- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344427129
感想・レビュー・書評
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この時代に妾専門にあっせんする職業的ものあったのか疑問視する。口入れ屋が実際に斡旋していた事はあるが
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「妾屋昼兵衛女帳面」シリーズを読んでなかったのだが、
作者 上田秀人氏の「表御番医師診療禄」等を読んでいたので、手に取った本である。
このような商売が、あったのだと、、、初めて知った。
そして、昼兵衛の仕事への矜持が、良い。
今まで、剣法を知らなかったが、人は己の右へ逃げるものを追いにくい。と、、、
獲物を右手中心で扱う限り、避けようのない事態であり、右手に獲物を持った状態で、右へ敵を追うには身体を大きく開く形となって、武器に力が、入らなくなる。
『剣の理』である、とは、なるほどと、思ってしまった。
『金打』(きんちょう)という言葉と、その約定を破った時は、切腹という決まりも・・・・
男性の描く時代小説の面白さが、色々出て来て、物語りも秋、冬、春、夏の季節に合わせて描かれており、すらっと読めてしまった。
最後の相模屋をビシッと、お灸をすえた所が、又良かった! -
「妾屋昼兵衛女帳面」シリーズの外伝。
事件の謎解きが気になって、一気に読んでしまうシリーズ。
解決法がすかっとしているので、読後も気持ちよい。
昼兵衛が、妾屋を譲っても良いと思っている相手とは、大月新左衛門なのかな。
またいつか、続編が出る事があったら読みたいです。 -
妾番の二人は凄腕ですね。
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淡々の4つの案件をこなすが、妾屋の本質を語る構成が憎い
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激闘を潜り抜けた妾屋昼兵衛たちのその後を描いた番外編。妾奉公なんて、と思ってしまうけれど、色々な思惑があってのことなんですね。面白い職に眼をつけたなぁと思っていたシリーズでした。強かという言葉の似合う昼兵衛をシリーズだけでは勿体無いと作者も考えたのかもしれません。