぶりは非現実的であるものの、著者の迫力の描写によって、非常なリアリティーを帯び、読みながら恐怖のどん底へと突き落とされていく気分になります。まるで恐怖映画を見るように、次はどんな恐ろしいシーンが待ち構えているのかと貪るように読んでしまいました。
しかし、無敵の暴力を誇る父親も年齢と病気には勝てず、自らもどん底へと落ち込んでいきます。いい気味だと言うのもあまりにも哀れな末路。
チカラとカネの無力さを実感させる名著であります。
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

