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(3レビュー)
渡部昇一による監修にて復活した完訳版。
下巻においては成長した溥儀と共に国家の体を失った清朝が崩壊し、保護を求めて日本大使館へ身を寄せるまでが綴られる。
東京裁判においてソビエトからの圧力に屈し、自らが満州国において日本の傀儡だったと述べたが、その発言を聞き溥儀の弟も憤慨したように関東軍も溥儀を利用する目的もあったが、溥儀らとしても清国再建の為に日本の軍部を利用したのが歴史の真実であった。
日本大使館に身を寄せた際に日本側の対応としては厄介な人間が転がり込んできたような印象であり、当初から溥儀の存在が日本側にとっても有効な存在ではなかったことが立証される。
日本だけを悪者扱いにすることが目的の東京裁判においてジョンストンの手記が意図的に資料として扱われなかったが、このジョンストンの手記が示すように溥儀による満州国建国は決して日本側からの一方的な傀儡策でなかった。
2010-07-09
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