モーツァルトの場合は、彼が最も奇想天外な、余人の想像を絶した着想を示すとき、それはまた、最も論理的なやり方になっているときなのである。そうして、それがまた彼の空前絶後の音楽性の自然な発露に通じるのだ。要するに、彼にあっては、大胆さと確実さとが、自然に、一つになっている。モーツァルトの芸術の最高の美しさは、そこにあるのではなかろうか。 ― 476ページ
クラシック音楽が好きな人は是非読んでください。
稀代の音楽評論家の「好きな曲」。 「好きな曲」なのだから、当然そこには個人的な好みが反映されている。筆者の場合は、全般的に室内楽や器楽曲、作曲家で言えばモーツァルトとベートーヴェンがかなりお好きであるように思われた。 とりあえず、ヤナーチェックの『利口な女狐の物語』と、フォーレの室内楽を買うことにしようと思う。