- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569616148
作品紹介・あらすじ
「IT時代のビジネスモデル」を狙う前に、幸せ観、歴史観、世界観を宣言しなかったら、ものをつくることも売ることもはじまらない。ネットを通じて「個」と「個」がつながる時代だからこそ、「お客様は神様」原則を乗り越えなければクリエイティブな市場は育たない。『ほぼ日刊イトイ新聞』を一日のアクセス三〇万を超える人気サイトに育てるなかで糸井重里に見えてきた、これからの仕事、これからの生活。だれも教えてくれなかった「インターネット的」世界の秘密がこの一冊に。
感想・レビュー・書評
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9年前の書とは思えない。たぶん今だからこそ理解できる本。これからの世界で生きていくための必読本。
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よげんの書かもしれない。
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インターネットの世界ってなんなんだろう、どんな可能性があるんだろうということを、この2001年の段階で看破してさらに未来も見通していて、それをインターネット的なものという視線で、新たな概念として紹介し、ヒントをくれる良書です。ちなみに再読です。
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2001年なので、もうずいぶん昔の話。インターネットが一般的にも普及し始めて、でもまだダイヤルアップ接続で、という時代。技術的視点からではなくて、ユーザ視点からのインターネットの可能性について言及しているので、内容は全然古臭さを感じさせない。技術ありきのWeb2.0とか云々言ってる専門家の話よりよっぽど役に立つ。こういう人の描いていることをうまくシステム化することが大事なんだろうなぁ。システムオタクの言う未来なんて、あんまり魅力が感じられなくて・・・。
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「ほぼ日」の糸井重里が、インターネットおよび、「インターネット的」世界、ものごとや仕組み、コミュニケーションについて語る新書。
インターネットユーザーとして、「ほぼ日」を運営するコンテンツプロバイダーとして、かつダーリンことコンテンツクリエイターとしての糸井が、ウェブ•インターネットについて書いた本書は、言葉こそ糸井独特の妙に簡単で愛着のある表現だが、ロングテールやソーシャルといったウェブのエッセンスを的確に捉えていると思う。
仕組みを作り出している「あちら側」よりのエンジニアやIT系のライターが書く記事と異なり、仕組みを上手く使っている「こちら側」のユーザーとして書かれた本書は共感する部分も多い。
最後の方はちょっと観念的な話題で飽きてきた。
•プロローグ
なぜいま、インターネット的なのか
•第1章
インターネット的 ー 「リンク•フラット•シェア」する生き方•考え方
•第2章
インターネット的でどうなる?
•第3章
工業化社会からインターネット的社会へ
•第4章
インターネット的思考法
•第5章
インターネット的表現法
•第6章
インターネットの幻想
•第7章
消費のクリエイティブを!
•エピローグ
「インターネット的」時代のゆくえ -
銀と毛
最初は意味わからなかったけど納得!
イチローと中田は銀!
いまのサッカー日本代表は結構毛かな!
糸井さんは、真面目にふざける天才だと思う。 -
一回読みたかった糸井さんの本。やっぱり読みやすくてわかりやすくて好きです。
後半インターネット的が関係なくなってきたりしてきた感じもするけど言ってることはすごいおもしろかった。正直者がばかを見ない社会だったらいいなとか、考えて消費をする時代だとか、考え方がしっくりきて読んでて楽しかったです -
2002年初版のITものとしてはちょっと前の本になりますが、いまでも十分役に立つ本です。さすが糸井さん、ネット社会の本質を鋭く突いていらっしゃる。クリエイターの生き場所、これからの消費の動向など、この本が出てからもう8年も経とうというのに、現状がそれほど変わっていないというのは、所詮ネットも人間が使ってなんぼということ。人の行動や思考が当時とそれほど変わっていないということですね。ネットワーク作りでビジネスや活動を広げたいと思っていらっしゃる方にお勧めの本です。分類、悩みましたがビジネス書にしました。
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(2005.04.19読了)(2004.08.06購入)
コピーライターの糸意重里さんが、「ほぼ日刊イトイ新聞」の経験を元に、インターネット的を考察した本です。4年前の本です。
インターネット的と言うのは、インターネット自体がもたらす社会の関係の変化、人間関係の変化みたいなものの全体を指す。
インターネット的のキーワードは、「リンク」「シェア」「フラット」です。
●商品環境
「商品は、それ自体「単体」で価値を持つ事はできない。シャネルの香水を灯油缶に入れて売り出したら、もうシャネルの香水とは呼べない。商品というのは環境を含んでの商品なのだから、お客さんはその環境全部を含めて求めている。」
●問題発見法 「寝返り理論」
無意識で感じている不自由を見つける。
「人間は、眠っている間、何度も何度も寝返りをうっています。意識的にではなく、全く無意識にベッドの中で体の位置や向きや姿勢を変えています。ずっと同じ姿勢で寝ていると、床との接触面の血流が悪くなるでしょう。寝返りは血液を常に円滑に流そうとする無意識の動きなのです。」
●生産と消費
「絵を描いたピカソと、それを鑑賞した人々がセットになってピカソの価値は生まれたわけです。」
●正直は最大の戦略である
どういう戦略を持った人間が、?ゲームの勝利を得るか
「相手をだましたり裏切ったりするプレイヤーよりも、正直なプレイヤーのほうが、大きな収穫を得る」(「安心社会から信頼社会へ」山岸俊男著、中公新書)
●僕にとってのインターネット
何かわからにことがあれば、辞書をあれこれひっくり返して調べていたけれど、今はインターネットで調べています。たいていの事は分かります。
どこかへ出かける際の路線の調査にも利用します。展覧会の内容、会期、開館時間などもわかります。
本の購入、CDの購入もインターネットを利用します。中古の本、中古のCDは、別ですけど。
著者 糸井 重里
1948年 群馬県生まれ
法政大学文学部中退
1975年 東京コピーライターズクラブ新人賞受賞
(「BOOK」データベースより)amazon
「IT時代のビジネスモデル」を狙う前に、幸せ観、歴史観、世界観を宣言しなかったら、ものをつくることも売ることもはじまらない。ネットを通じて「個」と「個」がつながる時代だからこそ、「お客様は神様」原則を乗り越えなければクリエイティブな市場は育たない。『ほぼ日刊イトイ新聞』を一日のアクセス三〇万を超える人気サイトに育てるなかで糸井重里に見えてきた、これからの仕事、これからの生活。だれも教えてくれなかった「インターネット的」世界の秘密がこの一冊に。