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みんなの感想・レビュー・書評
(15レビュー)
文体がプツン・プツンときれて、
違和感があり、期待外れだったかなと思いつつ読み進めました。
途中、この文体がすんなり頭に入ってきて
ストンと心に落ち着く感じになって作品を味わうことができました。
一番好きな作品は「文学の冒険」です。
久々に「この人の本は何でも読みたい!」と思う作家に出会った。 ロベルト・ポラーニョ! なんだろう。なんだろう、この感じ。 解説に「ウディ・アレンとタランティーノとボルヘスとロートレアモン を合わせたような奇才」と書いてあったけど、まさしく私が思い出したのはウディ・アレンだった。 最近彼の「夢と犯罪」を観たからかもしれないけれど、きっと彼の作品を映画化したらウディ・アレンみたいになるのじゃ... 続きを読む »
豊崎由美さんが薦めていたのがきっかけで。
ひとつひとつの短編の量は少ないのに、すごいインパクト!
そのとき何を思った、このときどう考えた、とか内面のくどくどしい描写の代わりに、「~をした」「~をした」という動詞の羅列。簡潔に書かれているようだけど、そこには確かに一人の人間の人生があるんですよ、ね・・・。
頭が悪い人にはもちろん書けないし、読むのも困難な小説だ。私、読むの大変だった・・・。
改行が少なくてページに文字がみっちり詰まっているのも嬉しい。
短篇集。 読み始めてすぐに、あぁ、この作家は好きだ、と思う。 柔らかでナイーブな語り口、時折のぞくユーモア・・・・ 冒頭の「センシニ」にまず心を掴まれる。 スペインに亡命中のアルゼンチン人作家と40歳も年下の若者との、文通を介しての友情を描いた作品であるが、淡々とした語りのなかに、一度も顔をあわせることのなかった年上の作家への深い敬意と、不如意な生活に対する悲しみとが切々と感じられ、胸... 続きを読む »
待望のブーム後のラテンアメリカ文学の邦訳。
代表作の『野生の探偵たち』を読む前に、積んであった本書を読んだ。
全体的に、日常に存するひずみというか、不安というか、そういったモチーフを扱っているあたり、なんとなくコルタサルあたりと似た雰囲気を感じた。
著者本人の実体験に根付いているんだろうな、と読者に伝わってくる迫真性がある。
『バルの入り口にはいつもジローナの麻薬中毒者たちが大勢たむろしており、地元の不良少年たちが周囲をうろついているのを見かけることもしばしばだったが、アンはサンフランシスコの悪党たち、本物の悪党たちのことを思い出し、僕はメキシコ市の悪党たちを思い出して、二人で大いに笑ったものだが、今となっては、正直、何を笑っていたのか分からない。たぶん自分たちが生きていることがおかしかっただけなのだろう。』-『アン・... 続きを読む »
よいできだった。構成がほんとに独創的というか、多くの作品が伝聞形式なのだ。
「センシニ」ではセンシニの書く手紙がストーリーを作る。「ジョアンナ・シルヴェストリ」はすごく好き。病院に入っている彼女に刑事?が人捜しに来るが、彼女はその人のことをほとんど知らない。で、徐々に回想シーンになって、かつての名優だった男の話になっていく。無愛想にせっせと話が展開するのだけど、一瞬の間に余韻を含ませて、年老いた名優が輝く瞬間を作る。
二〇〇三年五十歳という若さでポラーニョさんは亡くなってしまって、残念だ。
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