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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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社会が完全じゃないから、人間は生きていけるし、社会も回っていく。常に前に進んでいける。完全になってしまったら、社会も人間もそこで止まってしまう。ぼくたちは、永久に不完全な存在だからこそ、永久に完全さを求めて前に進むことができる存在なんだ。それを忘れないでおこう。
― 229ページ -
「選ぶ能力」がとぼしい学生は、選択肢が増えたところで幸せになれない。
社会のことも、自分のことも、ロクに知らない学生が、「もっと自分に合った仕事がほかにあるんじゃないか」みたく永久にさまよい続ける。「もっと自分に合った女の子(男の子)がほかにいるんじゃないか」と永久にさまようのと同じことで、正直いって下らない。
― 109ページ -
ぼくが、就職活動をひかえた学生に、いつもいっていることがある。それは「自己実現できる仕事があるという考えを捨てろ、そんな期待を持てば持つほどがっかりする。そうじゃなく、どんな仕事をするんでも『自分流』にこだわることだけ考えろ」ということだ。
あるいは「これさえあれば十分」という考え方をしろということだ。自分は何があれば幸せな人間なのか、そのためにどんな生活ができればいいのかをはっきりさせ、「それにはこれくらいのお金と時間があれば十分」というふうに考えて、割り切って仕事を探す。
― 112ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(116レビュー)面白かった!最近本質について考えることがなかったから、身につまされました。 一定の訓練をすれば、単純なものは必ず気持ち悪く感じられるようになる。単純なものを好む君は、何かをかくされてしまう。かくしているのは、他人ではなく、君自身だ。 14歳には難しい。20代の私でも難しいです、いい意味で。手元に置いて読み直そうと思います。
14歳に俺が読んでいたら理解できたろうか?と自分に問い続けながら読みました。
内容的には、「なるほど」と納得しつつも、「アニメ世代の社会学は生きる力になるか?」という疑問を行ったり来たりで疲れました。
もっともらしいことをアレコレこねくりまわす宮台節よりも、巻末にあったオススメSF小説の方が非常に面白かった。
宮台氏が、自分の子どもが14歳になったら、自分はどんなことを語るだろうか?ということで書いた本らしい。
しかし、P211「アニメ『ガンダム』の「ニュータイプ」みたいな存在だと考えていい。」というのは、10年後の子どもに伝わるのだろうか?www
それはさて置き、内容は深い。
「みんな」という前提条件が崩れ、他者から認められる「承認」、失敗しても大丈夫という「尊厳」が得られにくくなり、「脱社会的存在」が出てきたこと、現代の恋愛とは?ルールとは?人に影響を与えるとは?社会とは?世界とは?本物とは?ニセモノとは?を明確に切り取っている。
14歳が理解できるかどうかはわからないが、14歳だけではなく、これからを生きるわかものは元より、小さな子どもがいる夫婦はぜひ読んでほしいと思う。
○
民主政治の堕落を批判する衆愚政治
選ぶ能力がないと民主主義は不幸を生む
他者から認められる(承認)→失敗しても大丈夫(尊厳)→試行錯誤(自由)→承認
感染動機が大事。「すごい」
藤原和博の「よのなか科」
社会学とはなんぞや?ってこれがあれば便利!!私がガキの頃出してよ!!みたいな。14歳とはいわず、社会の仕組みを理解する為にはまず読みましょう。
★「承認」→「理解」ではない、
「理解」→「承認」なのだ。
☆「理解」することからはじめよう。
◎「試行錯誤」だけが役に立つ。
承認と理解。ギブアンドテイクか、テイクアンドギブかの問題。まず最初に自分が相手を理解することが大切。
自分が最低限必要なものは何か。そこを考えのスタートとする。
感染動機がもっとも重要。自分の血となり肉となる。
愛に包まれた関係を続けられるかどうか。いっしょにいて楽しくて落ち着ける人。
経験とは「数」じゃなくて「深さ」が大切。
「社会」を超えて「世界」に触れること。
ぼくたちは、永久に不完全な存在だからこそ、永久に完全さを求めて前に進むことができる存在なんだ。ーあとがきより
【読書】社会学部であった大学時代、色々読んだ宮台真司。図書館で見かけて懐かしくなり手にとる。題名は14歳からの社会学だけど、今読んでかなり示唆がある。思うに、著者がいう「感染」=「自分もこの人のようになりたい」と思う感情は本当に大事だし貴重。著者にとっては小室直樹だし、廣松渉であるが、感染とまでとは言えないかもだけど、自分にとっては丸山真男を高校時代に「日本の思想」の「であることとすること」を読ん... 続きを読む »
