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みんなの感想・レビュー・書評
(14レビュー)その名のとおり、政治学における名著のガイド本。この分野に興味を持ったが、右も左もわからない人をやさしくナビゲートしてくれます。とりあえずこのへんの本を読めば大まかな流れはつかめるでしょう。もちろん大まかですのでその隙間をどんどん埋めていく作業は抜かりなくしていきましょう、私も含めて。
元・東京大学学長、現・学習院大学法学部教授の佐々木毅による政治学の「古典」紹介。 【構成】 まえがき Ⅰ 政治の意味 プラトン『ゴルギアス』-「魂への配慮」としての政治 マキアヴェッリ『君主論』-全ては権力から始まる ヴェーバー『職業としての政治』-燃えるような情熱と冷静な判断 Ⅱ 政治権力 アリストテレス『政治学』-政治権力とは ホッブズ『リヴァイアサン』-絶対的... 続きを読む »
激情に駆りたてられて軍事力を行使するのは論外であるとしても、孫氏にはぞくに戦闘に勝って、戦争に負けることになりかねない愚かな行為への警告が数多くみられる。
クラウゼヴィッツの絶対的戦争という概念は国民国家の時代における戦争の現実に立脚した概念であり、敵の戦闘力の撃滅が戦争の目標として登場する。戦争計画としての軍事力の重心の確認とそれへの攻撃と粉砕などがあげられる。
国家のもうひとつの役割はその対外関係にある。ナポレオン戦争と体験し、統一国家を欠いたドイツにとってこの問題は国家の大きな課題になった。
名著を8頁程度で紹介できるのか?との疑問と退屈を抱きつつ、前半部分を読み進めた。しかし、バークの著作にいたって、本書の私の読み方が間違っていたことに気づく。各著は時代とその支配思想に向き合うことによって、いくばくかの普遍性を獲得したのであり、ただちに現代に応用できる部分を求めてはいけないのだ、と。 気になった記述。 ・バークにはフランス革命は「人間の権利」という抽象的原理に基づく革命で... 続きを読む »
久々に読んで面白かった新書だった。「プラトンの呪縛」などの本で知られる佐々木毅教授の本。(理論)政治学の名著30冊を、それぞれの時代背景などを付けて紹介する。西洋政治学に偏ることなく、孫子や孔子、福沢諭吉のような東洋思想家も入っている所が非常に良い点だと思う。
だが一番勉強になるのは、まえがきではないかと思った。政治学の名著に向き合う時に求められる条件として、
「この解があるようでない世界(人間の集団生活の在り方と個々のメンバーの生殺与奪に関わること)について知的なチャレンジを繰り返すことに一定の共感と意味を見出すこと」
をあげる。そして、
「政治についてどう考えるかが政治の現実を構成する要因である、という無視できない現実に思いを致すこと」
がその際に重要になると説く。うーん、含蓄深いお言葉。。
時系列、地域的なこだわりなく、ざっくばらんに名著を30チョイスして、ものすごく短くまとめた本。よく、まとまったなあという感じです。
興味を持った本はぜひ文庫等で読んでほしいですね。安いし。
権力は制度や方法から派生するものではなく、制度や法は権力によって初めて可能になるのである。p27
ポリス→強者による弱者の支配ではなく、勝れた人間(金銀を内に持つ人間)によるより劣った人間(鉄と...
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