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みんなの感想・レビュー・書評
(7レビュー)
エラリー・クイーンが書いた実録犯罪記とか。
事件というのは時によって小説を越える。
いやむしろ、表層では単純でしかない事件も裏をさらうと非常にややこしいことになっているのかもしれませんやな。
エラリー(主にリーが書いたという!)の犯罪実話集!おもしょかった!
帝銀事件も掲載されているじゃないか!
事件の中の女編では「事実は小説よりも奇なり」だと実感できます。無罪を勝ち取った限りなく黒に近い女の末路とかね、ドラマってテレビや小説の中にあるのではない、日常生活の中に満ち溢れているんだって感じさせられました。
それにしても。
創元推理社文庫を読んだ後に講談社文庫を読むとなんて字が大きいんだ!と驚いてしまう。
世界各国で聞きこんだ珍しい犯罪を集めた1章と、著者お気に入りの犯罪実話をドキュメンタリー形式で紹介する2,3章からなる、実話ベースの犯罪小説集。帝銀事件なども含まれる1章がだんぜんおもしろい。もはや伝説に近づいた話の、無駄のない美しさ。2度読むと、さりげなく張られた伏線ににやりとしてしまう。これに比べるとドキュメンタリーのほうは、引き締まった魅力がなくて今いちであった。話としての完成度が低いのだな。なにしろ未解決だったりするし。まあ、‘話’じゃないから仕方ないのだが。
美味なる犯罪を求めて世界を周遊する名探偵エラリー・クイーン。行く先々で供される珍味佳肴は異彩を放つものばかり。フランスで名警部の秘話に耳を傾け、日本の帝銀事件に仰天し、カジノにまつわる斗柄もない話を仕入れ、聖地エルサレムの未解決事件に真相提示を試みる――。『エラリー・クイーンの国際事件簿』『事件の中の女』の二集に併せて、ハリウッドを巡る摩訶不思議な「テイラー事件」、ファイロ・ヴァンスひいてはエラリー・クイーン誕生の契機となったエルウェル事件を描く「あるドン・ファンの死」を収録。本格ミステリの巨匠クイーンが、実話に取材し周到な手順でデータを提供、意外な真相に導く手練の妙技を見せる。
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