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みんなの感想・レビュー・書評
(163レビュー)
サラリと読めた。
一つの話を読み終えるごとに「あー、そういうことなんだー」と思えて読み終わった後もフムフムと思い返して余韻を味わえた。
後味の悪い話もあるけど、最終的には面白かった。
ちょっとファンタジーな短編集。
それぞれの物語が少しずつ繋がっていて、全てが語り口調。細かな設定や構成が、興味深い。
「日本昔話をモチーフにした、現代の昔話」。
なんとも説明しがたい本です。小話形式ですが、特別に盛り上がるでもなく淡々とした語りが続き、その話のかすかな起伏や言葉選び、構成の機微を楽しむ。そんな本なのかもしれません。一般的にそういう類の本は概ね自慰的な印象を受け、あまりよく思わないことも多いのですが、プロットと構成の妙もあってかこの本は気持ちよく読むことができました。結構好きです。
あと失礼かもしれないけど、どうしても伊坂さんの「終末のフール」を思い出し、少し重ねてしまいました。アプローチが違う感じで別物ではあるけれど、こちらは少しだけ暗い部分が露わになってる感じです。
物語は、多くの人々に語り続けられ、後世にも伝えられてきた。ロクでもない人々のどうしようもない人生でも、もうすぐ地球が滅亡してしまうという時には、それが新たな人類にとっての貴重な資料となる。それでも人の営みや、根本的な感情は古代から変わらない。言葉で残すこと、何でもないことでも語ることは、簡単なことでありながら、非常に重要な行為なのであることにも気づかされる。
こういった三浦しをん作品、好きです。(好みが分かれそうですが。三浦しをんを最初に読む本としてはおススメできない)
昔のおとぎばなしからヒントを得て、ということらしいですが、それは別にどうでもいい感じ。それよりも・・・!な感じ・・・ネタバレになっちゃうので書きませんが・・・
少しだけつながっている(リンクしている)短編連作、というのは私、大好きなんです。しをんサンの筆力も加わって、あぁいいなァ。
最後まで読んで、なるほどと思い、もう一度読みました。深い感動はありませんが、静かな余韻にひたれると思います。
しをんさん大好きな作家さんなので、ちょっと期待はずれかな。とりたててどこをどうと思うことも特になく、誰かに感情移入することもなく、さらっと読んでしまった。
昔話をモチーフにしてるけどあまり関係もなく、それぞれ微妙にリンクしてるけど、それほどでもなく。
語り手、語る相手、語り方がそれぞれ違ってて、ある意味作家的な実験作なのかな?
特に何がどうってことはなくさらりと読む。なかなか個性的な登場人物たちも出てくるから、それなりに楽しめたかな。
伊坂幸太郎さんの『終末のフール』みたいだなと思った。
短編集と見せかけてのオムニバスっていうからくり自体は面白いし、性のマイノリティをピックアップしているあたりはそれらしいかな、とは思うけど、果たしてここに、"三浦しをん"としての面白みはあまりない。解説を読んで初めて、自分の中にそれなりのオチはつけられたけど、本編だけでは何かが圧倒的に足りていない。記憶にも特に引っ掛からない。
間違った偏見を持ってしまったが故の勘違いなのかもしれないけど、こんなもんじゃないでしょ、と。もっと捻れるでしょとどうしても思って しまう…。
日本昔話をモチーフにした、現代の「むかしばなし」。 様々な立場の人が、携帯で、日記で、覚え書きで、またあるいはディスクで、カウンセラーや刑事やロボットなど、「誰か」に語った7つの短編集。 何かしら傷を持っている語り手たちの、ゆるやかで哀しい告白。その裏で静かに進む地球の滅亡。 3ヶ月後に隕石が衝突する。脱出のためのロケットに乗れるのは抽選で選ばれた1千万人だけ。 ロケッ... 続きを読む »
短編思いきや設定が繋がっていて思わず読み返した。
でもやっぱりこれは、新井素子を思い出す感じ。
チグリスとユーフラテスとか、でっかい金魚が出てくるやつ。
うーん。
今「昔話」を書くとしたらどんな話を書きますか?
三浦しをんがそんなテーマで挑んだ本格小説。
衝撃的で怖い。
だが、今昔話が生まれるとしたら、この作品集のような物語が生まれるのかもしれない。
タイトル、『むかしのはなし』はその暗示なのだろう。
■書名 書名:むかしのはなし 著者:三浦 しをん ■概要 日本の昔話を現代風にリライト(再構築)した一冊 ■感想 物語の構成が面白いです。 短編が全てリンクして連作となっているという感じです。 (収録されているのは、短編が6話と中編(最終話)が1話です。) つまり、全ての短編でお話しは違うのですが、その時代背景は一つ に統一されており、第4話から本流(三... 続きを読む »
昔話ではない『むかしのはなし』。
過去を語り始める事が物語りになっていく。
昔話をアレンジし現代風に描く事、独白調の描き方などアイデアは面白い。
でも三浦しをんはもっと凄いはず。
短編かと思いきや長編!
途中で気が付いて思わず読み返しちゃいました。
タイトルから昔話の現代風か?と思いきや、単純にそうでもないんですね。日常に近いような、でもSF風な、不思議な感じでした。
個人的には「ロケットの思い出」「懐かしき川べりの物語せよ」がよかった。とくに「懐かしき〜」のモモちゃん。
やったらめったらフルーツサンド食べるので可愛くていい。笑
寂しいけど、すっきりした終わり方でした。
伊坂幸太郎氏の「終末のフール」と、森見登美彦氏の「新釈・走れメロス」を合体させたような感じでしょうか。
短編集ながら、それぞれが微妙に関連していて、何ともいえない良い感じです。地球の終わりが近づいてきてもジタバタせずに運命を受け入れている登場人物達が魅力的で、中でも最後の話に出てくるメンバーが一番好きです。
まさに「いまはむかし」を体現した逸話集。短編だが、それぞれの物語のまえに、かぐや姫やもも太郎などがまとめられており、そこから新たな人物による新たな物語が続く。よく練られた試みだと思う。
「天女の...
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