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みんなの感想・レビュー・書評
(19レビュー)
調理道具にこだわり、頂く器や雰囲気にもこだわり、食材はとことん食べ尽くす。これぞ、贅沢中の贅沢かも、と思ってしまった。
「買物71番勝負」と同じく、読んでるうちに、いろいろ欲しくなるから困る(笑)
特に、まあるい味が生まれるという「蒸籠」にあこがれる。。。
日常のなかにある、買えない味。いわゆる「おうちごはん」、もっともっと大切にしないと・・・。
ほのかに香る風味文章。
気どらず読みやすい、
ついさっき夕飯に作り置きの南瓜のポン酢漬け、切干大根と玉ねぎの味噌汁、鶏の炊き込みご飯を食べて、
あと一品これでも読むかみたいな。
そんなのりでございました。
平松氏の得意とする食に関するエッセイ。日常の中で使う食の道具や食べ物等を彼女の感性と経験で文章にしている。こんな些細な事というようなものや事柄でも平松氏の手にかかるとボキャブラリーの豊かさ表現力で別物のように輝いてくる。私と同年代の筆者だけあって子供の頃の食に関する思い出に共感。長い間主婦として家族の食を預かってきた人らしい食事への思い入れもわかる。これも私が同年代だからだろう。食に興味のある人には読んでほしい1冊。
相変わらずシンプルシックで凛としていてちょっぴりユーモアもあってという路線なのですが、文章が全然胸に飛び込んできません。写真は日置武晴さんで、さすがに巧いです。
この人が書くものは何でも魅力的に映るけど、
この本の中で一番惹かれたのは蒸籠。
「鉄瓶で沸かした白湯を二杯か三杯。
ひと心地ついたら卵を三個溶きほぐし、鶏ガラスープと塩、ほんの少しの醤油を加えて混ぜ、どんぶりに注ぎ入れる。じゅうぶんあったまった蒸籠の中にどんぶりを置いてから、待つこと十五分。
「できたよー」
五臓六腑にしみ渡る朝のほっかほか、いつもの卵蒸しができました。」
鉄瓶で沸かした白湯、陶器の飯櫃、四角い保存容器と、リネンのクロス。
タッパーを持ってお肉屋さんに行くこと、木の弁当箱に和菓子を入れること、ズラリと並ぶ茶筒と、気の利いた手土産。
なんてことないけれど、憧れの暮らしぶり。
自らお皿を洗ってくれる旦那さんもね。
日ごろ近くにありすぎてよさとかありがたさを気づきにくいものに対する愛情のつまった一冊最初は愛が深すぎてちょっとついていけなかったけどすぐに「ああ いいな」とわかるように途中2ヶ所にステキな写真があるのだけれど私が気になるものの写真はなかったのでガックリああ 冷ゴハンを味わったり上手に育てた鉄瓶で沸かした白湯を飲んだりしたい
食にまつわるエッセイ。
「danchu」に連載されていたものをまとめた一冊。
晒しのお話しには、なるほどと感心し、
お盆のお話しには、分かる分かると妙に納得。
調理器具選びのヒントも。
彼女の書いた他の本にも共通していますが、
読み終わった後は、ほんわか優しい気分になれる本です。
買えない味。そのおいしさは日常のなかにある。この本の魅力は、上記の「あとがき」の一節に収斂する。ていねいに、心を込めて日常を生きよう、と想い出させてくれる1冊。
山田詠美氏が選んだドゥマゴ文学賞は、小説ではなく、食のエッセイ。凛と生きる。どのエッセイも最後の1行、もしくは段落がスバラシイ。「捨てたいなら棄てましょう。捨てたくないなら手を組みましょう。ぐずぐずうじうじ、腹が据わらないのが一番みっともない。」
食とその周辺に纏わるエッセイ集。
内容も然ることながら、とにかく文章が粋で読んでいて溜息が出てしまう。
また作中に挿入されている写真も美しい。
器や調理器具に対する作者の深い愛情が窺い知れるエッセイ集。
この方はきっと生活自体をも愛しているに違いない。
豊かな生活と言うのはこういうことを言うのだろう。
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