世の中を好き勝手論じた本を読みたかったのがひとつ。
宮台真司がどんなことを話す人なのか気になっていたのがひとつ。
友人と話すネタがほしかったのがひとつ。
宮台先生、予想よりややノスタルジックな一面を見せつつも、
まったく仰る通りである。
14歳の、と付くだけあって、その手前からその親に向けているのだろうと感じる部分もあったが、旅の友には充分な内容だった。
高3の時に読んだ本。衝撃を受けた本。
この本を通して「社会学」という学問の存在を知った。
当時、思春期。世の中あらゆる理不尽などに疑問を抱きまくっていた。
そしてこれらのフラストレーションや理由に対して答えてくれる存在なんて無いと思っていた。
そしたらあった。社会学。世界を説明してくれると思った。全ての疑問に答えてくれると思った。
実際、無知だった当時はあまりの衝撃に過大評価しすぎたかもしれないが、今でも社会学は大好きだし、なんなら知性の総合芸術だとも思っている。
そして宮台さんのファンにもなった。
この学問を学んでいる限り、自分の知識に対して傲慢になる事もなく謙虚でいられる。
僕の人間性を構成するのに凄く影響を与えてくれた本です。
大学1年の頃に読んだ本。
「人を信頼する」ことについて、考えてた時期があった。
「理解しあいたい」「わかりあいたい」「信用できる相手でいてほしい」的な、今まで持ってた欲望が、じつはとても危険なものじゃないかってことに、あるとき気づいた。本書でいう「期待水準」と「願望水準」のギャップを感じたときだった。そんなふうにあれこれ考えてるときに、この本と出会っていろいろ学ぶことができた。
けっこう何回も読み返したけど、そのたびに新しい発見があって面白い。
宮台を知らない頃に読んだから「横書きだし文章も話し言葉で平易だし、若者に寄り添えるイカしたおっちゃんなんだ」と思った。特に宮台の主張を押し付けられるわけでもなく、わかりやすく解説してあるので軽い入門書としてはおもしろいアプローチ。
学ぶ動機には3ある。
1つは競争動機。2つは理解動機。前者は競争に勝った瞬間の喜び、後者は理解できた喜び。これらの「瞬間」を求めて、やる気を起こす。
だが3つめの「感染動機」は違う。これはスゴイ人に「感染」して何かをしている時間がすべて喜びに変わる。瞬間ではなく。
この感染動機だけが砂粒のごとく知識の断片的な知識を本当血肉化してくれる。
まえがき これからの社会を生きる君に
1 〔自分〕と〔他人〕 …「みんな仲よし」じゃ生きられない
2 〔社会〕と〔ルール〕 …「決まりごと」ってなんであるんだ?
3 〔こころ〕と〔からだ〕 …「恋愛」と「性」について考えよう
4 〔理想〕と〔現実〕 …君が将来就く「仕事」と「生活」について
5 〔本物〕と〔ニセ物〕 …「本物」と「ニセ物」を見わける力をつける
6 〔生〕と〔死〕 …「死」ってどういうこと?「生きる」って?
7 〔自由〕への挑戦 …本当の「自由」は手に入るか?
8 BOOK&MOVIEガイド …SF作品を「社会学」する
あとがき いま〔世界〕にたたずんでいるかもしれない君に
≪目次≫ 1. 【自分】と【他人】 …「みんな仲よし」じゃ生きられない 2. 【社会】と【ルール】 …「決まりごと」ってなんであるんだ? 3. 【こころ】と【からだ】 …「恋愛」と「性」について考えよう 4. 【理想】と【現実】 …君が将来就く「仕事」と「生活」について 5. 【本物】と【ニセ物】 …「本物」と「ニセ物」を見わける力をつける 6. 【生】と【死】 …「死」ってどういうこ... 続きを読む »
正義感ぶらず好きに生きていいんだって思った本です。正統派の社会学という感じではなく、社会学とはなんなんだ?と思う本でした。
おそらく今一番有名であろう社会学者が中学生向けに書いた社会学入門書。ですが年齢を問わず読む価値があると思います。
社会学の基本的な概念はもちろん哲学や歴史にも触れていて、「どう生きるか」ということを中心に筆者が思う職業、性愛、学問などの在り方が論じられています。中学生向けなのでひとつひとつの説明がわかりやすく何よりおもしろいです。
筆者は物言いがきついことで有名な人なので多少極端な部分がないでもない気がしますが、それでもなるほどねーって思わされることの連続です。
巻末に関連のある筆者おすすめの書籍や映画が紹介されているのも嬉しいです。
宮台さんの著作はたぶんこれが一番読みやすい。
何度も読んでてボロボロですが、持ってるので声かけてくれればお貸しします。
【記:山崎】
【在処:自宅】
自分に合ったやりがいのある仕事をできる人はほとんどいないのか、やっぱり。仕事と好きなことは別物で、好きなことをするために仕事をしてお金を稼ぐっていうなら、私はフィクションを思う存分楽しむために働くんだ...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

