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みんなの感想・レビュー・書評
(88レビュー)
70点。10の新興宗教(本書では新宗教と呼ぶ)を選び、それら団体の来歴や教義、組織形態を客観的に概説した一冊。深く知る必要はないと思うけど、これくらいは知っててもいいんじゃないかなぐらいの感じ。
「吹奏楽の甲子園」と言われる普門館って立正佼成会の施設だったんだと初めて知った。ブラバンの憧れは言葉通り「聖地」だ。
社会が変われば不満の中身も変わるし、どういった人々が不満をもつかも変わる。宗教がそれら人々の受け皿になるんだとすれば、今後も新たなる新宗教が生まれるだろうし、それは時代を映す鏡にもなるのかもしれない。
新宗教とて突然湧いて出てくる訳ではなく必ず伝統宗教の流れを汲んでいる事、元となった伝統宗教の違いによってそれぞれの新宗教の性格も異なってくる事など、さすがに宗教学者の書いた本だなと思わせてくれる。
しかしこんなに客観的に各新宗教の歴史や教義を分析できる島田氏は、かつてあのオウム真理教の危険性に気づかず擁護していた。つくづく宗教って怖いなあと思ってしまう。
『葬式は、いらない』(幻冬舎)を書いて話題になった島田さんが、日本の10大新宗教を解説。「新興宗教」とはかかず、あえて「新宗教」と呼んでいる。
新興宗教も一種の企業みたいなもんで、組織論で語れるものなんだなって感じ。余談だけど、電車の中でこの本読んでたら、近くの席の人に(宗教に)勧誘されそうになったw やっぱり偏見は取れないわ。(偏見を取り除くために書かれた本でもないんだけど)
新宗教(新興宗教)についてわかったようなわからないような。
わかったこと
・従来の宗教との類似性、違い
・各新宗教の教義(系列)の違いと関係
・新宗教の発展理由
わからない
・新宗教の目指すもの(創価学会は何となくわかった)
・宗教を起こす、教祖となる理由
新宗教についての一般教養として、なかなか面白い本で、スムーズに読了できた。 普通の人は、お葬式は仏教、結婚式はキリスト教、正月は神社と、あまり宗教に興味を持たないで儀式として受け入れている。一部の熱心な信者以外は宗教についての知識はあまり持たない。それらの熱心な信者であっても、全体の宗教の体系的な知識を持っているわけではない。 本書は、わが国の主要な新宗教10教団を選んで、その開祖や教団... 続きを読む »
新書の形態で10つの新宗教の特徴など詳細を知れるのはありがたい。智弁和歌山が新宗教の学校って知らなかったし、私立美術館も教団の美術館があるとは知らなかった・・・。単に私がものを知らなかっただけかもしれないけど、名前だけ聞いただけでは宗教ってわからないもんだと思う。私にとっては実は宗教でした!というものが多いなと感じる。
名前程度でも知っていたのは4つくらい。
「新興宗教=教祖が神」みたいなイメージがあったけど、実はそうでもないということがわかったのは勉強になった。
そして、新興宗教は古くからある宗教を土台にして出来ているということも勉強になった。
しかしながら、この本をちゃんと理解するには基本的な宗教と歴史、あと多少の地理の知識があった方が良いと思う。
他の色々な本を読んだ後再度読み返してみたい1冊
天理教,大本,生長の家,天照皇大神宮教,立正佼成会,創価学会,世界救世教,PL教団,真如苑,GLAという,10の新宗教について,その成り立ちや仏教等との関連,他宗教との違いなどを解り易く説明している。 新宗教は,社会問題となる時にしか我々の前に出て来る機会はあまりなく,病気の治療法,予言などがきっかけになっている事が多い。このため,破壊的なカルトとして私も捉えてしまいがちだが,そんなことはない新... 続きを読む »
宗教のざっくりした解説本。思想を細かく語らず、成り立ちなどの歴史をできるだけ客観的に書こうとしている。しかし最後の方にも書いてあるが、解説対象を10個選んだ基準があいまいでナゼ選んだのかが分からないため、そもそも客観的ではない。また、オウム真理教のようなものは除外したとあるが、その理由もうやむやなのが惜しい。入門書としても失敗していると思うので、薀蓄を得たい人、真面目に学びたい人は別の本が良いと思う。宗教額を学んだ後の復習として使う人なら、かろうじて役に立つと思う。
●面白かった点
色々な宗教をざっと解説している点。
●気になった点
宗教の成り立ちなどを客観的に述べようとしているが、作者の意見がところどころに混じっていて、どれが客観的でどれが主観的な意見なのかがはっきりしない。また、各宗教の比較(例えば規模など)がないので、全体にだらだらとしている。
・日本人が自分たちのことを「無宗教」と考えるのも、イスラム教徒と同様に、生まれた時から日本の既成宗教の信者になってしまっているからである。・・・現実には神道と仏教にかかわり、その儀礼に参加しているわけで、その点では、ユダヤ教徒やキリスト教徒さらにはイスラム教徒の場合と変わらない。(pp22) ★特定宗教に属しているわけではないから、無宗教というしかないっていうことかな。必ずしも論理必然ではないけ... 続きを読む »
創価学会や真如苑などの、日本の新興宗教の成り立ちから現在までの歴史をざっと解説してくれている。こういう本はwikipediaのコピーっぽくなりがちだけれど、10個並べて一冊の本にしているからこその意義がきちんとある。この新宗教は他の宗教とどう違うのか?何が強みなのか?それが島田裕己なりの観点からきちんと書いてある。ただの概要書に収まっていない良書。
県立図書館。
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